クライアントPCのインベントリ情報が Unifier 管理コンソールで確認できません

以下の手順に従って、状態の確認をお願いします

対象バージョン

すべてのバージョン


1. 確認すべき設定内容

以下の項目について確認をお願いします。
すべての確認項目が問題なかった場合は、以下の『2. インベントリ情報の手動取得手順』の実施をお願いします。

 [マスターサーバー/クライアント共通]

No. 確認項目 備考
1
PC に Unifier をインストール後、マスターサーバーまたはクライアント PC のコンピューター名を変更していないこと コンピューター名を変更した場合、Unifier の再インストールが必要です
2
クライアント PC からマスターサーバーへの名前解決ができること
(例)
・コマンドプロンプトで、「ping マスターサーバー名」コマンドを実行し、Ping の応答があること
・Web ブラウザーで「http://マスターサーバー名/DotCOE/0200/tranflg.html」を実行して「Server response measurement file」が表示できること
DNS がある環境では DNS の設定を、DNS がない環境では hosts ファイルなどの記載を確認してください
3
クライアント PC に Unifier をインストールする際に、マスターサーバー名を正しく入力していること
⇒環境変数に記述された「MASTERSRV」の値と、Unifier マスターサーバー名が一致すること
スタートボタンの横にある検索に「環境変数」と入力して検索し、「環境変数」に設定されている「MASTERSRV」の値と比較してください
4
クライアント PC で、以下のレジストリキーが TRUE であること

<レジストリーキー> HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\YRL\DotCOE\0200\COETRAN\TranFlg
True :マスターサーバーとの接続に成功
False:マスターサーバーとの接続に失敗
「False」の場合は、名前解決できていない場合や、Unifier 関連のサービスの起動がタイムアウトした場合などが考えられます
5
クライアント PC で イベントビューアー を起動し、Windows ログ > システム のログに「Flex Work Place Unifier System Service」がタイムアウトしているログが記録されていないこと

※タイムアウトしているログが記録されている場合、以下のリンクから「servicetimeout5min.zip」を PC の任意のローカルフォルダにダウンロードし、圧縮ファイルを展開後、ダブルクリックしてレジストリを更新してください。
適用後、OS を再起動し、「Flex Work Place Unifier System Service」サービスが実行中であることを確認します。(No.2 を参照)
サービス一覧は、「ファイル名を指定して実行」から「eventvwr.msc /s」を実行してイベントビューアーのシステムから確認してください
6
サービス一覧の「Flex Work Place Unifier System Service」 (coesyssvc.exe) が開始(実行中)であること サービス一覧は、「ファイル名を指定して実行」から「services.msc」と入力して実行し、サービス一覧から確認してください
7
マスターサーバーに SQL Server をインストールする際、インスタンス名に「DotCOE」を指定していること
⇒スタートボタンを右クリック > コンピュータの管理 > サービスとアプリケーション > サービス の中に、「SQL Server (DOTCOE)」が存在すること
以下の図 2 および図 3 を参照
8
マスターサーバーで、スタート > Flex Work Place Unifier > ライセンス管理コンソール を起動し、[クライアント登録状況] タブの左側にある「ライセンスが有効なクライアント」に、インベントリ情報を表示したいクライアント PC が表示されていること 以下の図 1 を参照
9
ライセンス不足になっていないこと ポータルサイトの契約情報から現在有効なライセンス数とクライアント数を比較して不足があればライセンスを追加してください
10
マスターサーバーに SQL Server をインストールする際、SQL Server 管理者の指定欄に「BUILTIN\Administrators」を指定していること 以下の図 4 を参照
11
マスターサーバー、クライアント PC の OS を再起動してみること。 インベントリ情報が更新されるかを確認してください
12
クライアント PC の Windows 10 の高速スタートアップが OFF になっていること ※ Unifier 5.7.x 以前の環境のみとなります
13
Unifier をインストール後、一回以上クライアント PC の OS 再起動を行っていること シャットダウンではなく、PC の OS 再起動を実施してください


※ダウンロード


※画像をクリックすると拡大します。

図1:ライセンス管理コンソール 図 1:ライセンス管理コンソール

図 2:SQL Server インストール画面(インスタンス) 図 2:SQL Serverインストール画面 (インスタンス)

SQL DotCOE Server サービス 図 3:SQL Server (DotCOE) サービス画面

図 3:SQL Server インストール画面 (管理者) 図 4:SQL Server インストール画面 (管理者設定)



