1. 製品について

    データレスPCソリューション

    安全で快適なハイブリッドワークの環境を実現

    Windows PC 運用支援ソリューション

    IT管理者とユーザーに負担をかけずに、Windows PCのメンテナンス、セキュリティー確保を実現

  2. 導入事例

    データレスPCソリューション

    セキュリティーと生産性の向上を両立し、場所を問わずPCが使える環境を実現。
    VDIからの乗り換え、PCリプレース時のデータ移行削減事例などをご紹介。

    Windows PC 運用支援ソリューション

    大型アップデートの分散配布によるネットワーク負荷を軽減した事例などをご紹介。

    Unifier Cast 導入事例
    Windows アップデート
    運用管理ツール

    管理者が承認したアプリの展開をユーザーセルフ化し納期/工数削減した事例をご紹介。

    AppSelf 導入事例
    アプリケーション
    配布管理ツール
  3. セミナー情報
  4. 関連コラム
  5. 資料ダウンロード
  6. よくあるご質問
導入事例 西武鉄道株式会社さま
導入サービス:Unifier Cast

駅などを含む130拠点・2,260台の Windows 10 PC
アップデート管理を、コストやネットワーク負荷を
抑えつつ、確実なアップデート環境の構築を実現

東京北西部から埼玉の秩父地方にかけて路線を展開する西武鉄道では、鉄道の駅や施設、沿線の関連事業など130の拠点で業務使用されているPC約2,260台を Windows 10 PCにリプレース。
その後の運用フェーズに入って課題になったのが、定期的に実施される Windows 10 のFeature Updateでした。
多拠点に多数のPCが散在しているため、WSUSをはじめとしたアップデート配信システムを検討しましたが、最終的に使い勝手がよく、サーバー台数が少なくて済み、分散配信によってネットワーク負荷をかけないという点でFlex Work Place Unifier Cast(以下、Unifier Cast)を導入、Feature Updateの運用負担の軽減とコスト削減に成功しました。

西武鉄道 情報システム部の武藤氏と中本氏
Point

西武鉄道株式会社さま から
いただいた評価ポイント

  1. 1
    サーバー台数が少なくても運用可能
  2. 2
    分散配信によるFeature Update配信のネットワーク負荷低減
  3. 3
    ダッシュボードによるアップデート状況確認のしやすさ
Interview

導入インタビュー

西武鉄道株式会社 情報システム部の武藤氏

西武鉄道株式会社
情報システム部 主任
武藤 萩 氏

西武鉄道株式会社 情報システム部の中本氏

西武鉄道株式会社
情報システム部
中本 直也 氏

駅など130拠点、関連子会社含め2,260台のPCを数名で管理

 東京北西部・埼玉南部に路線を展開する大手私鉄の西武鉄道株式会社。同社では西武ライオンズのホームグラウンドであるメットライフドームや西武園ゆうえんち、としまえんといった沿線の観光事業、賃貸不動産事業、駅・車両などの広告事業、さらにいわゆる駅ナカ・駅チカ事業なども展開しています。
 鉄道会社ということもあり、92ある駅も含めて拠点数は約130カ所にのぼり、関連子会社含めると約2,260台の業務用PCが使われています。これらのPCの管理は本社の情報システム部の担当者数名で行っており、PCの運用管理は効率的に行う必要があります。
 同社では2017年より業務用PCの Windows 10 への移行を開始、本格的に運用が始まったなかで、大型アップデートの運用が課題として浮かび上がってきました。

