同期ドライブに空き容量があるのにファイルが開けません

同期ドライブ (RAMディスク/仮想ディスク) のドライブサイズを変更することで回避できます

【対象バージョン】

Flex Work Place Passage Drive v.1.3.0 以降


【詳細】

本事象は、同期ドライブのドライブサイズ (既定値:1024MB) では容量が不足していてファイルが開けない場合に OneDrive の仕様の動作によって発生します。

OneDrive は、OneDrive フォルダが存在するドライブの空き容量をチェックしています。
Passage Driveを同期ドライブがローカル HDD 以外を指定してインストールした環境の場合、同期ドライブの空き容量が OneDrive によってチェックされます。

このドライブの空き容量チェックは、通常よりも多めの空き容量を必要としており、OneDrive フォルダが存在するドライブの空き容量が少ないと判断されるとファイルを開いた際に次のエラーメッセージやトースト通知が表示され、ファイルのダウンロードに失敗します。

エラーメッセージの例

エラーメッセージの例

トーストメッセージの例

トーストメッセージの例


【対処方法】


本事象の対処として、同期ドライブのドライブサイズを業務で利用するファイルのサイズ以上にし、OneDrive の空き容量チェックを通り易くすることでファイルが開けるかご確認ください。

同期ドライブのドライブサイズ変更方法は、管理サーバーの有無によって手順が異なるためご注意ください。

※※※ 注意事項 ※※※
同期ドライブのドライブタイプ、ドライブレター、ドライブサイズの変更は、Windows OS の再起動が必要です。
同期ドライブの設定を変更する際、仮想ディスクの再作成が行われる場合があります。
仮想ディスクの再作成が行われる場合、OneDrive に同期 (アップロード) されていないファイルは消失してしまう可能性があります。
同期ドライブの設定変更に伴うWindows OS の再起動を行う場合は、OneDrive の同期 (アップロード) が完了したことを確認してから行ってください。


■管理サーバーがある場合
以下の手順ならびに「Passage Drive 導入運用ガイド 管理サーバー編」の「インストーラーの作成 (2)-システム設定」をご参照ください。

  1. 管理サーバーから Passage Drive Configurator を起動します。
  2. 該当のグループを選択し、[システム設定]を開きます。
  3. “ドライブサイズ”パラメーターを変更します。
    ※ ご利用の環境に合わせて、ドライブサイズの値を設定してください。

  4. 設定更新の確認間隔 (既定値:900秒) のタイミングで、Passage Drive クライアントの設定が更新されます。
    Passage Drive クライアントで設定が更新されたら、ドライブサイズ変更のためにPCを再起動します。
  5. PC再起動後、同じユーザーで再度サインインします。
  6. ドライブサイズが変更されていることを確認します。
  7. 容量の大きいファイルを開き、エラーにならないことを確認します。

■管理サーバーがない場合
スタンドアロン環境:
参照するマニュアル:「Passage_Drive_導入運用ガイド_スタンドアロン編」

step1.任意の PC に Passage Drive Configurator をインストールします。
以下のマニュアルの手順を参照します。
  ・Passage Drive 設定情報の作成
  ・Passage Drive Configurator の構築

step2.「システム設定ファイル(settings.ini)」の設定変更を行ないます。
以下のマニュアルの内容を参照します。
  ・「インストーラーの作成 (2)-システム設定」の “ドライブサイズ” パラメーターを変更します。

step3.変更したシステム設定ファイルを Passage Drive クライアントに反映させます。
以下のマニュアルの内容を参照します
  ・設定変更

マニュアル 「Passage_Drive_導入運用ガイド_クイックスタート編」 の手順でインストールした環境:

※ Passage Drive v.1.4.3 以降はスタンドアロン環境の手順で変更できます。
Passage Drive を再インストールし、同期ドライブのサイズを業務で利用するファイルのサイズ以上となるよう指定してください。

その他のよくあるご質問

チャットで聞くボタン チャットで聞くボタン