データレスPC™ ソリューションFlex Work Place

導入事例 札幌テレビ放送株式会社様
導入サービス:Passage Drive、AppSelf

コロナ禍を契機としたテレワーク環境整備において、
PCレンタルとデータレスPC™を活用。
初期コストを抑えつつ、高セキュリティーのPC環境導入に成功。

北海道で「STV」の略称で知られている日本テレビ系列の放送局 札幌テレビ放送株式会社。夕方の情報番組「どさんこワイド179」は2021年に放送開始30周年を迎えました。再放送枠であった夕方帯に、ニュースや地域情報を発信する情報番組として全国に先駆けて放送を開始し、北海道の看板番組として定着しました。 同社では、コロナ禍を契機にモバイルPC 400台をレンタルで導入。あわせてテレワーク環境におけるセキュリティー対策として、Flex Work Place Passage DriveによるデータレスPC™とFlex Work Place AppSelfを導入し、初期コストを抑えつつ、高セキュリティーのテレワーク環境導入に成功しました。

札幌テレビ放送株式会社 島氏と阿部氏
Point

札幌テレビ放送株式会社様 から
いただいた評価ポイント

  1. 1
    レンタルによるPC調達で
    導入時のコストと工数を低減
  2. 2
    データレスPC™により
    VDIに準ずるセキュリティー対策を実現
  3. 3
    AppSelfによるアプリ配布で、
    クライアントPCのセキュリティーを強化
Interview

導入インタビュー

札幌テレビ放送 社長室ICT戦略部長 島 昌弘 氏

札幌テレビ放送株式会社
社長室ICT戦略部長
島 昌弘 氏

札幌テレビ放送 社長室ICT戦略部 阿部 健一 氏

札幌テレビ放送株式会社
社長室ICT戦略部
阿部 健一 氏

コロナ禍のテレワークアンケートを契機にモバイル環境を整備

 札幌テレビ放送株式会社では社内で約700台のPCを使用しています。番組制作、報道記者、放送設備管理、営業、事務業務など、部署が異なると別会社ではないかというほどテレビ局の業務は多岐にわたるため、その使われ方も、導入されているアプリなどもさまざまです。従来は利用していたPCのほとんどがA4サイズノートPCやデスクトップPCでした。
 同社でITシステム管理などを担当する社長室ICT戦略部の阿部健一氏は「新型コロナウイルスの感染拡大を機に、当社でも緊急避難的にテレワークを始めました。それまでは原則PC持ち出しを禁止していたため、社外から社内PCにアクセスするためのリモートデスクトップシステム(以下、RDP)を用意して、テレワークを行う社員・関係者にはそれを使用してもらいました。
 テレワーク開始後、コロナ禍の業務影響を調べるため、全社的なアンケートを採ったところ、『RDP環境ではWebミーティングができない、品質が悪い』、『PCや回線の影響で、動きがカクカクして生産性が上がらない』などと言った声が多く上がり、経営判断として、ユーザーが日々使う400台のPCをSIMカード内蔵のモバイルPCに置き換えることを決定しました」と語ります。

PC調達とセキュリティーをワンストップで解決できるのは横河レンタ・リースだけだった

 このPCの調達ではレンタルでの導入を決定します。「従来は毎年約150台ずつ入れ替えを行っていたのですが、1年間で400台一気に切り替えることになりましたので、初期コストを抑えるためにレンタルを選択しました。レンタル会社の選定にあたっては、以前より営業の方からFlex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)、Flex Work Place AppSelf(以下、AppSelf)を紹介いただいていた横河レンタ・リースなら調達だけでなく、モバイル環境におけるセキュリティー対策をワンストップで解決できると考え、横河レンタ・リースを選定しました。他社ではPCレンタルのみの取り扱いでしたので、この点はメリットだと感じています」。
 セキュリティー対策として当初阿部氏はVDIを検討していたといいます。「PC持ち出し禁止やRDPを利用していた経緯から、当初はVDI導入を考えましたが、アクセス用の端末(PC)に加えて、大規模な仮想化基盤が必要となりますので、コスト面での課題がありました。さらに、私たちは報道機関として災害時でも放送継続が必要なため、通信途絶で使えなくなるクラウド型のVDIを選択することができません。Webミーティングサービスとの親和性も考えますと、モバイルPCの導入が現実的というのが解でした。」(阿部氏)
 そこで、「PC持ち出し禁止」を「PC持ち出し可」に運用方針を変えるため、セキュリティー対策について改めて検討したといいます。「データ保護の観点から言えば、PC紛失時、さらにはPC故障時のデータ損失を防ぐためにはサーバーへの保存がよいのですが、これまでもサーバーへの保存を案内していたものの、確実に実行されているわけではありませんでした。
 そこで、強制的にサーバーに保存する仕組みが必要だと考えました。また、これまでは各部署のアプリ使用のニーズに応えるため、各ユーザーに与えていた管理者権限をセキュリティー強化のために付与しないという結論に達しました。この2つの課題を解決できるのが、Passage DriveとAppSelfでした。特にPassage Driveはすでに当社で導入していた Microsoft 365 の OneDrive が活用できることから投資効率を高められる点を評価しています」と阿部氏は語ります。

