対象バージョン
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複数のハードウエアグループに所属しているクライアントは、「ALLCLIENT」と、そのクライアントの「OSごとのビルトイングループ」、そしてクライアントが所属するハードウエアグループの中で「優先順位が最も高いグループ」に対して設定されている動作スケジュールに従います。
動作スケジュールで設定されているシンボルジョブの起動順序は、下記の通りです。
No. | ハードウエアグループ |
---|---|
「ALLCLIENT」に設定されているスケジュール内のシンボルジョブ | |
「OSごとのビルトイングループ」に設定されているスケジュール内のシンボルジョブ (例)Windows7の32bitクライアントの場合は、「CLIENT-WIN7-x86」です。 |
|
クライアントが所属するハードウエアグループの中で、「最も優先順位が高いハードウエアグループ」に設定されているグループ内のシンボルジョブ |
※上記No.3の通り、クライアントでは優先順位が最も高いハードウエアグループの動作スケジュールが実行されるため、複数のハードウエアグループの条件式に当てはまったとしても、すべてのシンボルスケジュールが動作するわけではありません。
複数のハードウエアグループに所属するクライアントの優先順位は、Unifier管理コンソールの設定に依存します。
Unifier管理コンソールからグループ設定画面を起動し、「グループの種類」リストから「ハードウエアグループ(クライアント)」を選択すると、作成したハードウエアグループ一覧が表示されます。優先順位は、その表示順(上から下)通りとなります。
「group001」から「group005」の5つのハードウエアグループが番号順に作成、表示されている場合の優先順位は下記の表の通りとなります。
▼作成されたグループ(優先順位が高い順)
1. group001
2. group002
3. group003
4. group004
5. group005
「group001」「group003」「group005」の3つのグループに所属するクライアントは、グループ条件文を解析した結果、下記の通りに優先順位を判断します。
▼所属するグループ内の優先順位
1. group001
2. group003
3. group005
結果として、このクライアントが従う動作スケジュールは、「ALLCLIENT」、「OSごとのビルトイングループ」、「group001」の3つの設定になります。
Unifier管理コンソールからグループ設定画面を起動し、右横にある「↑」と「↓」ボタンでハードウエアグループの優先順位を変更することが可能です。
「group001」と「group005」の優先順位を入れ替えた場合、「group001」と「group003」と「group005」の3つのグループに所属するクライアントは、下記の通りに優先順位を判断します。
1. group005
2. group003
3. group001
結果として、このクライアントが従う動作スケジュールは、「ALLCLIENT」、「OSごとのビルトイングループ」、「group005」の3つの設定になります。