PCのイメージ展開時における注意事項はありますか

インストールユーザーで Sysprep を実行する必要があります
対象バージョン

すべてのバージョン

詳細

Passage がインストールされた端末をイメージ展開する場合、マスターイメージの作成に伴って Passage クライアントで Sysprep (システム準備) を実行しマシンの固有情報を削除する場合があります。

その場合、必ず Passage のインストールを行ったインストールユーザー (※1) による Sysprep の実行が必要です。

インストールユーザー以外の管理者アカウント (Passage の制限が適用されるユーザー) で Sysprep を実行した場合、仮に実行ユーザーが管理者アカウントであっても Passage の各制限が適用された状態となるため、Sysprep が正しく完了しない場合があります。

また、イメージ展開の際に既定のユーザープロファイルのカスタマイズ (CopyProfile) を行っている場合、Default ユーザー(既定のプロファイル)のユーザーシェルフォルダー (デスクトップ、ドキュメントなどの場所が記録されたレジストリ情報) の情報が Passage インストール時の設定値 (※2) に書き換わる可能性があります。

※1 インストールユーザーは、Passage の制限が適用されていない管理者アカウントとなります。
※2 Passage の利用ユーザーは、オンライン/オフラインによってリダイレクト先が R ドライブ (Passage Plateの領域) やZドライブ (リダイレクト先ユーザーフォルダー) に書き換わります。

インストールユーザーの確認

そのため、Sysprep 実行の際は必ず Passage のインストールユーザーでサインインする必要があります。
Passage 環境にサインインしたユーザーがインストールユーザーであるかは、以下の点からご確認いただけます。

  1. Passage の各制限が適用されていない
    インストールユーザーの場合、Passage の各制限が適用されない状態となります。
    そのため、エクスプローラーからローカル HDD へのアクセスやファイル操作も問題なく行えます。
    Passage の制限につきましては、「Passage が適用するローカルポリシーについて」を併せてご参照ください。
  2. Passage Plate が表示されない
    インストールユーザーの場合、Passage の各機能 (リダイレクト機能など) を利用できないため Passage Plate が表示されません。
  3. レジストリ値から確認する
    インストールユーザーの設定値はレジストリ情報からもご確認いただけます。
    別途レジストリエディター (regedit.exe) を起動し、下記レジストリパスからご確認ください。

 【レジストリーキー】
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\YRL\FWP\Passage


 【設定項目と既定パラメーターの説明】
名前 種類 データ
InstallData REG_EXPAND_SZ %COMPUTERNAME%\ユーザー名
または
ドメイン名\ユーザー名


その他のよくあるご質問

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