近年、クラウドストレージの活用が企業のIT戦略において重要な位置を占めるようになっています。
その中でも、Box は多くの企業から支持を受けているサービスの一つです。
本稿では、Box を導入している企業が、Box のメリットをより有効に活用して、PCのデータを確実に守るための環境の実現に焦点を当てて解説します。
企業向けクラウドストレージサービスの選択肢は数多くありますが、Box には他にない魅力があります。
これらの特徴により、Box は単なるクラウドストレージサービスを超えて、企業のデジタルトランスフォーメーション (DX) を支援するプラットフォームとしての役割を果たしています。
Box の利便性をさらに高めるのが、Box Drive というクライアントアプリケーションです。
Box Drive の導入により、ユーザーはローカルファイルとクラウド上のファイルの区別を意識することなく、シームレスに作業を行うことができます。これは、生産性の向上とユーザー満足度の増加につながります。
Box Drive はユーザーが Box をあまり意識することなく、容量無制限のクラウドストレージにデータを保存できる点ではメリットがありますが、あくまでユーザーが意識的に Box Drive にデータを保存しない限り、ファイルは Box に保存されません。
クラウドストレージやファイルサーバー利用の目的の一つにクライアントPCのデータバックアップというものがあります。
大容量のストレージにPCのデータをバックアップ保存しておくことで、仮にPCのストレージが故障した場合のデータ保全や、PC更新 (リプレース) 時のデータ移行を楽にできるといったメリットがあります。
特にテレワーク、リモートワークで持ち出すPCは紛失や落下による破損などのデータ損失リスクが高まるため、クライアントPCのデータバックアップは非常に重要です。
Windows PCにて標準で使うことができる OneDrive には、指定したフォルダを自動で OneDrive に同期 (バックアップ) する機能がありますが、Box Drive はあくまで仮想的なドライブに意識的に保存しないといけないため、確実なデータバックアップを行う環境としては少し足りない部分があります。
せっかく容量無制限で、PCのバックアップにも容量が困らない Box を使っているのに、「クラウドストレージにデータを保存し忘れ、確実なバックアップが取れない」課題が起きてしまう Box Drive の問題を解決し、Box との組み合わせでデータバックアップを万全にするソリューションが、横河レンタ・リースの Flex Work Place Passage Drive for Box (以下、Passage Drive for Box) です。
Passage Drive for Box は Box、Box Drive と連携し、より確実なクライアントPCのデータ保全 (バックアップ) 環境を提供します。
Passage Drive for Box を導入することで、企業は以下のメリットを享受することが期待できます。
Box は、その無制限容量や高度な協働機能により、多くの企業から支持を受けているクラウドストレージサービスです。
しかし、確実なデータ保全環境を実現するためには、Box/Box Drive だけでは不十分です。
Passage Drive for Box を導入することで、企業は確実なデータバックアップ環境を実現し、以下のメリットを享受できます。
情報システム部門の担当者・管理者の皆さま、Box と Passage Drive for Box の組み合わせによる、より確実で効率的なクライアントPCのデータ保全の構築を検討してみてはいかがでしょうか。
この選択は、データ損失リスクの低下だけでなく、従業員の生産性向上やIT管理の効率化にもつながり、企業全体のデジタル競争力を高める一歩となるでしょう。