PCの型落ち品は今から購入しても大丈夫?

Q.
半導体不足により最新製品が入手しにくいため、PCの型落ち製品を検討しています。
注意点を教えてください。
A.

Windows 11 への対応を注意しながらスペックを選びましょう。
在庫品であればおおむねだいじょうぶですが、3年以上の型落ち品や中古品には注意が必要です。

- 目次 -

1 一世代前の型落ちならOK。 Windows 11 への対応に注意

2 中古品は Windows 11 対応に注意。再生処理やサポートにも注目

一世代前の型落ちならOK。 Windows 11 への対応に注意

世界的な半導体不足は、PCの製造や流通に大きなダメージを与えました。
主要なメーカーでもパーツが入手困難になり、最新製品が入手しにくい状況が続いています。
購入しても、納品までに長期間かかるケースが増えています。

横河レンタ・リースでは、豊富な在庫を維持するために、納期が長期になることを踏まえて早めの発注を心がけています。
しかし、状況は以前とはまったく異なり、これまでに経験したことのないほどの異常事態だと感じています。

確かに型落ち製品であれば在庫があり、短期に納品できるというケースもあるでしょう。
ハードウエアスペックはある程度妥協しなければならないかもしれませんが、それほど神経質になることはありません。
というのも、そもそも Windows 11 への対応が難しい3年以上前の製品は、新品在庫がほとんどないと考えられるためです。
在庫として保管されているのは多くが1~2年前・一世代前のもので、Windows 11が十分に稼働するスペックの製品です。

とはいえ、別途 Windows 11 のライセンス入手とPC製造メーカーとしての Windows 11 の動作保証・検証が無い物が大半ですので注意が必要です。
基本的には Windows 10 の延命利用と考えた方が良さそうです。

もし3~4年前に発売された製品が在庫にあり、お値打ち価格のように見えたとしても、できれば避けたいところです。
スペックが不足しており、 Windows 11 へのアップグレードが不可能な場合があるためです。
仮に稼働しても、快適に利用できないかもしれません。
Windows 10 を割り切って利用するという選択肢もありますが、サポート終了時期が迫っているため、あまりお勧めできません。
この詳細については、「 Windows 10と Windows 11 はどちらを選ぶべきですか?」を参考にしてください。

中古品は Windows 11 対応に注意。再生処理やサポートにも注目

中古品についても同様に、あまり古い製品だとスペック不足で Windows 11 に対応できない可能性があります。
中古は2年以上前の製品がほとんどですから、2022年現在では対応していない製品が多いと考えられます。

もしスペックが足りていたとしても、品質に注意が必要です。
PCは精密機械ですから、長く使えば使うほど故障が発生する確率が高まります。
再生処理が不十分ですと、利用者が不満に感じる可能性もあります。
できるだけ程度のよいものを選択したいところですが、なかなか自分で選ぶことは難しいことかもしれません。

横河レンタ・リースでは中古品販売事業も行っており、主に法人向け製品を幅広く販売しています。
私たちは業界トップクラスの厳しい“外観ランク評価”を適用し、丁寧に清掃を行って高品質な中古PCへと再生しています。
バッテリーも、 Windows マシンは「powercfg」ツールによるテストで80%以上の充電容量が確認されたものに限っています。

当社では2年落ちくらいの比較的新しく程度の良い製品が人気ですが、さすがに在庫は限られています。
ぜひ早めにチェックしてみてください。

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