2020.08.18

[Unifier Cast] Microsoft 365 / 2019のパッケージが一部のクライアントに配布されない不具合について

平素より、当社Flex Work Place製品をご愛顧いただきありがとうございます。

Flex Work Place Unifierをご利用のお客さまに不具合のご案内を申し上げます。
ご利用のお客さまにおかれましては、ご不便とご迷惑をお掛けし申し訳ありません。


対象バージョン
Flex Work Place Unifier v.5.8.4.0、v.5.8.4.1


概要
Flex Work Place Unifier v.5.8.4.0 / v.5.8.4.1の環境において、Microsoft 365 / 2019 パッケージを配布する場合、クライアント環境に Microsoft 365 / 2019 のコンポーネントとして Visio / Project のいずれか、または両方がインストールされていると、そのクライアントが配布対象からはずれてしまう事象が発生しています。


原因
上記Unifierのバージョンから、Microsoft 365 / 2019 パッケージを配布する場合、Unifier管理コンソール上の配布パッケージ設定画面で、設定項目の「配布対象 Windows 10/Officeバージョン」の値に「O365」または「O2019」と入力すると、Microsoft 365 / 2019 がインストールされているPCが配布対象となる機能が実装されました。

しかし、クライアント環境に Microsoft 365 / 2019 のコンポーネントとしてOffice本体だけでなく、Visio ないし Project もインストールされている場合、導入済みソフトウエアの認識処理の不具合により、Microsoft 365 / 2019 がインストールされていないと誤った判断がされるためです。


暫定対応

1.UnifierマスターサーバーでUnifier管理コンソールを起動します。

2.左ペインのツリーから、「コンピューターリスト」を選択します。
「コンピューターリスト」の上で右クリックし、「新規作成」をクリックします。

コンピューターリスト設定画面 (1) リスト名、説明を入力します。
(2) 更新ボタンをクリックします。

3.左ペインのツリーから、「コンピューターグループ」を選択します。
「コンピューターグループ」の上で右クリックし、「新規作成」をクリックします。

コンピューターグループ条件設定画面 (1) グループ名、表示名を入力します。
(2) 項目の左のリストに「ハードウェア」を選択し、右のリストに「コンピューターリスト」を選択します。
(3) 比較に「含まれる」を選択します。
(4) 値に項番2で作成したコンピューターリストを選択します。
(5) 追加ボタンをクリックしますと、リストに (2)~(4)の設定値が反映されます。
(6) 更新ボタンをクリックします。

4.左ペインのツリーから、「すべてのコンピューター」を選択します。

「すべてのコンピューター」を選択 (1) 右ペインの抽出条件の項目分類に「アプリケーション」を選択します。
(2) 項目名に「アプリケーション名」を選択します。
(3) 比較に「含む」を選択します。
(4) 値に「Microsoft Office 365」を入力します。
(5) 条件の有効化にチェックを入れると、検索結果に一覧が表示されます。
(6) 検索結果の行を全て選択し、選択した行の上で右クリックし、「リストへ登録」をクリックします。

5.「コンピューターリストへ登録」画面が表示されます。

コンピューターリストへ登録画面 (1) 選択したPCに項番4の(6)で選択したコンピューターが表示されます。
(2) 登録先リスト一覧に項番2で作成したコンピューターリストを選択します。
(3) 更新ボタンをクリックします。

6.左ペインのツリーから、「すべてのアプリケーション」の下の「自動登録パッケージ」をクリックします。
右ペインの配布したい Microsoft 365 / 2019 のパッケージを選択し、右クリックし、「変更」をクリックします。

配布パッケージ設定画面 (1) 配布対象 Windows 10 /Officeバージョンの値を削除します。
(2) グループに項番3で作成したグループを選び、チェックを入れます。
(3) 更新ボタンをクリックします。


恒久対処
次期バージョンで上記の不具合を改修する予定です。

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