Windows 10 のサポート終了も近づき、本格的に Windows 11 PCの運用が始まりつつあります。
一方で、サポート終了期限の2025年までに Windows 11 へのアップグレードを進めている企業も多いことでしょう。
Windows 10 に引き続き、Windows 11 も Windows Update が定期的に行われますが、社内の多数のPCに対して確実なアップデート配信を実施しようとすると結構手間なものです。
今回は、この「Windows 11 への」と「Windows 11 の」の二つのアップデートをいかに確実かつ効率化していくかという課題について解説していきます。
Windows 10 サポート終了に対応するため、Windows 11 へのアップグレードを推進しているPC運用管理者の方も多いでしょう。
対象台数が少なければさほど手間もかかりませんが、対象台数が何十台、何百台とあったり、遠隔地の拠点にあるPCやリモートワークを行っている社員のPCなどの対応を考えると、管理者の負担も大きいものとなります。
さらに、アップグレードを推進するうえで課題になるのが、次の点です。
このように、既存PCの Windows 11 へのアップグレードは、PCの運用管理者にとって非常に負担が大きな業務です。
円滑に進めるためには何らかの対応が必要です。
2024年秋、Microsoft はWSUS (Windows Server Update Services) のライフサイクルを発表しました。
それによると2035年頃にサポートを終了するとのこと。
あと10年ほどありますが、その後継サービスとして推奨しているのが Windows Update for Business (WUfB)、Microsoft Endpoint Configuration Manager (MECM) といったいずれもクラウドベースのソリューションです。
これらのソリューションも、配信時のネットワーク帯域不足に対する対策や、各クライアントPCのアップデート状況の確認といった課題が解決できるわけではありません。
また、グループポリシーやMDM (モバイルデバイス管理) ツールなどといった管理ツールとの連携も必要で、運用面においても簡単ではないと言われています。
このような Windows 11 への移行における課題、Windows 11 アップデートにおける課題を解決し、安全、確実、かつ効率的なアップデート環境を実現するのが、横河レンタ・リースが提供する Windows アップデート運用管理ソリューション、Flex Work Place Unifier Cast (以下、Unifier Cast) です。
Unifier Cast は、従来のWSUSやWUfB、MECMの課題を克服し、より運用しやすい Windows Update 環境を提供します。
特に、Windows 10 から Windows 11 へのインプレースアップグレードや Windows Update の Feature Update (機能更新プログラム。以下、FU) を効率的に実施するために、以下のような強力な機能とメリットを提供します。
Unifier Cast は、大容量のアップデートファイルを、エージェントプログラムとの連携により細かく分割して配布します。
これにより、ネットワーク帯域への負荷を大幅に軽減し、業務時間中でも安定したネットワーク環境を維持しながらアップデートを進めることが可能です。
さらに、同じネットワークセグメント内のクライアントPC間で、細分化された更新プログラムを再配布する「Cast配信機能」を備えています。
これにより、サーバーへのアクセス集中を避け、サーバー負荷を分散させることができます。
Unifier Cast は、クライアントPCの Windows 11 へのアップグレード状況や、アップデートの成否を一目で確認できる、ビジュアル化されたダッシュボードを提供します。
PC運用管理者は、このダッシュボードを通じて、OSのバージョン、アップデートの適用状況、エラーの発生状況などを迅速かつ正確に把握し、 アップデートが完了していないPCや、失敗しているPCを特定し、適切な対応を行うことができます。
Windows 11 へのアップデートで課題となる対応PCの調査もダッシュボード上で把握することが可能です。
アップデートは段階的に展開していく運用がトラブル発生時の対応も取りやすいことから推奨されていますが、Unifier Cast ではこのダッシュボードで配信先のグルーピングやスケジューリングといった、アップデートの配信管理も簡単なUIで実行可能です。
Unifier Cast では、強制的なアップデートだけでなく、ユーザーが任意のタイミングでアップデートを実行できる「選択適用」の設定も可能です。
選択適用の場合でも、猶予期間を設定できるため、ユーザーの利便性を考慮しながらも、更新漏れのない計画的なアップデート運用を実現できます。
WSUSと比較して、Unifier Cast は導入や運用が簡単です。
直感的なコンソール画面や、分かりやすいエラーメッセージ表示など、IT管理者の負担を軽減するための工夫が凝らされています。
Unifier Cast は元々 Windows Update を対象としたソリューションなので、通常の Windows Update 運用も効率化します。
日々のPC運用を効率化し、常に最新のアップデート配信をサポートすることで、セキュリティーの強化にもつながります。
Unifier Cast はすでにさまざまな企業で導入され、Windows アップデートに関わる課題を解決しています。
横河電機さまでは、社内で使われる12,000台の Windows Update 運用を Unifier Cast を使って管理・運用。
確実なアップデートの実行と、PC運用管理者の業務負荷軽減を実現しています。
また、ハウス食品グループ本社株式会社さまでは、WSUSの運用に課題を感じていた中で Unifier Cast を導入した結果、Windows Update 配信の課題を解決し、グループ全体のセキュリティー統制と社内SEの工数削減を実現しました。
この他にも数多くの企業における導入実績を以下のページからご覧いただけます。
導入から2~3年程度のPCはコスト面でアップデートが有利ですが、ライフサイクルの終わりに近い4~5年程度のPCは、リプレースによる移行のほうが有効な場合もあります。
その際に、レンタルを活用することで、導入コストを抑えつつリプレースを行うことが可能です。
レンタルというと、購入と比較してコストがかかるのではないか、と思われがちですが、実際には故障などの保守・運用コストを勘案するとトータルのコストもレンタルのほうが費用を抑えることができます。
また、レンタルPCなら、トラブル発生時の保守対応も横河レンタ・リースに連絡するだけで代替機が送られてくるので、PC運用管理の工数を大幅に削減することが可能です。
DX対応など、情報システム部門の業務負荷は増える一方です。
この機会にあわせてレンタルの活用も検討してみてはいかがでしょうか。
Windows 10 のサポート終了まで残された時間はわずかです。
繰り返しになりますが、サポート終了に伴うサイバー攻撃のリスク増大といった深刻な事態を避けるためには、早急な Windows 11 への移行が不可欠です。
横河レンタ・リースの Flex Work Place Unifier Cast は、ネットワーク負荷の軽減、IT管理者の業務効率化、ユーザーへの影響最小化といった、Windows 11 移行におけるさまざまな課題を解決し、安全、確実、そしてスムーズな移行を強力に支援します。
特に、現在お使いの Windows 10 PCが比較的新しい機種をお使いの企業さまにとっては、Unifier Cast を活用することで、既存のIT資産を最大限に活かしながら、効率的に Windows 11 へのインプレースアップグレードを実現できます。
この機会にぜひ Unifier Cast の導入をご検討いただき、安心・安全な新しいOS環境への移行を実現ください。