2023.06.22

そもそもWindows Updateってどんなものなの?

Unifier Cast を使用する場合でも、Windows Update の基本的な知識が必要です。
今回は Windows Update の概要についてまとめてみようと思います。


Windows のアップデートには大きく2種類のアップデートがあります。
新しい機能や拡張機能が追加される「機能更新アップデート」と
セキュリティーやセキュリティー以外の修正を含んだ「品質更新アップデート」です。

  1. 機能更新プログラム (FU:Feature Update)
    [大型アップデート]とも呼ばれ、主に新しい機能追加が行われます。
    各OSのバージョンを表しており、[22H2][21H1]などと表示されます。
    ※ Windows 10 は[22H2]で終了となり、今後は Windows 11 のみの提供になります。

  2. 品質更新プログラム (QU:Quality Update)
    主にセキュリティー対応や修正プログラムです。
    各OS の「ビルド」をあらわしており、[ビルド:19044.3086]のように表示されます。
    ※ Windows 10 も継続して提供されます。

品質更新プログラムは提供時期により、さらにいくつかに分かれています。


-Bリリース
 毎月第 2 火曜日(米国時間)に公開される毎月の更新プログラムです。
 品質更新プログラムは「累積更新プログラム (Cumulative Update)」
 最新のアップデートを適用すれば、過去の修正も含めて更新されます。
 セキュリティーに関するアップデートを含むため適用することが必要です。

-Cリリース
 オプションのセキュリティー以外のプレビュー リリースです。
 こちらは次回のリリース向けのプレビュー版であり、必ず適用する必要はありません。


では実際に Windows のバージョン・OS ビルドを確認してみます。

Windows 10 の場合、[スタート]-[設定]-[システム]-[詳細情報]を選択して表示される「 Windows の仕様」という項目を見てみましょう。

詳細情報 OS の詳細情報

[バージョン]と[OS ビルド]という項目があることがわかります。
これが先のバージョンとビルドを表しています。

  バージョン:21H2
  OS ビルド:19044.3086

執筆時点での最新バージョンは22H2となっていますので、機能更新プログラムのバージョンが古いことがわかります。
この場合、アップデートが必要です。

上記の Windows Update の基本を踏まえて運用を考えた際に、これらの確認やアップデート作業をユーザーが実施することは簡単ではありません。
必要なアップデートを適用しない場合や、必要ないアップデートを適用することも考えられます。

この運用課題について Unifier Cast を使用することでどのように解決できるかを次回ご案内しようと思います。