2020.05.25

Passage Driveが制御する Windows 10 操作

こんにちは、横河レンタ・リース サポートサイト運用担当です。

今回は、Flex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)が制御する Windows 10 の操作に関してご紹介します。

制御される Windows 10 操作

1. ユーザーアカウントの切り替え

通常は、Windows 10 の[スタート]からログインユーザーを選択すると、切り替え可能なユーザーが表示され、ユーザーを選択することでユーザーアカウントを切り替えることができます。

PassageDriveを導入することで、Passage Driveの利用ユーザーは、ユーザーアカウントの切り替えを禁止され、切り替え可能なユーザーが表示されなくなります。

通常の Windows 10 環境 図1:通常の Windows 10 環境

 Passage Drive環境 図2:Passage Drive環境

2. エクスプローラーからのローカルHDDの表示(ドライブ非表示機能)

エクスプローラーからローカルHDD(Cドライブなどの内蔵HDD)を非表示にします。
表示/非表示になるドライブは下表のとおりです。

エクスプローラーの表示 種類
エクスプローラーに表示されないドライブ ハードディスクドライブ Cドライブなどの内蔵HDD
エフェメラルドライブ RAMディスク、仮想ディスク
エクスプローラーに表示されるドライブ 磁気/光学ドライブ FDD/CD/DVDドライブなど
リムーバブルディスク USBメモリ、外付けHDDなど
ネットワークドライブ NAS、ファイル共有フォルダーなど


Passage Driveを導入すると、以下の図のようにローカルHDDが表示されなくなり、ユーザーが自由にデータを置くことができなくなります。

Passage Drive環境のエクスプローラー画面

3. エクスプローラーからのローカルHDDへのアクセス(ドライブアクセス禁止機能)

ローカルHDDへのアクセス制限画面

エクスプローラーからローカルHDD(Cドライブなどの内蔵HDD)へのアクセスを禁止にします。
本制御は、エフェメラルドライブ有効時のみ適用されます。

エクスプローラーからローカルHDDへのアクセスを行うと、右のようなメッセージが表示されます。

本制御は、Passage Drive Configurator(以下、Configurator)のシステム設定から解除が可能です。
システム設定の設定方法は、「Passage Drive 導入運用ガイド 管理サーバー編 インストーラーの作成(2) - システム設定」をご参照ください。

4. アプリケーションプロセスからローカルHDDへの書き込み(ローカルドライブ書き込み禁止機能)

Passage Driveの利用ユーザーが起動したアプリケーションプロセスからローカルHDD(Cドライブなどの内蔵HDD)への書き込みを禁止にします。

本制御は、Configuartorのシステム設定から書き込み禁止除外設定を行うことが可能です。

詳細は、「Passage Drive 導入運用ガイド 管理サーバー編」、ならびに過去に掲載しました以下の開発者ブログ「フィルタードライバー機能の書き込み禁止除外パスについて」をご参照ください。