1. 製品について

    データレスPCソリューション

    安全で快適なハイブリッドワークの環境を実現

    Windows PC 運用支援ソリューション

    IT管理者とユーザーに負担をかけずに、Windows PCのメンテナンス、セキュリティー確保を実現

  2. 導入事例

    データレスPCソリューション

    セキュリティーと生産性の向上を両立し、場所を問わずPCが使える環境を実現。
    VDIからの乗り換え、PCリプレース時のデータ移行削減事例などをご紹介。

    Windows PC 運用支援ソリューション

    大型アップデートの分散配布によるネットワーク負荷を軽減した事例などをご紹介。

    Unifier Cast 導入事例
    Windows アップデート
    運用管理ツール

    管理者が承認したアプリの展開をユーザーセルフ化し納期/工数削減した事例をご紹介。

    AppSelf 導入事例
    アプリケーション
    配布管理ツール
  3. セミナー情報
  4. 関連コラム
  5. 資料ダウンロード
  6. よくあるご質問
導入事例 日本電子株式会社さま
導入サービス:Unifier Cast

WSUSやIT資産管理ツールでは難しかった4,000台の Windows 10 のアップデート運用を Unifier Cast で効率化
業務負荷軽減を実現し、セキュリティー強化へも貢献

世界トップシェアを誇る電子顕微鏡をはじめとして、分析装置や医用、産業用の理化学機器の開発・製造・販売を手掛ける日本電子株式会社。 同社では、業務に使われているPCが4,000台に上り、 Windows 10 PCに入れ替え後には、そのアップデート運用に大きな負担がかかっていました。そこで、Flex Work Place Unifier Cast(以下、Unifier Cast)を導入し、Windows Update 運用を効率化。社内で使用する Windows 10 のバージョン統一化を実現し、セキュリティアップデートの効率化も進めています。

日本電子株式会社 羽鳥氏と辻氏
Point

日本電子株式会社さま から
いただいた評価ポイント

  1. 1
    確実にアップデータが
    配信できる
    分割配信機能
  2. 2
    各PCのアップデートの成否が
    確実に確認できる
    コンソール画面
  3. 3
    エンドユーザーにも
    わかりやすいエージェントの
    ユーザーインターフェース
Interview

導入インタビュー

日本電子株式会社 羽鳥氏

日本電子株式会社
IT本部 IT管理部
システムインフラグループ
グループ長
羽鳥 直登氏

日本電子株式会社 辻氏

日本電子株式会社
IT本部 IT管理部
システム運用グループ
辻 朋大氏

電子顕微鏡では世界トップシェア。多くのノーベル賞科学者を支える製品を手掛ける

 1949年、電子顕微鏡の開発会社として創業された日本電子株式会社。今では世界トップシェアを誇る電子顕微鏡をはじめとして、世界で2社のみが製造する核磁気共鳴装置(NMR)や半導体製造には欠かせない電子ビーム描画装置など、分析機器、医用機器、産業用機器の開発・製造・販売を手掛けています。その製品は、ノーベル化学賞・物理学賞受賞者をはじめとする世界中の科学者や技術者、電子、航空・宇宙などの先端技術製造業、医療現場などを支えています。
 同社では、開発用をはじめとして、さまざまな業務用として約4,000台の Windows PC が稼動しています。社内のPC運用を統括するIT本部 IT管理部 システムインフラグループ グループ長の羽鳥直登氏は社内のPC環境に関して「技術系だけでも機械系のCAD、電気系のCAD、ソフトウェア開発とそれぞれ求められるPCのニーズが異なることもあり、機種を絞ることをしていないため、社内で使われるPCやPCワークステーションが多種多様であるという特徴があります」と語ります。

当初はメディア配布していたFU、800台のアップデートに半年かかる

 2017年に始まった Windows 10 PCへの移行は3年かけて2020年に完了。その頃から Windows Update の運用が課題となり始めました。実際のPC運用を担当するIT本部 IT管理部 システム運用グループの辻朋大氏は「QU(Quality Update:品質更新プログラム)に関しては以前からWSUS(Windows Server Update Services)を使って配信していましたが、FU(Feature Update:機能更新プログラム)に関しては、 Windows 10 PCの導入を段階的に実施しており、導入時期により、利用するFUのバージョンが異なることから、バージョンにあわせたアップデート対応を随時行っていました。このときの対象は800台で、アップデータを入れたDVDを100枚ほど用意し配布したうえで、ユーザーに対して手作業で対応を行いました。
大半のユーザーは3~4カ月で完了できたのですが、やっていないユーザーのフォローなども含めると半年近くかかってしまい、この5倍となる Windows 10 全社展開後のアップデートは手に負えなくなると考え、ツール導入の検討をはじめました」と語ります。

