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- デスクトップなどのユーザーフォルダにファイルを作成するログオンスクリプトが正しく動作しません
【対象バージョン】
すべてのバージョン
【詳細】
本事象は、Passage Drive によってサインインユーザーのユーザーフォルダのパス (以降、パスと記載) が移行後のパスに切り替わる前に、ユーザー環境変数「%USERPROFILE%」を使用して、デスクトップなどのユーザーフォルダに対してファイルを作成するログオンスクリプトが実行されることで発生します。
Passage Drive は、ワークスペース選択画面においては移行前のパス (C:\Users\<ユーザー名>\デスクトップなどのパス) を参照しており、ワークスペースを選択することで下記の移行後のパスへ切り替わります。
ログオンスクリプトは Windows サインイン後に実行されるため、移行後のパスへ切り替わる前にログオンスクリプトが実行されることで目的のパスにファイルが作成されない事象が発生します。
同期対象ストレージ | エフェメラルドライブ | 移行後のユーザーフォルダパス |
---|---|---|
OneDrive | 未使用 | %USERPROFILE%\OneDrive - Tenant\PassageDrive\WorkSpace |
使用 | DriveLetter:\UserSID\OneDrive - Tenant¥PassageDrive\WorkSpace |
【対処方法】
ログオンスクリプトの実行タイミングを遅らせるポリシーの適用をご検討ください。
ログオンスクリプトの実行タイミングを遅らせることで移行後のパスに切り替わってから、スクリプトが実行されることで目的のパスにファイルが作成されます。
ただし、ログオンスクリプトが正しく動作するには、設定値 (既定値:5分) の時間内にサインインユーザーがワークスペースを選択してサインインを完了している (サインインユーザーのパスの変更が完了している) 必要があるため、環境に応じて設定値の時間を調整することを推奨します。
ポリシーパス | コンピューターの構成\ポリシー\管理用テンプレート\システム\グループ ポリシー |
---|---|
ポリシー名 | ログオンスクリプトの遅延を構成する |
設定値 | 5分 (既定値) |