Unifier から Microsoft 365 / Microsoft 2019 パッチを配信するとエラーになりました。原因として考えられることはありますか?

グループポリシーなどの設定に依存しエラーになる場合があります。

対象バージョン
Flex Work Place Unifier および Unifier Cast のすべてのバージョン


詳細
Unifier または Unifier Cast から Microsoft 365 / Microsoft 2019 パッチを配信すると、グループポリシーなどの設定に依存し以下のようなエラーになる場合があります。

Office_Error_30282-27(2) エラー Microsoft 365 / Microsoft 2019 パッチを配信時のエラー

原因
本事象は Office アップデートパスの優先度に影響されて発生します。
Office 自体にはパッチ適用時に参照するパスが複数あり優先度の高いものから参照されます。
Unifier の Office パッチ適用は以下のレジストリにパス設定し、更新プログラムを展開して適用しています。

  <キー名>
   HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Configuration
  <名前の値>
   UpdateURL =

UpdateURL のパス指定よりも優先して参照されるパスを設定されている場合は Unifier からの配信でエラーになります。

対処方法
以下の優先されるパスが設定されている場合は変更していただく必要があります。


1)GPO で以下の設定がされていないこと

  コンピュータの構成¥ポリシー\管理テンプレート\Microsoft Office 2016(マシン)¥更新
   ・更新プログラムのパス
   ・チャネルの更新

  ※ 上記を有効に設定している場合は、未構成、または無効に変更してください。

2)Office 展開ツールなどで下記レジストリを設定していないこと

  <キー名>
   HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\office\16.0\common\officeupdate
  <名前の値>
   updatepath =
   Updatebranch = <更新チャネル>

  ※ 上記を設定している場合はエントリを削除ください。


補足
<Office アップデート関連メニューの抑制について>
Unifier から Office パッチ適用した PC で「今すぐ更新」や「オンライン修復」をクリックするとエラーになります。
エラーになるのは Office 更新プログラムパスを変更しているためです。
このエラーを回避するためには、以下の GPO で制御することが可能ですのでご検討ください。


1)Office の自動更新を無効にする
  以下の GPOで設定します。

  コンピュータの構成¥ポリシー\管理テンプレート\Microsoft Office 2016 (マシン)¥更新
   ・自動更新を有効にする を「無効」に設定

  ※ この設定により、PC 側の「今すぐ更新」メニューも非表示になります。

2)「更新を有効にする」を非表示にする

  コンピュータの構成¥ポリシー\管理テンプレート\Microsoft Office 2016 (マシン)¥更新
   ・更新の有効/無効を切り替えるオプションを非表示にする を 「有効」に設定

3)「オフライン修復」を非表示にする

  コンピュータの構成¥ポリシー\管理テンプレート\Microsoft Office 2016 (マシン)¥更新
   ・オフライン修復 を「無効」に設定

  ※ 下図、<オンライン修復起動時のエラーイメージ> の「オンライン修復」が非表示になります。


<「今すぐ更新」クリック時のエラーイメージ>

アカウント画面-今すぐ更新 アカウント画面(今すぐ更新)

Office_Error_30282-27(3) エラー Office エラー画面1



<オンライン修復起動時のエラーイメージ>

Online_修復 Online 修復画面

エラーコード:30033-9 Officeエラー 画面2

その他のよくあるご質問

チャットで聞くボタン チャットで聞くボタン