OneDriveとPassage Driveを活用して、データ移行は円滑に

 PC置き換えに当たり、PCは横河レンタ・リースでPassage Drive、AppSelfのインストールを含むキッティングしたものを納入し、データ移行は OneDrive を活用してユーザーセルフサービスで行っています。「管理サイドではユーザー向けの手順書作成に苦労した点もあり、またユーザーには負担を掛ける形にはなりましたが、約半数の移行を終えた現在まで、非常にスムーズに進んでいます。特にキッティングに関しては自動 Active Directory 参加ツールなどが準備されており、社外でキッティングしたにも関わらず、PCを直接ユーザーに渡すだけですぐに使えるようになっていますので、管理者として非常に助かっています。」(阿部氏)

AppSelf導入でセキュリティー強化

 前述の通り、部署によって使用するアプリが異なり、また制作現場の技術者を中心に、さまざまなアプリ利用のニーズが高いことから、同社ではユーザーに管理者権限を付与してきました。しかし、テレワーク環境ではセキュリティーリスクが高まることから、AppSelfを導入する代わりにユーザーの管理者権限を制限しました。
 「AppSelf導入にあたっては、SharePoint 上にソフトウエアカタログサイトを作成して、インストール可能なソフトウエア・プリンタードライバーを公開しています。管理者としてはインストールパッケージを作る手間が増えましたが、パッケージを作成する手順は簡単ですし、なにより管理者権限を制限することによってセキュリティーが向上できる点は代えがたいものがあります。」

現場のニーズにあわせて運用をブラッシュアップしていく

 Passage Driveについて阿部氏は「データレスPCによって各PCのデータがクラウドに預けられている事により、PC故障・紛失によるデータの損失や、データ漏えいリスクに対する安心感は増しています。その一方で放送局という特性上、大容量の映像ファイルを保存するとSIMカードのデータ容量を使い切ってしまうという課題もあり、運用面での工夫が必要だと考えています」と語ります。
 また、AppSelfの運用に関しては「配布したアプリのアップデートに対してどのように対応していくかという課題があります。現在はユーザーから要望があったアプリはパッケージを作って社内公開していますが、数が増えすぎるとメンテナンスの負荷が大きくなるため、ユーザーと調整しつつ用途ごとにある程度アプリを絞ることで効率化を図っていきたいと考えています。」
 最後に阿部氏は「放送局の経営環境が厳しくなる中、動画配信プラットホーム『STVどさんこ動画+』のような、北海道という枠組みを超えて世界中に信頼される情報や北海道の魅力を発信していかなくてはなりません。そのためにも効率や生産性を高めていく必要があります。今回のテレワーク環境導入を皮切りに、Microsoft 365 のさらなる活用やパブリッククラウドの活用などを進めていきたいと感じています。このような動きの中で、横河レンタ・リースにはPC運用の効率化などで協力いただければと思います」と語ってくださいました。

札幌テレビ放送株式会社様 Flex Work Place Passage Drive/AppSelf 構成図

札幌テレビ放送株式会社様 Flex Work Place Passage Drive/AppSelf 構成図
Company Info

会社情報

札幌テレビ放送 ロゴ
所在地 札幌市中央区北1条西8丁目1番地1
資本金 7億5千万円
社員数 219名(2021年3月31日現在)
URL https://stv.jp/
*本事例は2022年1月に作成したものです。本事例中に記事の肩書きや数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

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