1. 製品について

    データレスPCソリューション

    安全で快適なハイブリッドワークの環境を実現

    Windows PC 運用支援ソリューション

    IT管理者とユーザーに負担をかけずに、Windows PCのメンテナンス、セキュリティー確保を実現

  2. 導入事例

    データレスPCソリューション

    セキュリティーと生産性の向上を両立し、場所を問わずPCが使える環境を実現。
    VDIからの乗り換え、PCリプレース時のデータ移行削減事例などをご紹介。

    Windows PC 運用支援ソリューション

    大型アップデートの分散配布によるネットワーク負荷を軽減した事例などをご紹介。

    Unifier Cast 導入事例
    Windows アップデート
    運用管理ツール

    管理者が承認したアプリの展開をユーザーセルフ化し納期/工数削減した事例をご紹介。

    AppSelf 導入事例
    アプリケーション
    配布管理ツール
  3. セミナー情報
  4. 関連コラム
  5. 資料ダウンロード
  6. よくあるご質問
導入事例 一般財団法人 聖マリアンナ会・東横惠愛病院さま
導入サービス:Passage

セキュリティーの強化と管理業務の効率化を図るために、
データレスPC™ソリューション+レンタルPCを導入。
将来の地域医療連携の基盤づくりを実現。

70年以上にわたり、地域の心のケアを担ってきた一般財団法人聖マリアンナ会 東横惠愛病院では、業務用ITシステムの見直しを進める中で、情報漏えい対策と、IT資産の管理業務効率化を推進することを決定。
レンタルPCによるPC調達の一本化により、初期投資コスト・費用の平準化、さらにPC保守のアウトソーシング化で、管理担当者の負荷軽減とFlex Work PlaceによるデータレスPC導入により、セキュリティーの向上を実現しました。

一般財団法人 聖マリアンナ会 セキュリティ・システム部 主任の佐藤玲氏と、部長 安田隆志氏
Point

一般財団法人 聖マリアンナ会・東横惠愛病院さま から
いただいた評価ポイント

  1. 1
    シンクライアント環境よりも安価に導入できるデータレスPC
  2. 2
    PCの調達が統一でき、保守業務も軽減できるレンタルPC
  3. 3
    横河レンタ・リースのトータルの提案力、サポート力
Interview

導入インタビュー

聖マリアンナ会の安田 隆志 氏

聖マリアンナ会
セキュリティ・システム部 部長
安田 隆志 氏

聖マリアンナ会の佐藤 玲 氏

聖マリアンナ会
セキュリティ・システム部 主任
佐藤 玲 氏

課題となっていた業務用PCのセキュリティー対策

戦後復興期に、戦地からの復員者の心のケアのため、神奈川県川崎市からの強い要請に基づいて一般財団法人聖マリアンナ会が立ち上げた東横惠愛病院。
聖マリアンナ会では、この東横惠愛病院を中核としながら、社会のニーズに合わせて地域社会に対して医療サービスを提供する地域医療連携の実現を目指した「メディカル&ヘルスケア事業」の拡大を目指しています。
高いセキュリティーが求められる医療現場においても対外的なネットワークが活用される中、病院、そして同じ建物内にある財団本部におけるセキュリティー対策は、以前から行われていましたが、さらに情報漏えい対策やランサムウエア対策などを強化する方針が出されました。

聖マリアンナ会でセキュリティーやシステムを統括する、セキュリティ・システム部 部長の安田隆志氏は「当院では院内の閉鎖ネットワークである院内ネットワーク(HIS:Hospital Information System)と財団の業務や病院の事務などに使われている、インターネットに接続されている情報系ネットワークの2つがありますが、今回のセキュリティー強化対象は情報系ネットワークでした。というのも、院内ネットワークは暗号化などのセキュリティー対策をすでに強化してあったからです。そこで、今回は情報系ネットワークもセキュリティーをさらに強化するという狙いでした。
抜本的なセキュリティー対策の見直しを行っていたちょうどそのころ、ランサムウエアWannaCryが欧米を中心に猛威を奮ったことを受け、当財団の赤尾理事長が以前から知っていた横河レンタ・リースに相談し、具体化が始まりました。」と語ります。

横河レンタ・リースからの提案で、セキュリティー強化と管理効率化を両立

 病院は医師、看護師、患者さま、業者の方など不特定多数の人の出入りが頻繁にあり、一般のオフィスよりもPCの不用意な持ち出しなどのリスクが高いという特徴があります。
「当初、PCの持ち出しリスクに備えて、指紋認証システムの導入を横河レンタ・リースに相談しました。それに対し横河レンタ・リースからは、PCの持ち出しによる情報漏えい対策にはデータレスPCソリューションFlex Work Place Passage(以下Passage)を、またセキュリティー対策には当時使われていた Windows 7 よりもセキュリティーが高い Windows 10 へ移行し、さらには人的リソースのアウトソース化のため、PCは購入ではなくレンタルによるリプレースを提案されました。
 実は前職のIT系企業ではシンクライアント環境を使っていましたが、コスト面で非常に負担が大きく、部門によっては通常のPC環境に戻すということも目の当たりにしていたため、今回も導入は諦めていました。ところがPassageであればコストを抑えつつ、PCにデータを残さない『データレスPC』環境が実現できると聞き、Passageの導入を検討しました。 」(安田氏)

