新型コロナウイルスの影響で在宅勤務を中心としたテレワーク環境を整えたお客さまが非常に多いと思います。
モバイルPCの用意、VPNの増強、会議ツールの導入などなど、さまざまな準備をされてきたのではないのでしょうか?
そんな中、情報システム部門の担当者さまの負担を増加させているのは以下のようなことではないでしょうか?
上述に加え在宅勤務が多くなる以前でも、PCセキュリティーの基本である Windows Update のタイムリーな適用・管理は大容量のアップデータ配信の問題もあり、情報システム部門の課題だと当社も頻繁にお聞きしていました。
ましてや社外にある在宅勤務PCへ適用・管理となるとさらに頭を抱える問題です。
Windows Update を怠ると脆弱 (ぜいじゃく) 性が高まり、外部からの攻撃~情報漏えいなど企業に多大なる損害が生じる可能性もあります。
本コラムでは Windows Update の課題と在宅勤務を中心としたPCの効率的な運用対策をまとめましたので、ぜひご覧ください。
Windows 10 の Windows Update で悩まれている情報システム部門の担当者さまは非常に多いのではないでしょうか?
半年ごとにリリースされる Feature Update (以下FU)、1カ月ごとにリリースされる Quality Update (以下QU) の適用は、通信負荷が高まり業務に支障が出るなどさまざまな問題があります。
ただアップデート適用を怠ると以下のようなリスクがあります。
Windows Update は容量が大きく、配信含め適用管理方法に検討課題がありますが、上述の通り適用をしないと深刻なリスクがあるため、安全なPC運用環境を保つために必要不可欠です。
さらに昨今のコロナ禍で在宅勤務が当たり前になっている中、在宅PCへの Windows Update 適用管理が非常に問題となっています。
具体的には以下が挙げられます。
このような問題があるため、VPN 接続を前提とした在宅勤務PCへの Windows Update の対策も考えなければいけません。
Unifier Cast で社内PCの Windows Update 適用管理ができます。
社内ネットワークにマスターサーバーの構築 (オンプレ、仮想) と対象PCにエージェントをインストールするだけで利用可能です。
Unifier Cast を導入することにより以下が実現できます。
在宅勤務PCへも、通信負荷を高めることなく Windows Update 配信が可能です。
Unifier Cast の「軽量パッケージ」生成機能を利用しますと、FU・QUの大容量のアップデータを含まない「軽量パッケージ」をVPN経由で在宅PCへ配信します。
「軽量パッケージ」に組み込まれた指定バージョンの指示にしたがって、各PCが Windows Update のサイトからダウンロードし、アップデートを実行します。
指定のアップデータをインターネット経由でダウンロードするタイミングは、対象PCがVPNを切断したタイミングまたはスプリットトンネルの環境で直接 Windows Update のサイトにアクセスができる場合です。
上述の機能により在宅PCへの Windows Update での課題であった配信によるVPN通信負荷や、予期せぬバージョンへのアップデートなどの問題がすべて解決し、アップデートのために出社する必要もなくなります。
出社と在宅勤務が混在する場合は、出社時は Unifier Cast で通常配信、在宅勤務時は「軽量パッケージ」の配信することにより、ハイブリッドワークでの Windows Update 適用管理にも非常に有効です。
Windows Update はセキュリティーの基本であり、安全なPC管理のためには必要不可欠です。
現在、社内・在宅勤務PCへの Windows Update で課題を抱えているお客さまは、ぜひ当社にご相談いただけますと幸いです。
鈴木 智也 (横河レンタ・リース株式会社 IT・SS営業推進部 SS案件開拓グループリーダー)
長年に渡り、レンタルビジネス、自社ソフトウエアの提案活動に従事。
現在は営業推進部として、Windows 周りのセキュリティー強化や、工数削減のソフトウエアを中心に提案。
年間数百の企業の情報システム担当者と商談し、そのナレッジを活かしコラム執筆などの情報発信をしている。