マスターサーバーのイベントビューアが「イベントID:17137」でいっぱいになり他のログが消えてしまいます。

Microsoft SQL Serverのデータベースの設定を変更することで対策が可能です。

対象バージョン

Microsoft SQL Server 2008 以降



発生原因

本事象は、Microsoft SQL Serverのデータベースのフラグ「AUTO_CLOSE」(自動終了オプション)が、デフォルトでは「ON」になっていることに起因します。または、手動で上記設定を「ON」にしていた場合でも発生します。

このフラグが「ON」になっていると、データベースは自動的に終了され、Unifierがデータベースにアクセスするたびに「イベントID:17137 説明:データベース \'DotCOE_V2\' を起動しています。」と記録されます。

従って、このフラグを「OFF」にすることにより、データベースの自動終了はなくなり、イベントログの発生を抑えることが可能です。



再現方法

以下の手順は、この問題の再現方法とUnifierが原因でログが発生していることを確認する手順です。

1. 「イベントビューア」の「アプリケーション」を開き、「イベントID:17137」を全て削除し、ビューアに表示されないことを確認します。(必要に応じてログを保存します)

2. Unifierのライセンス管理コンソールを起動します。

3. イベントビューアに「イベントID:17137 説明:データベース \'DotCOE_V2\' を起動しています。」が記録されているか確認します。



回避方法・設定変更手順

以下は、フラグ「AUTO_CLOSE」を「OFF」にする手順です。

1. マスターサーバーからコマンドプロンプトを管理者権限で起動し、下記のコマンドで SQLServerに接続します。
osql -E -S %computername%\dotcoe[enter]

2. 下記コマンドでフラグを「OFF」に変更します。
ALTER DATABASE [DotCOE_V2] SET AUTO_CLOSE OFF[enter]GO[enter]

3. コマンドプロンプトを終了します。


※上記の [enter] は、エンターキーの入力を意味します。



設定変更確認

設定変更が完了したら、再度「再現方法」を実施し、ログに表示されないことを確認します。


その他のよくあるご質問

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