PROJECT 03大手通信会社の通信インフラの根幹を支える、社会貢献という意義の大きな仕事

大手通信会社のシステム基盤を構築するプロジェクトを担当するエンジニアと、
技術的に営業を支援するプリセールス、プロジェクトのマネジメントを担う営業担当。
“絶対に止まらないこと”が求められるITインフラの構築・運用を担う3名は、
頼りになる先輩にバランスをとる中堅、コミュニケーション上手な後輩と、
学生時代の仲の良い先輩後輩のようにイキイキと仕事をしています。
重圧のかかる任務に挑む3名に、プロジェクトについて聞きました。

PROJECT MEMBER

  • A.G

    2007

    サーバーエンジニア

  • W.T

    2018

    システムソリューション営業

  • Y.A

    2014

    プリセールス

10年以上も継続する、大手通信会社のシステム基盤を構築するプロジェクト

システム
ソリューション
営業

W.T

私たちが取り組んでいるのは、大手通信会社の社内システム群をまとめる、大元のシステム基盤を構築するプロジェクトです。国内の通信インフラを担うお客さまで、東日本に10箇所ほどある拠点にシステム基盤を納入しています。少し大げさな言い方かもしれませんが、日本の通信を支えている!という自負がありますね。

サーバー
エンジニア

A.G

プロジェクトの経緯としては、10年以上前に大手通信会社の入札があり、横河レンタ・リース(以下当社)が落札したのがきっかけです。納入して終わりではなく、ソフトウエアの細かな要望への対応や、ソフトウエアのバージョンアップ、ハードウエアの保守作業などがあるので、そこから取引が続いていますね。また、2〜3年に一度、システム基盤の入札がありますが、継続して受注しています。

プリセールス

Y.A

入札で落札した案件なので仕様の大枠は決まっていますが、営業やプリセールスがお客さまのニーズなどをさらに探り、技術担当者と一緒にハードウエアの機器構成やソフトウエアの細部を詰めます。お客さまとの合意ができたら、システムを構築し、拠点に訪問して動作確認などを行うのが私たちの主な業務です。

サーバー
エンジニア

A.G

社内の体制としては構築と運用でチームが分かれているのですが、システムの細部などは構築したチームのほうが細かく把握していることが多いため、私は構築だけでなく運用にも関わっています。運用の手順書の作成などもタスクの1つですね。

国内の通信インフラを担うシステムの構築という重責のかかるミッション

サーバー
エンジニア

A.G

私は10年間、エンジニアとしてプロジェクトに関わっています。時期によってそれぞれ大変だったと思うことがあるのですが、初めての構築は納入物が多く、お客さまのチェックも厳しかったので何度も調整し、すべてをクリアしたときはすごく安堵しましたね。また、5年ほど前に物理サーバーを仮想化したいというご相談を受け、お客さまと何度も打合せを重ね対応したときや、最近では、システム構築の自動化・内製化の依頼を受けた際も、営業とプリセールス、エンジニアが協力して提案し、ソフトウエアを納入したのですが、それらも大変でした。ただ、各案件自体よりも、やはり納入するシステムが停止した際の影響の大きさを考えると……そちらのほうが精神的に疲れますね……。

プリセールス

Y.A

私は以前までは構築側のエンジニアでしたが、3年前にプリセールスの担当になってプロジェクトに参画することになりました。入札では、お客さまの提示した仕様に沿って社内で構築するシステムを精査して提案するのは、初めての業務だったので苦労した部分もありました。無事に落札し、スタートラインではありますが、そこに立つことができて安心したのを覚えています。個人的に、難しいな、大変だなと感じるのは、お客さまの要望を正確に汲み取ること。技術に精通した担当者さまばかりではないので、フワッとした希望を噛み砕いて正確に理解するのは難しいですね。特に大手通信会社が相手ですから、“絶対に止まらないこと”が求められるので、認識に齟齬がないように意識しています。

サーバー
エンジニア

A.G

Y.Aくんの言うように、打ち合わせなどで、お客さまのニーズを正確に把握するのはかなり難しいですね。自分の認識を記した資料をつくるなどして、お互い認識をすり合わせるようにしています。

責任の大きな仕事だからこそ、お客さまからの何気ないひと言がやりがいに

プリセールス

Y.A

プリセールスとして技術的な立場から、お客さまの要望に対し、「長期的にはこうしたほうがいいと思います」「その要望であればこちらのシステムでも代替できます」というような助言をするのですが、それをお客さまが受け入れ、「ご提案していただいたものが非常に役立ちました」などと言ってもらえたときは、うれしいですし、やりがいを感じます。

