1. 製品について

    データレスPCソリューション

    安全で快適なハイブリッドワークの環境を実現

    Windows PC 運用支援ソリューション

    IT管理者とユーザーに負担をかけずに、Windows PCのメンテナンス、セキュリティー確保を実現

  2. 導入事例

    データレスPCソリューション

    セキュリティーと生産性の向上を両立し、場所を問わずPCが使える環境を実現。
    VDIからの乗り換え、PCリプレース時のデータ移行削減事例などをご紹介。

    Windows PC 運用支援ソリューション

    大型アップデートの分散配布によるネットワーク負荷を軽減した事例などをご紹介。

    Unifier Cast 導入事例
    Windows アップデート
    運用管理ツール

    管理者が承認したアプリの展開をユーザーセルフ化し納期/工数削減した事例をご紹介。

    AppSelf 導入事例
    アプリケーション
    配布管理ツール
  3. セミナー情報
  4. 関連コラム
  5. 資料ダウンロード
  6. よくあるご質問
導入事例 株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)さま
導入サービス:Passage

業務改革プログラムの一環である社内デスクトップPCのノートPC化に伴うセキュリティー対策としてデータレスPC™ソリューションを導入

日本初のネット専業銀行として開業し、その後も新しいサービスを次々と提供してきたジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)。
同社では2014年より、業務環境を刷新する業務改革プログラムを実施。システムのリプレースや、業務環境の改善などを順次行ってきました。
その一環として行われた、社内業務用PCのデスクトップからノートへのリプレースに際して、セキュリティー強化を目的にデータレスPC™ソリューションを導入。
銀行業において重要な情報の保全を確保しつつ、ペーパーレス化や会議の効率化など、業務改革に大きな影響を与える環境構築に寄与しました。

株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)の宮本氏と荒川氏
Point

株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)さま から
いただいた評価ポイント

  1. 1
    VDIと比較して圧倒的に低い導入コスト
  2. 2
    ノートPCからの情報漏えいリスク低減を実現
  3. 3
    PC持参で社内移動が可能となり、ペーパーレスや会議の効率化を推進
Interview

導入インタビュー

ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社) IT本部 開発二部長の宮本 昌明 氏

ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)
IT本部 開発二部長
宮本 昌明 氏

ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社) IT本部 開発二部 基盤開発第二グループの荒川 和人 氏

ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)
IT本部 開発二部 基盤開発第二グループ
荒川 和人 氏

業務改革の一環としてデスクトップPCのノートPC化を推進

 日本初のネット専業銀行として2000年に開業した株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)。紙の通帳なし、入出金のメールによる通知など、これまでの銀行になかった新しいサービスを積極的に導入していく姿勢は、その後も取引システムの24時間365日連続稼働や、認証システムにカード型トークンのワンタイムパスワードを導入するなど、今日も変わらず続いています。
 同社では2014年ごろから、社内の業務改革に取り組み始めました。創業以来使われていたシステムや、PC環境の刷新、オフィス環境の整備などを継続的に進めています。
 IT本部 開発二部長の宮本昌明氏は「従来、PC環境についてはセキュリティーワイヤーで固定されたデスクトップPCを使っていましたが、オフィスの景観の問題やワークスタイル改革へ取り組むため、ノートPC+無線LANに移行することとしました。そこで問題になったのがPCのディスク内にある情報のセキュリティーでした。」と語ります。

銀行ゆえのセキュリティーの高さが ノートPC導入の障壁となっていた

銀行では情報セキュリティー管理が最重要課題。情報の流出は経営にも大きな影響を与えることもあり、同社では社内全ての情報を社外へ持ち出すことを禁じています。同社のセキュリティーポリシーでは、別のフロアに移動する際の廊下やエレベーターホール、階段も社外ととらえており、「別フロアで会議を行う際には、会議室にあるPCでファイルサーバー上のデータを引き出して表示したり、そのフロアで資料の印刷を行うということが普通に行われていました。ところがPCの立ち上げに時間がかかったり、サーバーからファイルを見つけるのに時間がかかったりするため、非常に会議運営の効率が悪いものとなっていました。」
情報漏えい対策のため、当初は仮想デスクトップ環境(VDI)の導入を検討しましたが、「派遣社員含めて約500名の仮想デスクトップ基盤を構築するには高額な費用が必要と試算され、当社の従業員規模からするとコストの壁は高いものでした。
そこで、別のソリューションを検討しているときに、ノートPCの導入を担当していたNECネッツエスアイから紹介されたのがFlex Work Place Passage(以下Passage)でした。」(宮本氏)

