2023.08.24

Passage Drive のワークスペースモードの特徴について

こんにちは、横河レンタ・リース サポートサイト運用担当です。

Flex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)は v1.4.2 以降より 2 種類のワークスペースモードを選択できるようになっています。

今回は、Passage Drive にて利用可能な 2 種類のワークスペースについてご説明します。
Passage Drive にてご利用可能なワークスペースモードは「シングルモード」(シングルワークスペースモード) と「マルチモード」 (マルチワークスペースモード) となります。
以下に各ワークスペースモードの特徴について記載します。

概要は以下の表をご参照ください。

シングルモード マルチモード
ワークスペースの選択画面 表示されません 表示されます
複数のワークスペース管理 不可 可能
移行ツールの実行 不要※ 必須

※移行するユーザーデータが存在する場合には、別途移行ツールの実行が必要となります。
移行するデータが存在しない場合には移行ツールの実行は不要となります。
移行するデータがあるか確認する際には【02-Passage_Drive_解説書】の「リダイレクト対象のユーザーフォルダー」の対象フォルダ内に移行する必要があるデータがあるかでご判断ください。

1.シングルワークスペースモード
利用可能なワークスペースを 1 つに制限して利用するモードとなります。
このモードを利用する場合には利用ユーザーサインイン時にワークスペースの選択画面が表示されず、デスクトップに自動で遷移するモードとなります。
v1.4.2 からの既定値は「シングルモード」 (シングルワークスペースモード) となっています。

2. マルチワークスペースモード
「マルチモード」 (マルチワークスペースモード) の場合には複数のワークスペースを作成し、ご利用環境ごとにワークスペースを切り替えて利用することが可能となります。
使用例として以下をご参照ください。

使用例 用途
使用例1 PC1 ではワークスペース1 を利用し、PC2 ではワークスペース2 を使用できる。
使用例2 社内ではワークスペース1 を利用し、社外ではワークスペース2 を利用する。

※ワークスペース1 とワークスペース2 で表示されるデスクトップなどのデータは異なります。
※ワークスペースが異なる場合においてもエクスプローラーより以下のパスを参照することで異なるワークスペースのフォルダのファイルも操作可能です。
パス:[OneDrive- <テナント名>]-[PassageDrive]-[対象ワークスペース名]


Passage Drive の制限として利用するユーザーと使用する Microsoft 365 アカウントは一対一の関係である必要があります。
そのため、1 ユーザーが複数の環境を使い分けたい場合には「マルチモード」をご利用ください。

「マルチモード」 (マルチワークスペースモード) をご利用の際には利用ユーザーでサインインした際以下の画面が表示されワークスペースを切り替えることが可能となります。

select_workspace ワークスペースの選択画面

※「マルチモード」 (マルチワークスペースモード) をご利用の場合には事前に利用するワークスペースを作成する必要あります。作成方法については【05-Passage_Drive_クライアント利用ガイド】の「第 2 章 クライアントの初期設定 (マルチワークスペースモード)」の「ワークスペースの事前作成とプロファイルデータの移行」をご確認ください。

設定する項目につきましては以下のマニュアルをご参照ください。

対象マニュアル:
 ・04-Passage_Drive_導入運用ガイド_管理サーバー編
 ・06-Passage_Drive_導入運用ガイド_スタンドアロン編

[第1章 導入]の[インストーラーの作成 (2) -システム設定]
 パラメーター:ワークスペースの指定方法