こんにちは、横河レンタ・リース サポートサイト運用担当です。
今回は、Flex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)が制御する Windows 10 の操作に関してご紹介します。
通常は、Windows 10 の[スタート]からログインユーザーを選択すると、切り替え可能なユーザーが表示され、ユーザーを選択することでユーザーアカウントを切り替えることができます。
PassageDriveを導入することで、Passage Driveの利用ユーザーは、ユーザーアカウントの切り替えを禁止され、切り替え可能なユーザーが表示されなくなります。
エクスプローラーからローカルHDD(Cドライブなどの内蔵HDD)を非表示にします。
表示/非表示になるドライブは下表のとおりです。
エクスプローラーの表示 | 種類 | 例 |
---|---|---|
エクスプローラーに表示されないドライブ | ハードディスクドライブ | Cドライブなどの内蔵HDD |
エフェメラルドライブ | RAMディスク、仮想ディスク | |
エクスプローラーに表示されるドライブ | 磁気/光学ドライブ | FDD/CD/DVDドライブなど |
リムーバブルディスク | USBメモリ、外付けHDDなど | |
ネットワークドライブ | NAS、ファイル共有フォルダーなど |
Passage Driveを導入すると、以下の図のようにローカルHDDが表示されなくなり、ユーザーが自由にデータを置くことができなくなります。
エクスプローラーからローカルHDD(Cドライブなどの内蔵HDD)へのアクセスを禁止にします。
本制御は、エフェメラルドライブ有効時のみ適用されます。
エクスプローラーからローカルHDDへのアクセスを行うと、右のようなメッセージが表示されます。
本制御は、Passage Drive Configurator(以下、Configurator)のシステム設定から解除が可能です。
システム設定の設定方法は、「Passage Drive 導入運用ガイド 管理サーバー編 インストーラーの作成(2) - システム設定」をご参照ください。
Passage Driveの利用ユーザーが起動したアプリケーションプロセスからローカルHDD(Cドライブなどの内蔵HDD)への書き込みを禁止にします。
本制御は、Configuartorのシステム設定から書き込み禁止除外設定を行うことが可能です。
詳細は、「Passage Drive 導入運用ガイド 管理サーバー編」、ならびに過去に掲載しました以下の開発者ブログ「フィルタードライバー機能の書き込み禁止除外パスについて」をご参照ください。