Unifier CastによるFU/QU更新パッケージの配信の仕組み

Unifier Castによる、FU/QU更新パッケージの配信動作の概要は以下のようになります。
  1. 以下の要件に合わせて、あらかじめネットワークの設定(ファイアウォール・ルーターなどの設定)を変更します。
       ・クライアントPC・Unifierサーバー間で、HTTPによる通信が可能であること
       ・クライアントPCの80番・50200番・50201番ポートからUnifierサーバーへTCP通信が可能であること
       ・負荷分散機能を使用する場合、クライアントPCの50202番~50299番ポートからUnifierサーバーへTCP通信が可能であること
       ・クライアントPC上で、Unifierサーバーの名前解決ができること

  2. Cast Makerを起動し、配信対象のFeature Update(以下、FU)およびQuality Update(以下、QU)をダウンロード、およびUnifierパッケージの作成を行います。(①)

  3. マスターサーバー上のUnifier管理コンソールに、作成したUnifierパッケージを登録、および先行配信グループ(以下、1次グループ)に所属させるクライアントPCを指定の上、分散配信機能をONにします。(②③)

  4. 1次グループ内のクライアントPCのOS起動またはユーザーのログオンをきっかけに、上記配信設定およびFU/QUのUnifierパッケージをマスターサーバーからクライアントPCにダウンロードし、FU/QUの適用を開始します。(④⑤⑥⑦⑧⑨)
    ここでダウンロードするUnifierパッケージはあらかじめ指定したファイルサイズごとに分割されており、複数のPCから分割ファイルを並行してダウンロード可能なため、ネットワーク負荷が分散するように配慮されています。また、Unifierパッケージのダウンロード中にクライアントPCが停止されても、起動後に停止前の状態からダウンロードを再開することが可能です。

  5. 1次グループへの配信および動作確認完了後、続いて配信するグループ(以下、2次グループ)に所属させるクライアントPCを指定します。(⑩)

  6. 2次グループ内のクライアントPCのOS起動またはユーザーのログオンをきっかけに、配信設定をマスターサーバーから、FU/QUのUnifierパッケージを1次グループ内のクライアントPCから並行してダウンロードし、FU/QUの適用を開始します。(⑪⑫⑬⑭⑮⑯)

  7. Unifierパッケージの配信およびFU/QUの適用状況は、Castコンソールにて確認することができます。(⑰)
    すべてのクライアントPCのFU/QU適用が完了したことを確認後、分散配信機能をOFFに変更します。
    各クライアントPC上にダウンロードされたUnifierパッケージは、次回OS起動時に自動的に削除されます。(⑱)

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