システム
ソリューション
営業

W.T

ビジネスですから「できて当たり前」な部分があるので、感謝の声をかけてもらう機会はそんなに多くないですが(笑)、ハードウエアの調達などでお客さまからシビアなご相談があり、メーカーなどと交渉して調整し、なんとか無事に納品できた際に、「とても助かりました。ありがとうございます」と言われたことは記憶に残っています。うれしかったですね。

サーバー
エンジニア

A.G

私はうれしかったとは反対なのですが(笑)、お客さまの社内の都合から、「当初のスケジュールよりも早められないか」「いついつまでに引き渡して欲しい」などと相談を受けたことが記憶に残っています。もちろん、到底不可能なものは「できません」と伝えますが、メンバーの確保などによってなんとか対応できそうなものは、なるべく寄り添うようにしています。10年も一緒に仕事をしているので、お客さまはこちらの人的リソースをおおよそ把握していることもあり、「限られた人員で納品していただき、ありがとうございます」と言われたときは、対応してよかったなと思いますね。

プロジェクトに取り組んだことで実感できる自らの成長

サーバー
エンジニア

A.G

成長という意味では、このプロジェクトではお客さまと密に仕事をしているので、先方のタスクの進め方やマネジメントの仕方などが自然と見えてくるんです。当社と比較して気づきを得られることが多く、より効率的だなと感じる部分を取り入れるなど、当社の仕事の進め方を客観的に、広い視点で捉えることができるようになったかなと思います。

プリセールス

Y.A

プロジェクトに関わった当初、「お客さまがシステムのこんなに細部まで確認するのか」と少し驚いたことがありました。通信インフラという非常に重要なシステムなので当然ではあるのですが、細部まで解像度を上げて事前に考える、また、お客さまが気にされる点を細部まで想定しておく、という姿勢は身についたかなと。他のプロジェクトを担当しても役立つと思います。

システム
ソリューション
営業

W.T

自分で“成長した”とはなかなか言いづらいですが(笑)。先ほども少し話しましたが、このプロジェクトを担当する前は、広い視点でお客さまのニーズを見つけ、課題を解決するソリューションを自ら提案していくという視点が足りなかったと思いますね。まだまだ努力が必要ですが、営業として自分で考え、お客さまに寄り添った提案は以前よりもできるようになってきたかなと感じています。

いい意味で“ゆるい”社風!? 自分らしく柔軟に働ける横河レンタ・リースの魅力

サーバー
エンジニア

A.G

個人的に横河レンタ・リースは、いい意味で“ゆるさ”があるかなと思います。特にエンジニアは、お客さまの拠点で作業をするなどの事情がなければ、テレワークやフレックスを活用し、場所や時間を選ばずに仕事ができます。コンプライアンス意識の高まりもあり、“寝る暇がない”、“上司に詰められる”ということは当然なく、のびのびと仕事ができます。

プリセールス

Y.A

確かに“ゆるさ”はありますね。エンジニアだけでなく、営業もプリセールスも、支障がなければテレワークもフレックスも利用できますし、例えば“午前の1時間だけ有休を取る”などの取り方も可能なので、働き方の面はとても柔軟です。また、風土なのか、社内では課長や部長などの役職者も「○○さん」と“さん付け”で呼ぶのが一般的で、ガチガチの縦関係もないかなと。むしろ課長をイジるときにあえて「○○課長」なんて呼ぶこともあります(笑)。

システム
ソリューション
営業

W.T

当社はフレンドリーで分け隔てなく気軽に喋れる人が多いのは魅力かなと思いますね。IT系の企業にいそうな気難しい人はほとんどいませんね(笑)。あとは、このプロジェクトで通信インフラの構築に携われるのは、社会貢献という意味でも働きがいがありますし、この仕事ができてよかったなと感じています。

プリセールス

Y.A

そうですね。私たちの仕事は表に出ることはあまりないですが、とても重要な通信インフラの根幹を支えており、“縁の下の力持ち”ではないですが、大きな達成感を感じることができますね。

サーバー
エンジニア

A.G

現在のわれわれのプロジェクト以外でも、多くの人が知っている有名なサービスのシステムに携わる案件も多いので、身近に社会貢献ができるのは当社の魅力の1つだと思っています。
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