OOB (Out Of Band) を適用したいのですが、どのような手順 (作業) が必要でしょうか。

通常の月例のパッチサイクルとは別にセキュリティー上の脆弱性などが発見された場合などに緊急でリリースされる更新プログラムを OOB と呼びます。

OOB は Windows Update パッケージ同期ではパッケージが同期されないため、以下の手順でパッケージを作成する必要があります。

(1) Flex Work Place ユーザーポータル (https://www.flexwp.yrl.com/) にログインし、以下より最新版の Unifier Cast Toolkit (UnifierCastToolkit_v1.x.x.x.zip) と最新版の v6 用 SPE (v6_SPE_v6.x.x.zip) をダウンロードします。

(2) 検証用端末を用意し、デスクトップに WORK フォルダを作成します。ダウンロードした「UnifierCastToolkit_v1.x.x.x.zip」を配置します。

　　※ 必ず検証用端末を用意してください。また、マスターサーバーでは行わないでください。

(3)「UnifierCastToolkit_v1.x.x.x.zip」を解凍し、解凍したフォルダ内の「CastMaker Installer.zip」を解凍します。

(4) CastMakerUpdate.exe を管理者実行します。

(5) ライセンス企業コードを入力し、「インストール」をクリックします。

(6) スタートメニューの Flex Work Place \ CastMaker を実行します。

(7)「オンラインデータが更新されています。メニューからオンラインアップデートを実行して下さい」というメッセージボックスが表示されますので、
[ファイル] ＞ [インターネットから最新情報をダウンロード] を実行し、リストを最新のものに更新します。

(8) Quality Updates タブ内のQU情報のリストから適用したいOOBを選択します。 対象バージョンとプラットフォーム、KB番号が一致していることを確認してください。

(9）[ファイル] ＞ [選択項目からUnifierパッケージを作成] を実行し、パッケージファミリを「OOB」に変更して「出力開始」をクリックします。

(10) WORK フォルダに v6_SPE_v6.x.x.zip を配置して解凍します。

(11) SPEV6.exe を起動し[ファイル] ＞ [既存パッケージを開く] をクリックし、c:\temp\castpackage に出力されたパッケージ内の ada_import.xml を開きます。

(12) パッケージ登録情報タブを開き、説明欄を「OOBパッケージ」に変更します。

(13) [ファイル] ＞ [パッケージを出力]を選択し、WORKフォルダにパッケージを出力します。

(14) WORK フォルダに出力したパッケージをマスターサーバーの　%UFRWEB%\PACKAGE_ADDITIONAL にコピーします。

(15) 個別パッケージに登録して配布・動作確認を行ってください。

　　 個別パッケージの詳細は Unifier V6 マニュアル内の「Unifier Cast V６ 管理運用ガイド」をご参照ください。