Passage クライアントで印刷ができません

スプールフォルダを書き込み禁止除外設定フォルダーとして設定することで印刷が可能です

対象バージョン
v.2.x.x 以降のバージョン

詳細

プリンターのスプールフォルダがデフォルト設定のクライアント環境で、Passage のフィルタードライバ機能を有効にした場合、
ログオンユーザーが起動するアプリケーションプロセスによるHDDへのファイルの書き込みが禁止されることで、スプールフォルダへの書き込みが
できなくなることで、印刷ができなくなります。上記クライアント環境の場合、以下の手順でスプールフォルダを書き込み禁止除外設定フォルダーとして設定してください。

スプールフォルダを確認
[ Windows 7 の場合 ]
1. スタート→コントロールパネル→デバイスとプリンターの表示を選択します。
2. 任意のプリンターを選択し「プリント サーバー プロパティ」を開きます。
3. [詳細設定]タブからスプールフォルダのパスを確認します。
  既定では以下のフォルダです。
  C:\Windows\system32\spool\PRINTERS

[ Windows 8/8.1/10の場合 ]
1. スタートボタンを右クリック→コントロールパネル→デバイスとプリンターの表示を選択します。
2. 任意のプリンターを選択し「プリント サーバー プロパティ」を開きます。
3. [詳細設定]タブからスプールフォルダのパスを確認します。
  既定では以下のフォルダです。
  C:\Windows\system32\spool\PRINTERS

書き込み禁止除外設定フォルダーの追加
1. Passage クライアントにインストールユーザーでログオンします
2. 設定ファイルを開くためにメモ帳を管理者権限で起動します
  ※ Passage v.2.5.0 をご利用の場合は、Passage Configurator をご使用の上、設定ファイルを編集します。
   Passage Configurator の操作方法につきましては、Passage 導入運用ガイドの「1-2-6-1「HDDへの書き込み禁止の制限」の除外フォルダーパスを追加する」をご参照ください。
  ・Windows 7 の場合
    [Windows ボタン]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[メモ帳]の右クリックから、[管理者として実行 (A) ]をクリックします。

  ・Windows 8 / 8.1 の場合
    アプリの一覧画面の[メモ帳]の右クリックから[管理者として実行 (A) ]をクリックします。

  ・Windows 10 の場合
    [Windows ボタン]-[Windows アクセサリ]-[メモ帳]の右クリックから、[管理者として実行 (A) ]をクリックします。

3. 設定ファイルの格納先へアクセスし、設定ファイルを開きます
  既定の格納先は下記の通りです。
  C:\Program Files\YRL\Flex Work Place Passage\Config\psgconfig.xml
  ※ 設定ファイルを開く際には、ファイル形式は「すべてのファイル」を選択します。文字コードは「UTF-8」を選択します。

4. 設定ファイルを開いたら、下記のフォーマットを参考に最下行に書き込み禁止除外設定フォルダーの設定()を追加します。

【設定ファイルのフォーマット】

<WritableDir>
<Path>C:\Windows\System32\spool\PRINTERS</Path>
<Enable>1</Enable>
</WritableDir>

【設定項目と既定パラメーターの説明】

設定項目 パラメータ 説明
Path ディレクトリーパス フィルタードライバ機能の書き込み禁止制限から除外するディレクトリーパスを定義する設定項目とパラメーターです。
既定のパラメーターとして、「C:\Users」、「C:ProgramData」、「C:\Windows」の3 個のディレクトリーパスを設定しています。
設定可能なディレクトリーパスの上限は、20 個です。
Enable 0 書き込み禁止制限から除外するディレクトリーパスの有効/無効を定義する設定項目とパラメーターです。
「0」のパラメーターは、無効でディレクトリーパスは書き込み禁止制限から除外されません。
Enable 1 書き込み禁止制限から除外するディレクトリーパスの有効/無効を定義する設定項目とパラメーターです。
「1」のパラメーターは、有効でディレクトリーパスは書き込み禁止制限から除外されます。

5. 設定ファイルを編集して、上書き保存します。
6. 設定ファイルの編集後、Passage クライアントを2回再起動することで編集したパラメータが適用されます。

その他のよくあるご質問

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