横河レンタ・リースがPCの資産管理に取り組んできた背景

作成日:2022/03/28

お役立ちコラム

横河レンタ・リースがPCの資産管理に取り組んできた背景

なぜレンタル会社である横河レンタ・リースが、PC資産管理に取り組んでいるのか、不思議に思われていませんか。
当社はIT機器と計測器のレンタルをビジネスの根幹として、所有から利用へのご提案を30年以上行ってきました。
そしてPCのレンタルビジネスの中で、PC管理者のさまざまなお悩みを伺ってきました。
現在PC管理者にとって、PCの資産管理はさまざまな脅威に対応するために必要になっています。
ここではPCのレンタルサービスが資産管理における管理者の工数低減と管理精度の向上に有効であることをご紹介します。
レンタルサービスの一面をご理解いただければ幸いです。

1. PC資産を管理する台帳つくりの課題

もう、すでにPC資産管理ツールを導入されて資産管理をされている企業がほとんどだと思います。
導入の目的は資産管理やセキュリティーの対策だったかもしれません。
さまざまなリスクに対応するために資産管理は重要な活動になります。

PCの資産管理はツールを入れただけでは、うまく管理できていない企業が多いようです。
ツールを入れて自動的にデータを収集することで管理者の負担は大きく低減できます。 
ただ、オフラインのPCやテレワークで利用しているPCのデータ収集などツールのインストールを徹底するだけでも大変です。
部署ごとに調達しているPCは情報システム部の管理外になってしまっている例も多く見られます。
管理の精度向上を図るためには、調達ルールの策定と周知徹底も必要です。
部署単位で自由に機器の調達をしていては、なかなか管理台帳の精度があげられません。
全社での取り組みになります。
レンタルサービスは資産管理台帳を整備し更新し続けるために有効な施策です。

2. PCの資産管理をするうえで必要な台帳をご紹介

PCの資産管理をするための台帳のベースは、お使いの管理ツール内にできあがっています。
ここではPCの資産管理を考えるうえで必要になる台帳の項目についてご紹介しておきます。
PCの資産管理をする場合には、ハードウエアの管理と併せてソフトウエアの管理を行う必要があるため、下図のような管理項目が必要になります。

ハードウエア台帳はPCの導入時に作成される台帳です。
主に管理ツールのインベントリー情報として収集されるデータで作成されます。
ソフトウエア辞書も多くのツールベンダーが提供しています。
ソフトウエア管理台帳はPCにインストールされているソフトウエアの管理台帳です。
昨今は SaaS になり、インストールソフトウエアの管理の数量も減っています。
ライセンス管理台帳は購入しているソフトウエアの台帳です。
管理項目にはサーバーで動くソフトウエアの項目も入っていますが、サブスクリプションにも対応するように契約期間の管理も必要になります。
テレワークで利用するPCにはセカンドライセンスを利用している企業もあります。

PCの資産管理を行うことは、これらの管理台帳のデータをいかに最新に維持するかがポイントになります。
導入から廃棄までのライフサイクルでこの台帳を更新しなければなりません。
そのタイミングを逃さず更新するためにPCレンタルサービスは有効です。

PCのライフサイクル管理におけるレンタルサービス

具体的な台帳をあげましたが、これらの台帳を更新していくための工夫をお話します。

横河レンタ・リースでは、PCの運用管理に必要な作業をご支援しています。
レンタルサービスは、PC管理者に代わって運用に必要な作業をおこないます。
PC作業をアウトソースするだけでなく、その作業結果を管理台帳に反映すると、管理の効率化と精度の向上が図れます。
PCの導入から廃棄までのプロセスにおいて、台帳の更新に必要な処理をレンタルサービスでどのように補完できるかご紹介します。

3-1. PCの導入時

調達機種が決まったら、まずはマスターイメージの作成です。
導入では、マスターイメージを元にクローン展開の準備をします。
コンピューター名を事前に設定して出荷し、拠点に配送することも可能です。ネットワークに接続できれば、出荷時に設定されたコンピューター名とツールで収集するインベントリー情報と突き合わせ、納入状況が確認できます。

3-2. 運用

運用時の一番の課題は障害対応です。
レンタルPCが故障すると当社から代替機を配送します。
障害時の代替機入れ替えを正確に把握できないと、古いコンピューター名のPCが台帳に残ってしまいます。
レンタル会社からの納品書をもとに、障害が発生したPCを資産管理ツールから消し込むと古いデータの消去を確実に実施できます。
入れ替えたPCが同じPC名だと、新しいPCの構成情報で管理ツールに上書きされます (この動作の詳細はお使いのツールベンダーにご確認ください)。
障害時の入れ替え手順をどうするかレンタル会社と決めておくことで、台帳の不備を未然に防止できます。
レンタル会社からのデータをうまく利用すると、更新タイミングを逃さず資産管理データの精度を維持できます。

3-3. 廃棄

PCの利用が終了した時に、時に台帳からPCを消去しなければなりません。
レンタルPCは契約期間が終了すると、レンタル会社が引き取り便をだして引き取ります。
ツールでは、廃棄されたPCについては認識できません。
レンタルPCは引き取りが完了すると、お客さまに引き取りの報告を出します。
そのタイミングでPCの台帳からの消去をおこないます。
引き取りPCを確実に台帳から消去する処理を忘れずに行うことができます。

4. レンタルサービスが台帳管理を支援

いかがでしょうか。
レンタルサービスがPCの資産管理を支援できることをご理解いただけましたでしょうか。
横河レンタ・リースでは、今後ともお客さまの運用支援のメニューを充実します。
レンタルサービスを出る情報を資産管理にもご利用いただくことで、より効率的な管理を実現していただけます。

今回ご紹介したPC資産管理を詳しく説明したページはこちらです。

ご興味いただけましたら、具体的な管理手法に関する資料にもアクセスください。

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