一般ユーザーでログオンすると「起動中にエラーが発生しました。(CODE=20) RAMディスクに設定できません。」と表示され Passage Plate が起動しません

このメッセージが表示される原因はさまざまです。以下をご確認ください

対象バージョン
全てのバージョン

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ログオン後、画面上に次のようなエラーのダイアログが表示されることがあります。

起動中にエラーが発生しました。(CODE=20)

このメッセージが表示される原因はさまざまです。
以下の状況に該当する場合には、それぞれの対応を行っていただきますようお願いします。

1. セキュリティーソフトでRAMディスクの作成を抑制した環境の場合

クライアントにインストールされたアプリケーションで、hp Client Security がインストールされている場合に Passage をインストールすると本事象が発生することを確認しています。hp Client Security のようなセキュリティーソフトがインストールされている場合には、そのアプリケーションをアンインストールしてから Passage をインストールし直して動作確認をお願いします。

2. Passage をインストールした後に再起動を行っていない場合

Passage をインストールした後にクライアントPCを再起動していない場合に本事象が発生します。
Passage をインストールした後は必ずクライアントPCを再起動してください。

3. VHD環境にRAM環境のPCで使用している psgconfig.xml を上書きコピーした場合、またはその逆にRAM環境にVHD環境のPCで使用している psgconfig.xml を上書きコピーした場合

psgconfig.xml の流用ができるのは、同じバージョンで使用しているRAM環境の psgconfig.xml だけです。
それ以外の psgconfig.xml は流用できませんのでご注意願います。

4. .NET Framework が壊れている場合

.NET Framework が壊れている場合に本事象が発生する場合があります。

.NET Framework は一般的にインストールし直すことはできませんので、以下の手順にて修復を試みてください。


【 .NET Frameworkの修復手順】

(1) Passage のインストールユーザーで当該PCにログインします。

(2) Webブラウザーにて以下のURLにアクセスし、本文中央ほどの「.NET Framework Rapair Tool 」というリンクをクリックして Microsoft 社の修復ツール (NetFxRepairTool.exe) をデスクトップなどに保存します。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/framework/install/repair

(3) デスクトップに保存した修復ツール (NetFxRepairTool.exe) を右クリックし「管理者として実行」を選択します。

(4)「I have read and accept the license terms.」にチェックを入れ、「Next」をクリックします。

(5)「Next」をクリックします。

(6)「Finish」をクリックして修復ツールを終了します。

(7) PCを再起動し、以前にCODE=20のエラーが発生した実績のあるユーザーで当該PCにログインし、エラーが発生しなくなっているかをご確認ください。


5. RAMディスクのサイズを設定できない値に設定している場合

RAMディスクのサイズを以下の範囲を超えて設定している場合に本事象が発生すること場合があります。
RAMディスクの最小値:64MB
RAMディスクの最大値:992MB (x86版)、4095MB (x64)

【確認手順】

(1) ファイル「%PSGROOT%\Config\psgconfig.xml」をメモ帳で開きます。RAMディスクの設定が上記の範囲内であることをご確認願います。

(2) 文字列の検索で“<RAMDiskSize>”を指定して該当する文字列を検索します。

(3) その行に記載された値 (インストール時に設定したRAM領域の値) を確認し、間違えている場合には修正してファイルを保存します。


【ご注意】
ファイルを保存する際には、文字コードが「UTF-8」になっていることを必ず確認してから保存願います。
また、ファイルを保存した後は、クライアントの再起動を2回行わなければ設定が反映されませんのでご注意願います。

6. psgconfig.xml が破損している場合

psgconfig.xml の編集にメモ帳などを使用して、編集する際に文字コードを「UTF-8」以外で保存した場合は psgconfig.xml ファイルを壊してしまいます。
psgconfig.xml が破損しているときには、RAM版を使用している場合に限り同じ Passage バージョンの psgconfig.xml を流用できますので、
他のクライアントPCの正常な psgconfig.xml ファイルからコピーしてください。

7. Windows の自動マウントを無効にしている場合

自動マウントを無効にしている場合にRAMディスクがマウントできず本事象が発生します。
Passage アンインストール後に自動マウントを有効にし再インストール後の動作をご確認ください。

【対処手順】

  1. Passage のインストールユーザーで当該PCにログインします。
  2. Passage をアンインストールします。
  3. Passage のインストールユーザーで当該PCにログインし、コマンドプロンプト (cmd.exe) を管理者権限で起動します。
    Windows 7 の場合:[スタート]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を右クリックして[管理者として実行]をクリックします。
    Windows 10 の場合:[スタート]-[ Windowsシステムツール]-[コマンドプロンプト]を右クリックして[その他]-[管理者として実行]をクリックします。
  4. コマンドプロンプトから「diskpart」と入力してEnterキーを押下します。
  5. 「automount」と入力してEnterキーを押下します。
    「新しいボリュームの自動マウントが無効です」と表示された場合、自動マウントが無効です。
  6. 「automount enable」と入力してEnterキーを押下します。
  7. 「新しいボリュームの自動マウントが有効です」と表示されたら、自動マウントが有効です。
    コマンドプロンプトを終了します。
  8. Passage をインストールします。
  9. PCを再起動し、以前に CODE=20 のエラーが発生した実績のあるユーザーで当該PCにログインし、エラーが発生しなくなっているかをご確認ください。


その他のよくあるご質問

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