2. インベントリ情報の手動取得手順

  • 「%PROOT%」および「%SROOT%」は、Unifierインストール時に指定した内容によって変更されている場合があります。
    デフォルト値はそれぞれ、「%PROOT%」は「C:\Program Files\DotCOE」、「%SROOT%」は「C:\Program Files\DotCOE_Spool」です。
  1. クライアント PC で、ファイル「%PROOT%\0200\BIN\DEBUG_ON.bat」を管理者として実行し、ログ出力を開始します。
    ログは、「%PROOT%\0200\LOG」に 年月日.txt というファイル名で記録されます。

  2. Unifier マスターサーバーを OS 再起動します。

  3. 次に、インベントリ情報が更新されていないクライアント PC を OS 再起動します。

  4. Unifier マスターサーバーにて、Unifier 管理コンソールを起動します。
     スタート>Flex Work Place Unifier>Unifier 管理コンソール

    ウィンドウ左端の「すべてのコンピューター」をクリックし、右側の一覧に表示された該当のクライアント PC のインベントリ情報が更新されているかご確認ください。

    更新されていない場合、引き続き以降の手順の実施をお願いします。

  5. クライアント PC 上の「%SROOT%\UPLOAD」フォルダを開いておきます。

  6. クライアント PC で、ファイル「%PROOT%\0200\BIN\coeinvhw.exe」を管理者として実行し、手動でハードウエアイベントリ情報を収集します。

  7. クライアント PC で、ファイル「%PROOT%\0200\BIN\coeinvusr.exe」を管理者として実行し、手動でユーザーイベントリ情報を収集します。

  8. クライアントPC上の「%SROOT%\UPLOAD」フォルダに、以下の 2 つのファイルが存在していることを確認します。
    ・COEINVHW_[クライアント PC 名]_[西暦下 2 桁][月 2 桁].XML
    ・COEINVUSR_[クライアント PC 名]_[西暦下 2 桁][月 2 桁].XML

    ※ファイルの生成には数秒かかります。
    ※Unifier 5.8.x 以降の環境では、上記 XML ファイルの他に、同名の .JSON ファイルが生成されます。
    ※タイミングによっては、ファイルがすぐにマスターサーバーに転送され消えてしまいますが問題ありません。
    ※上記インベントリ情報を収集する操作は何度実行しても問題ありません。

  9. クライアント PC で、ファイル「%PROOT%\0200\BIN\coetranup.exe」を管理者として実行し、収集したインベントリ情報をマスターサーバーへ転送します。
    転送が完了すると、クライアント PC 上の「%SROOT%\UPLOAD」フォルダ内にあるファイルが消えます。

  10. マスターサーバー上の「%SROOT%\UPLOAD」フォルダに、クライアント PC で収集したインベントリ情報ファイルが転送されていることを確認します。
    ・COEINVHW_[クライアント PC 名]_[西暦下 2 桁][月 2 桁].XML
    ・COEINVUSR_[クライアント PC 名]_[西暦下 2 桁][月 2 桁].XML

    ※タイミングによっては、ファイルがすぐにマスターサーバーのデータベースに取り込まれて消えてしまいます。その場合は、Unifier 管理コンソールで対象のクライアント PC のインベントリ情報を表示できます。
    ※Unifier 5.8.x 以降の環境では、クライアントPCで生成された JSON ファイルはマスターサーバーに転送されるとすぐに内部処理が行われるため、「%SROOT%\UPLOAD」フォルダには入りません。
    ※マスターサーバーに転送されたインベントリ情報ファイルが「%SROOT%\UPLOAD」になく、「%SROOT%\UPLOAD\BADTFILE」フォルダにある場合、BADTFILE フォルダごと圧縮し、手順 (10)に記載の2つのフォルダと合わせて、当社 Flex Work Place サポート窓口 までお送りください。

  11. マスターサーバーで、ファイル「%PROOT%\0200\BIN\coecmnrun.exe」を管理者として実行し、転送されたインベントリ情報をマスターサーバーのデータベースに取り込みます。
    取り込みが完了すると、マスターサーバー上の「%SROOT%\UPLOAD」フォルダ内にあるファイルが消えます。

  12. Unifier管理コンソールを起動し、すべての管理オブジェクト>すべてのコンピューター を開きます。
    クライアント PC のインベントリ情報が表示されていることを確認します。

  13. 以上の手順を実施してもインベントリ情報が表示されていない場合、お手数お掛けしますが、クライアントPC上のデバッグログを 当社 Flex Work Place サポート窓口 までお送りください。

    デバッグログは、「%PROOT%\0200\LOG」フォルダ「C:\Unifier_cast_temp」フォルダ に出力されていますので、2つのフォルダを圧縮してお送りください。

その他のよくあるご質問

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