コンフィグファイルとは何ですか?

Unifierが動作するための設定が記述されているファイルです。

対象バージョン

ver.5.x.x 以降



詳細

コンフィグファイルとは、Unifierが動作するための設定が記述されているファイル群を指します。


コンフィグファイルは、管理コンソールによって管理/更新されています。
スレーブサーバー、クライアントは、上位サーバーの「%IROOT%\0200\Config」フォルダからコンフィグファイルをダウンロードし、解析することでファイル内容を自身に反映しています。

また、コンフィグファイルの内容を基に各シンボルが動作した結果として、端末の現在の情報を表す「データファイル」や、端末から収集した情報を表す「トランザクションファイル」が出力されます。


「データファイル」、「トランザクションファイル」については、以下のリンクを参照いただけますようお願いします。




コンフィグファイルの一覧

ファイル名
マスター
スレーブ
クライアント
説明
COEADA.XML
(パッケージ情報ファイル)

管理コンソールの「パッケージ設定」で登録したパッケージの情報が管理されているファイルです。
クライアントは、本ファイルを「ADAHWPKG(ハードウエアグループ配布解析)」シンボル、「ADAUSRPKG(ユーザーグループ配布解析)」シンボルで解析することでインストール可能なパッケージを判断し、その結果をデータファイルとして出力します。


解析に利用するデータファイルは「COEGRP_HW.XML」「COEGRP_USR.XML」となります。
結果を出力するデータファイルは「COEADA_HW.XML」「COEADA_USR.XML」となります。

COEGRP.XML
(グループ情報ファイル)

管理コンソールの「グループ設定」で登録したグループの情報が管理されているファイルです。
端末は、本ファイルを「GRPHW(ハードウエアグループ条件解析)」シンボル、「GRPUSR(ユーザーグループ条件解析)」シンボルで解析することで自身が所属するグループを判断し、その結果をデータファイルとして出力します。


解析に利用するデータファイルは「COEINV_HW.XML」「COEINV_USR.XML」となります。
結果を出力するデータファイルは「COEGRP_HW.XML」「COEGRP_USR.XML」となります。

COEINV.XML
(カスタムインベントリ情報ファイル)

管理コンソールの「カスタムインベントリ設定」で登録したカスタムインベントリの収集元となる情報が管理されているファイルです。
端末は、本ファイルを「INVCSTM(カスタムインベントリ取得)」シンボルで解析することで指定された収集元からカスタムインベントリを収集し、その結果をデータファイル、トランザクションファイルとして出力します。


結果を出力するデータファイルは「COEINV_CSTM.XML」となります。
結果を出力するトランザクションファイルは「COEINVCSTM_[ホスト名]_[YYMM]」となります。

COEINVAL.XML
(エージェントレス情報ファイル)

管理コンソールの「エージェントレスインベントリ収集設定」で登録した設定情報が管理されているファイルです

COEJOB.XML
(動作スケジュール情報ファイル)

管理コンソールの「スケジュール設定」で登録した動作スケジュールの情報が管理されているファイルです。
端末は、本ファイルを解析することで「どのタイミング」で「何の処理」を行うかを判断し、その内容にしたがって動作します。
また、このファイルでは「処理」(=シンボルジョブ)の定義も管理されています。
端末が本ファイルを解析し、内容を反映させるにはOSを再起動するか、管理コンソールの「パラメータ設定」で指定されたメンテナンス時刻を過ぎると自動的に反映します。

COELIC.XML
(サーバー情報ファイル/ダイナミック接続)

ダイナミック接続によるクライアントの接続先サーバー決定時に利用される接続先サーバーの情報が管理されているファイルです。
クライアントは、本ファイルを解析することで、通信パフォーマンスを計り、接続先とするサーバーを判断し、その結果をデータファイルとして出力します。


結果として出力するデータファイルは「COETRAN_SRVLIST.XML」となります。

COELOG.XML
(ログ情報ファイル)

管理コンソールの「パラメータ設定」の「ログ」タブのWindows イベントログ保存期間が管理されているファイルです。

COEMSG.XML
(ITメッセージ情報ファイル)

管理コンソールの「ITメッセージ設定」で登録したITメッセージの設定情報が管理されているファイルです。
クライアントは、本ファイルを解析することで設定された内容に従ってメッセージ文を表示します。

COEPOCK.XML
(POSTCHECK情報ファイル)

管理コンソールの「POSTCHECKアプリケーションのインストール状態確認設定」で登録した設定情報が管理されているファイルです。

COESW.XML
(操作監視間隔情報ファイル)

管理コンソールの「パラメータ設定」の「セーフウォッチ」タブの監視間隔が管理されているファイルです。

COESWD.XML
(操作監視ログ情報ファイル)

管理コンソールの「SafeWatch システム設定」で設定した監視対象、除外フィルターの設定情報などが管理されているファイルです。


「SWDSTRT」(SW監視開始)シンボルが動作しているクライアントは、本ファイルを読み込むことで監視対象となる操作(ログオン/ログオフ監視、ストレージ監視、ファイル監視、プロセス監視、印刷監視、WEBアクセス監視)や、それら監視対象となる操作から取得しない情報(除外フィルター)を判断します。
クライアントは、操作監視の結果をトランザクションファイルに出力します。

COESYS.XML
(必須動作スケジュール情報ファイル)

本ファイルは、マスター/スレーブ/クライアントの動作に必要となる必須起動スケジュールが管理されているファイルです。
本ファイルの内容は、管理コンソールでは編集できません。

COETRAN.XML
(サーバー情報ファイル/更新判定ファイル)

管理コンソールの「サーバー接続」で登録した接続グループの設定情報や、「パラメータ設定」の「サーバー接続」タブで設定した情報が管理されているファイルです。
また、スレーブ/クライアントの「CFGLOAD(コンフィグデータ更新)」シンボルが動作時に、上位サーバーからコンフィグファイルをダウンロードするかどうかの判定にも使用しています。



その他のよくあるご質問

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