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「HPE SimpliVity」とサイオステクノロジー「LifeKeeper」検証レポート

HCIをリードする「HPE SimpliVity」で極めて高い可用性を実現
横河レンタ・リースが実機検証した「LifeKeeper」との組み合わせ

HCI市場で大きな存在感を放つ「HPE SimpliVity」

 仮想化されたITシステムのインフラを、よりシンプルかつ運用しやすいものにしたい。このような想いから、HCI(Hyper Converged Infrastructure)を採用する事例が増えている。
HCIとは、一般的なx86サーバーをサーバーハードウェアとして使用し、この上に仮想化ソフトウェアや運用管理ソフト、ネットワーク機能などを統合した「垂直統合型基盤」である。これまでにも同様の「コンバージド・インフラストラクチャ」が存在し、仮想環境を統合する基盤として利用されてきたが、HCIはこれをさらに一歩前進させたものだといえる。それでは従来のコンバージド・インフラストラクチャとは、どのような点が異なるのか。
コンバージド・インフラストラクチャはコンピューティング機能を提供する物理サーバーに加え、SANスイッチとストレージをサーバー外部に接続する「3階層(サーバー層、SANスイッチ層、ストレージ層)」構成にする必要があった。これに対してHCIはSDS(Software Defined Storage)技術を採用することで、各コンピュートノード(物理サーバー)内のローカルストレージをシステム全体で統合し、共有ストレージとして利用できるようになっている。つまり複数のコンピュートノードをネットワークで接続するだけでストレージプールを構成できるため、SANスイッチや外部ストレージを接続する必要がなくなったのだ。
このHCIの市場で大きな存在感を放っているのが、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下HPE)が提供する「HPE SimpliVity」である。

横河レンタ・リース株式会社 高橋 利亨

 「2009年に設立されたSimpliVity社は、HCI分野をリードする企業でした」と振り返るのは、横河レンタ・リースでシステムエンジニアを務める高橋 利享。2017年1月にはHPEに買収され、SimpliVityはHPEブランドとして販売されることになる。その評価は依然として高く、ガートナー社による「Magic Quadrant for HyperConverged Infrastructure」では、現在も右上の「Leaders」のポジションにある。「当社でもSimpliVityの案件を数多く扱っていますが、HPE SimpliVityが高く評価されるのは、他社製品にはない世界最高レベルの効率と耐障害性を備えた優位性が存在するからです」。

高評価の背景にある独自ハードウェアによる高速処理

 それらの優位性のうちでまず注目すべきなのが、専用ハードウエアアクセラレーターカードを介したストレージアクセスだという。これはストレージに格納するデータをリアルタイムにデータ重複排除・圧縮機能を、サーバーのCPUやメモリを使わずに処理するというものであり、従来の1,000倍のきめ細かい重複判定を超高速で実行可能。これによってサーバーの処理負荷を増大させることなく、平均60~70%のデータ容量削減効果を得られる。また大容量DRAMを利用したインメモリテクノロジーや、重複排除を前提としたI/Oアーキテクチャも採用。ストレージに対する書き込みを最小限に抑えるようになっており、常識を覆す高速処理が可能になっている。

HPE SimpliVityのハードウェアアーキテクチャ上の特長
HPE SimpliVityのハードウエアアーキテクチャ上の特長。専用ハードウエアアクセラレーターを装備し、CPUやメモリを使用することなく、書き込みデータの重複排除を超高速で実行できる。また大容量DRAMを利用したインメモリテクノロジーや、重複排除を前提としたI/Oアーキテクチャも採用しており、ストレージへの書き込みが最小限に抑制されるようになっている。

 つぎに、ユーザーインターフェースがVMware vCenter UIのプラグインとして提供されており、vCenterに統合された画面からの操作だけでハードウエアの運用管理が可能なこと。これによって新たなユーザーインターフェースの学習コストや運用管理負担を軽減できる。
最後に、仮想マシンのバックアップ機能が標準搭載していることだ。その設定もvCenterの画面上で、わずか数クリックで完了するという。
さらに、他社HCI製品では最小3ノードからのケースが多いのに対して、HPE SimpliVityでは最小2ノードから導入できる点も、見逃せない特長だといえるだろう。そのため小規模システムやブランチでの利用も容易になっている。負荷やデータ容量が増大した場合には、新たなノードをネットワークに接続するだけで拡張が可能。最大32ノードのスケーラビリティを確保できる。また、ディスク容量が余っているのに、CPU や RAM が不足している場合は、HPE ProLiantサーバーをHCIコンピュートノードとして増設可能な点も特長だろう。
「可用性を確保したい場合には、当然ながらVMware vSphere HAも利用可能です」と高橋。しかし本当の意味で高可用性を実現するには、それでは十分ではないとも指摘する。

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