2020.05.15

「Unifier Castの運用を考える」(4)Unifier Cast を用いたQU適用

こんにちは、横河レンタ・リース サポートサイト運用担当です。

第4回では、Unifier Castを用いたQuality Update(QU)の適用方法について記載します。

QUは月に1度、第2火曜日(米国時間)にリリースされます。
QUにはセキュリティーに関するアップデートが含まれているため、可能な限り最新のQUを適用することをお勧めします。

Unifier CastでのQUパッケージ配布手順

Unifier CastでのQU配布手順の概要図

1.
配布準備作業(マスターサーバー)

作業対象
マスターサーバー

作業内容
CastMakerでQUパッケージの自動作成スケジュール設定を行い、Castコンソールで配布対象グループのQU適用状況を確認する。


(1) CastMakerでQUパッケージの自動作成スケジュール設定を行う。

CastMakerの自動作成スケジュール設定画面



(2) CastMakerで自動作成パッケージ作成・登録のオプション設定をする。

CastMakerの環境設定



(3) Castコンソールで配布対象グループのQU適用状況を確認する。

Castコンソールでのグループ詳細画面

【ワンポイントメモ】
QU適用の際は都度Castコンソールで目標を設定する必要はありません。Castコンソールでは常に最新のQUが適用されているかを確認できるようになっており、円グラフの色は下記の状態を表します。 

:最新のQUが適用されている状態
[2カ月]以内にQUが適用されている状態
[2カ月]以上、QUが適用されていない状態

※ 上記の[2カ月]の部分は変更可能

各社のポリシーに併せて、円グラフが常に緑もしくは黄色になるようQU適用を行います。

Castコンソールにあらかじめグループの登録を行っていない場合は、各項目のプルダウンメニューから以下の設定を行ってください。

グループ名   :[“配布管理対象のコンピューターリスト名”]
目標バージョン :[“グループが目標とするFUバージョン”]
QU適用ポリシー:[Latest All Update(LAU)]

Castコンソールの設定画面

2.
配布設定(マスターサーバー)

作業対象
マスターサーバー

作業内容
Unifier管理コンソールにて、対象パッケージに配布グループを設定する。


(1) パッケージの配布設定を行う。

3.
配布作業(クライアントPC)

作業対象
クライアントPC

作業内容
パッケージに設定した配布グループに所属するクライアントPCにてパッケージ適用を行う。


(1) パッケージの配布完了後、適用を行う。

クライアントPCでのパッケージ適用の図

4.
確認作業(マスターサーバー)

作業対象
マスターサーバー

作業内容
Castコンソールで配布グループのFU配布結果を確認する。


(1) パッケージの配布結果を確認する。

Castコンソールで配布結果を確認