期待していた資産管理ツールのアップデート版、機能不十分で使えず

 QU配信に関してはWSUSを使ってきた同社ですが、FUの配信はアップデート時の各PCの障害が把握できないことから、WSUSを使っていませんでした。アップデート配信ツールの導入を検討していた当初は、従来より利用していた資産管理ツールのアップデートによる配信機能強化に期待を寄せていました。
 「導入検討を始めた頃に資産管理ツールのベンダーから、アップデータ配信機能強化のアナウンスがあったので、リリースを待ち、リリースされたらすぐ検証をはじめました。ところが、求めていた機能が十分に実装されていなかった上に、アップデートの成功率が3割程度にとどまり、ベンダーからもすぐに使用停止のアナウンスがあったことから、導入を諦めました。」(辻氏)
 そこで、同社ではいろいろなベンダーにヒアリングしたり、セミナーに参加したりなど情報収集、更には検証を進めます。いくつかのソリューションも検討の対象となりましたが、アップデートの成否確認など、FUのコントロールが出来ないものばかりで導入を見合わせていました。

トライアルで全く問題が出なかったUnifier Cast

 情報収集を続ける中、Unifier Castの存在を知ります。「もともと、横河レンタ・リースとはいろいろな形でお付き合いがあったこともあり、メルマガをいただいておりました。そのメルマガで案内のあったセミナーに参加し、Unifier Castを知った次第です。」(辻氏)
資産管理ツールの機能追加として提供されるものが多い Windows Update 対応のツールが多い中、配信に特化したUnifier Castは、すでに資産管理ツールを導入している同社にとってはマッチングが良かったといいます。
「さっそく、トライアルとして150台ほどを対象に配信の検証を行いましたが、設定・配信とも驚くほどスムーズで、全く問題なくアップデートを実施できました。そこで、すぐに導入を決めました。」(辻氏)

初回から3,400台を対象にFU配信し、2カ月足らずで8割のPCがアップデート

 全社への導入について羽鳥氏は「Unifier Cast自体には全く問題はなかったのですが、ユーザーへの告知や、Unifier Castのエージェント展開、トラブル発生時の対応方法などの検討に時間をかけました。準備が整った2021年12月にFUの配信を開始、これまで一度にできなかった、2つのバージョンに対して同じバージョンを3,400台に向け配信しました。」
「2カ月足らずで8割のPCでアップデートを終えることができ、非常に速い対応ができるようになりました。もしUnifier Castがなければ、今頃はアップデートのために全国の拠点を行脚していたかもしれないと考えると、とても楽になったと思います」(辻氏)。

使いやすいコンソール画面。エージェントの日本語表示もありがたい

 使用感に関して羽鳥氏は「アップデートの配信がバックグラウンドで行われるため、ユーザーに負担がかからない点を高く評価しています。また、特にPC環境が多岐にわたる当社では、アップデートが失敗することも少なくないので、コンソール画面でアップデートの成否が確認できることはとても大切な機能だと考えています」といいます。
 辻氏は「PCのタスクトレイに配信やアップデートの状況が表示されるところや、エラーメッセージなどが日本語で表示されるのも良い点だと思います。コンソール画面も今風の直感的で非常にわかりやすく使いやすいと思います。
 サポートに関しても導入前、トライアル時、導入後も折りに触れ問い合わせする機会がありましたが、いつも回答のレスポンスが早いという印象があり、全く不満はありません」と語ります。

年1回のアップデート定例化へ。QUや Microsoft 365 アップデータの配信も統合へ

 Unifier Castエージェントの配布の関係上、すべてのPCへの適用は終わっていませんが、2022年3月には全PCへの展開が完了するといいます。羽鳥氏は「Unifier Castの展開完了を終えれば、これまで不定期だったFUの適用を年1回に定例化する目処が立ちます。さらに現在WSUSで行っているQUの配信や Office 365 (現: Microsoft 365 )のアップデータ配信もUnifier Castで一元運用すればさらに効率化が図れると思います。特にQUに関しては、近年のサイバー攻撃の増加を踏まえて、会社からも全社でのセキュリティー強化を強く求められており、より機動的な運用ができるUnifier Castへの移行を進めていき、セキュリティー強化へもつなげて行きたいと考えています」と語ってくださいました。

日本電子株式会社 Flex Work Place Unifier Cast 構成図

日本電子株式会社さま Flex Work Place Unifier Cast 構成図
Company Info

会社情報

日本電子株式会社ロゴ
名称 日本電子株式会社
所在地 東京都昭島市武蔵野3丁目1番2号
資本金 213億9,418万円
社員数 3,198人(連結:2021年3月末現在)

URL https://www.jeol.co.jp/
*本事例は2022年4月に作成したものです。本事例中に記事の肩書きや数値、固有名詞等は初掲載当時のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

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