WSUSではサーバーにコストがかかりすぎ、IT資産管理ツールでも役不足

同社情報システム部主任の武藤萩氏は「従来、Service Packなどのアップデート管理にWSUSを利用してきました。
Windows 7 ではアップデートの頻度も負荷もさほど高くなかったこともあり、サーバー1台でまかなえていました。そこで、Windows 10 のFeature Update(以下、FU)も、引き続きWSUSでの運用を検討していたところ、Windows 10 環境では1台のサーバーで対応できるのは80台のクライアントPCが推奨といわれている中で、新規にサーバーを多数導入するにはコストがかかりすぎるため、WSUSのFUでの利用は断念しました。」
「そこで、導入していたIT資産管理 ツールもアップデート管理機能を持っていたため、こちらを使うことを検討してみましたが、調べてみますと、配信終了後、ユーザーの意思に関係なくアップデートを開始してしまうことが問題となりました。業務中にFUがかかってしまうと1~2時間は業務が止まってしまい、支障をきたしてしまうため、これも採用とはなりませんでした。
 当社のITまわりをサポートするベンダーからは、FUをすべてサポートするという提案もありましたが、拠点が分散している当社の事情から、保守担当者の派遣料などがかなり高くつくこともあり、こちらも断念しました」(武藤氏)

セミナーをきっかけにUnifier Castを知る

 最適なアップデートソリューションがないかと探していたところ、同情報システム部の中本直也氏が横河レンタ・リースのセミナーでUnifier Castの存在を知ります。「話を聞いてみたところ、当社で課題になっていた点が解決できそうだということがわかり、早速導入を前提に検証をしてみることにしました。テスト環境として20台ほど用意してUnifier Castでアップデートを行ったところ、ほぼうまくいきましたので、導入を決めました。」(中本氏)

西武鉄道株式会社 Flex Work Place Unifier Cast 構成図

西武鉄道株式会社 Flex Work Place Unifier Cast 構成図

回線負荷も問題なく、スムーズにアップデータを配信

導入からしばらくして、同社では初めてのFU配信を全社に対して行いました。武藤氏は「当社ならではの事情ですが、遠くは秩父のほうまで駅があります。駅にはITに明るい社員がいるとは限りませんし、ネットワーク環境もさほど帯域があるものを使っているわけではありませんので、リモートで一括管理できる点、そしてアップデータの分散配信によるネットワーク負荷の軽減は非常に大切な要素でした。その点で、配信に関してはトラブルもなくできたことは導入の効果といえるでしょう。」

ダッシュボードでクライアントPCの状況が一目瞭然

 同社では段階的にPCのリプレースを行ってきたため、導入時期によって微妙なバージョン(ビルド)の違いがあったといいます。「PCの機種やOSのビルドの違いは10パターンほどありましたが、Unifier Castのダッシュボードで簡単に把握することができました。同様の情報は資産管理ツールでも集められるのですが、ログ形式のため、ビジュアル化には人手での加工が必要でしたが、Unifier Castのダッシュボードなら各パターンの割合もグラフ化されて容易に把握ができました。」(武藤氏)
 「実はこのビルドの差が、全社でのアップデートの際に問題になりました。初めての本番アップデートの展開では、なにごともなくアップデートできたのは8割ほどで、残りはうまくいかず、手動などで対応しました。どうやら、ダッシュボードで確認したパターンの傾向値から、細かいビルドの差に対しUnifier Castが安全側に機能してアップデートを止めたためのように推測されました。少々センシティブな動きかとも感じましたが、安全面を重視した裏返しだと感じています。今回のアップデートによってこのビルドのばらつきはなくなりましたので、次回のアップデートはスムーズに行くのではないかと考えています。」(中本氏)

手厚いサポートに満足。今後のバージョンアップにも期待

最後に武藤氏は「導入の際、そして初めての運用の際には、お話ししたようにいくつかトラブルもありましたが、横河レンタ・リースの担当者は常に丁寧な対応をしてくださったのでとても助かっています。Unifier Castはまだ細かい点で改良の余地もありますが、しっかりお話を聞いてくださっているので、今後ますますアップデートしてさらに使い勝手がよくなると期待しています。」と語ってくださいました。
Company Info

会社情報

西武鉄道株式会社
名称 西武鉄道株式会社
所在地 埼玉県所沢市くすのき台一丁目 11番地の1
資本金 216億6,523万円
従業員数 3,660人(2018年度末)
URL https://www.seiburailway.jp/
*本事例は2020年3月に作成したものです。本事例中に記事の肩書きや数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

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