 セキュリティ・システム部主任の佐藤玲氏は「当時情報系ネットワークで使われているPCはすべて Windows 7 に統一されていたのですが、調達に関してはバラバラで、都度購入という状態でした。このため、インストールされているOfficeアプリケーションやメールクライアントのバージョンが古かったり、アプリケーションが足りないものがあったりという問題や、資産管理でかなり工数がかかるという課題がありました。レンタルPCという提案は、これらの課題を解決するだけでなく、PCコストの費用化ができるという面でも魅力的でした。」

 このように横河レンタ・リースからの提案は高く評価され、導入が決まりました。

一般財団法人 聖マリアンナ会・東横惠愛病院 Flex Work Place システム構成図

一般財団法人 聖マリアンナ会・東横惠愛病院 Flex Work Place システム構成図

ファイルサーバーもクラウドに移行。システム刷新で内部統制も強化

今回のシステム刷新で、情報系ネットワークのPC70台のうち、使用アプリケーションの制約で Windows 10 に移行できない数台を除く65台のPCを Windows 10 プリインストールPCにリプレース。また、IT系のシステムも Office 365(現:Microsoft 365)、Microsoft Exchange Onlineに移行し、全PCの環境を統一しました。そして、オンプレミスで運用していたファイルサーバーもMicrosoft Azureへ移行、ファイル・メール共にBCPに対応しました。ネットワーク上に構成されている、さまざまな資源やそのユーザーの情報や権限などの⼀元管理・セキュリティー対策に必要不可欠なActive Directory、外出先や聖マリアンナ会が運営するサービス付き高齢者向け住宅いちごホームからのアクセスを考慮してのVPN環境の新規構築も併せて行いました。
安田氏は「正直これまで、各PCの中までは管理していませんでしたが、今回ファイルサーバーのクラウド化+Passageで、1ユーザーあたりのストレージを基本10GBまでとしました。
ほとんどのユーザーは10GBでも問題ないのですが、一部のユーザーは必ずしも必要でないファイルを多数保存している者もおり、今回の移行にあたり、不要ファイルの整理をさせました。その点では、結果的にストレージの制限による内部統制という効果もありました。」と語ります。
実際に移行作業を行った佐藤氏は「65台のPCを順次移行していきましたが、一番大変だったのはメールデータの移行ぐらいでした。それ以外の点では大きなトラブルもなく、小さなトラブルも横河レンタ・リースの協力を得て、すぐに解決できました。」と語ります。

ユーザーに意識させることなくデータ保全を実現。地域医療連携時代も見据えたインフラが構築できた

 導入の効果について安田氏は「仕組みを理解している人からは、安心感が高まったというコメントをもらっています。逆に多くのITに詳しくないユーザーが特別に意識することなくこれまでと同じ操作でデータ保全ができるようになった点で大きいメリットを感じています。」と語ります。
 また佐藤氏は「システムの保守・運用という面でみると、これまでPCが故障した場合、データのバックアップ・リカバリー、修理の手配などでかなりの工数がかかっていましたが、データに関してはPassageやMicrosoft Exchange Onlineで もはやPC上にはありませんし、PCの修理に関しても横河レンタ・リースからすぐに代替機が送られてきますので、ユーザーは一両日で元の環境にすぐ戻れます。限られた人数しかいない私たちの部にとって、かなりの業務負担が軽減されると期待しています。」と語ります。

地域医療連携時代も見据えたインフラを構築。IT資産管理の効率化も推進していく

 「今後、当財団が目指す地域社会に対して医療サービスを提供していく義務を果たしていこうとする中で欠かせない地域医療連携においても、この情報系ネットワークのシステム刷新は大きな意義があると感じています。今後は、指紋認証などを使った多要素認証などのセキュリティー面のさらなる強化や、連携先との調整なども必要となってきますが、地域医療連携を推進していく情報基盤のベースはできたのではないかと考えています。
当病院のような規模であれば、PassageとMicrosoft Azure、 Windows 10 PCによる環境は、セキュリティー、IT資産管理、運用コストという面で大きなメリットがあり、ぜひお勧めしたいと思います。 」(安田氏)
 「PC、アプリケーション環境の統一、サーバーのクラウド化など、かなり業務効率が上がったと考えています。今後は、資産管理ツールSimplit Managerの活用などで、さらに業務の効率化を図っていきたいと考えています。」(佐藤氏)

横河レンタ・リースでは、地域の医療サービス充実を目指している聖マリアンナ会・東横惠愛病院をITシステム面から今後もサポートしていきます。
Company Info

会社情報

聖マリアンナ会 東横惠愛病院
名称 一般財団法人 聖マリアンナ会・東横惠愛病院
所在地 神奈川県川崎市宮前区有馬4-17-23
従業員数 300名(財団本部・病院合計:2018年3月末時点)
診療科目 精神科・心療内科
病床数 297床
URL http://www.st-marianna.com/
*本事例は2018年7月に作成したものです。本事例中に記事の肩書きや数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
*Office 365 は2020年4月22日から Microsoft 365 になりました。

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