セキュリティー、運用の容易さ、コストのバランスが取れたFlex Work Place Passage

 IT本部 開発二部 基盤開発第二グループの荒川和人氏は、「フロア移動の際にPC内にデータがなければいいので、Passageの提供するデータレスPCは当社にとってまさに理想のソリューションでした。」と語ります。
 また、同様のソリューションも比較・検討したといいます。「一つはPCへの書き込みを全て制限するソリューションでした。このソリューションはWindowsアップデートなどの際には一時的にセキュリティー設定を変更し、書き込み可能にしたうえで実施する必要があります。台数が少なければまだよいのですが、数百台のPCにそれを行うにはあまりにも運用の負荷が大きすぎると判断しました。また、別のソリューションは逆にセキュリティーが甘く、私たちのニーズを満足できるものではありませんでした。」
 「その点、Passageはデータをローカルディスクに保存することはありませんし、システムファイルに関しては通常のPCと同様の扱いができるため、運用にも手間はかかりません。まさに、当社にとってセキュリティー・運用・コストの全てにバランスがいいソリューションと言っても過言ではないでしょう。」(荒川氏)

株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社) Flex Work Place システム構成図

株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社) Flex Work Place システム構成図

導入から導入後まで しっかりサポート

同社では業務の関係上デスクトップPCを使い続ける一部のPCを除き、順次ノートPC+Passageの環境に切り替えていきました。
「先行導入時で発覚したのが、デバイス制御ソフトとの相性の悪さでした。オフィス系アプリは全く問題なかったのですが、デバイス制御ソフトが干渉しPassageがうまく動作しませんでした。
通常でしたらデバイス制御ソフトのベンダーに対応を任せるというパターンが多いのですが、横河レンタ・リースの技術者がこの問題に積極的に関わってくれて、解決することができました。同様にActive Directoryのグループポリシー設定についても問題がありましたが、こちらも丁寧に対応していただけて、今では問題なく使えています。」(荒川氏)

ノートPC導入後、社員の意識が変わり業務効率化、ペーパーレス化が進む

 1年かけてノートPCへのリプレースが終わり、徐々にその効果が表れ始めてきています。フリースペースでのミーティングでは、各自ノートPCを持ち寄って、画面で資料を見ながら打ち合わせするようになったため、紙の消費量が大幅に減ったといいます。また、別のフロアで行われる会議にもノートPCを持ち込むことが可能になったため、会議室の備え付けPCも必要なくなり、こちらでも紙の消費が減ったという効果を上げています。
 宮本氏は「なによりもこのようなソリューションは“存在を感じさせない”ということが大切だと思います。Passageは Windows とシームレスに使うことが可能で、実際のユーザーからもPassageに関する問い合わせはほとんどありません。その点でPassageはセキュリティーを確保しつつも、使い勝手はこれまで通りで利用できる、いいソリューションだと言えるでしょう。」
 「これから、業務改革の第3弾である、オフィスのリニューアルを始めます。従来よりもフリースペースが増えるため、より社員が社内で流動的に働くことが可能になります。そのベースとして、今回のノートPCのデータレスPC化は社員のワークスタイル改革に大きな役割を果たしていくと期待しています。」(宮本氏)

今後予定の Windows 10 へのリプレースに向け サポートを期待

 最後にお二人に今後の展望を伺いました。
 「今回のPCリプレースでは、さまざまな環境が整っていなかったこともあり Windows 10 へのリプレースは見送りましたが、2020年の Windows 7 サポート停止時までには Windows 10 へのリプレースを実施する予定です。その際も導入時と同様に、横河レンタ・リースのサポートを期待しています。」(荒川氏)
 「今回のPC導入の際に、横河レンタ・リースの営業担当者のPCについていた指紋認証デバイスが目に入り、いろいろ話を聞いたところよさそうだったので、今回導入のノートPCにも付けました。これは一例ですが、レンタル用として常に65万台のPCを運用していると伺っているので、今後もPC環境やセキュリティーなどのさまざまな情報を頻繁に提供いただけると非常に助かります。」(宮本氏)

 非常に高いセキュリティーが求められる銀行におけるPC環境において、セキュリティー、運用、コストにおいてバランスがとれたソリューションとして認められたFlex Work Place Passage。これからも横河レンタ・リースでは、さまざまなITソリューションを通して、業務改革を推進するジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)さまを支援します。
Company Info

会社情報

株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)
名称 株式会社ジャパンネット銀行(現:PayPay銀行株式会社)
本社所在地 東京都新宿区西新宿2-1-1
資本金 372億5千万円
社員数 341名
口座数 377万口座
預金残高 7503億円(2017年度末)
URL https://www.paypay-bank.co.jp/
*本事例は2018年11月に作成したものです。本事例中に記事の肩書きや数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。
*2021年4月5日に、株式会社ジャパンネット銀行からPayPay銀行株式会社に社名変更されました。

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・記載事項は変更になる場合があります。
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