2020.02.28

Passage Driveバージョンアップ時にネットワーク負荷を軽減する方法(1)

こんにちは、横河レンタ・リース サポートサイト運用担当です。

今回は、Flex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)のバージョンアップ時におけるネットワーク負荷軽減の方法についてご紹介します。

まず、管理サーバーでクライアントを一括管理している環境では、管理グループ単位でPassage Driveのバージョンアップが可能です。
クライアントは管理サーバーからアップデートに必要なファイル(インストーラーや設定ファイル)を取得してアップデートを実行するため、管理グループに所属するクライアント数が多い場合にはネットワークに掛かる負荷が大きくなります。
詳細は以下の図をご参照ください。

管理グループ単位でのバージョンアップ 管理グループ単位でのバージョンアップ



その場合の対処方法として『移動指示を用いたバージョンアップ』の方法をご紹介します。

移動指示とは、Passage Driveインストール時に設定した管理サーバーの情報(管理サーバー名、共有名、グループ名)を変更するConfiguratorの機能です。
移動指示を使用することで、Passage Driveクライアントが所属している管理グループを別の管理グループに移動できます。
この機能を使用することで、下位バージョンの管理グループから上位バージョンの管理グループに移動して、移動先の製品バージョンにバージョンアップが可能です。

移動指示を使用してバージョンアップを行った場合、管理グループ単位でのアップデートとは異なり、管理者が指定したクライアントのみアップデートできるため、ネットワーク負荷を軽減することができます。

移動指示を利用したバージョンアップ 移動指示を利用したバージョンアップ



移動指示を使用したバージョンアップの具体的な手順につきましては、次回のブログ(下記リンク先)をご参照ください。