Configurator を使用して設定を変えると Passage がオンラインになりません

リダイレクトサーバー構築時に Passage リダイレクトバッチを使用せずに任意で共有フォルダを設定した場合などに見られる事象です

2018/7/18

対象バージョン
v2.5.0 v2.5.1

詳細

Passage をインストールする際に指定したリダイレクトサーバーの共有名に“\”を指定してパスのように入力した場合
(“フォルダ名\共有フォルダ名”または“共有フォルダ名\フォルダ名\”など)に、Configurator を使用するとリダイレクトサーバーに指定した
共有名のパスが壊れてしまい、ログオンしても Passage がオンラインにならなくなってしまいます。

Configurator の仕様では、Passage のインストール時に「共有フォルダの名前を指定します」の欄には、共有設定されたフォルダの「共有名」のみを指定する必要があります。「共有名」以外で設定を行った場合には Configurator を使用できませんのでご注意願います。
Configurator を使用した結果、Passage がオンラインにならなくなってしまった場合には、以下の手順で“psgconfig.xml”ファイルを修正願います。
詳細は手順の内容をご確認ください。

手順

本手順は、メモ帳から”psgconfig.xml”を開き、リダイレクトサーバーの共有フォルダを修正する手順です。
 (1) 該当PCに、Passageをインストールしたユーザー (または管理者権限のあるユーザー) でログオンします。
 (2) メモ帳を[管理者として実行]で起動し、[ファイル]メニューから[開く]をクリックします。
 (3) “%psgroot%\config\psgconfig.xml”を表示し、「すべてのファイル」が表示されるように変更します。
 (4) 設定ファイル「PSGCONFIG.XML」を選択し、文字コードを「UTF-8」形式に変更し、メモ帳で開きます。
     ※選択する文字コード「UTF-8」にご注意ください。
     ※文字コードの異なるファイルを開くことにより、日本語の記載部分が文字化けすることがありますのでご注意ください。
     ※念のため「BlockInputWndMsg」の文字列を検索していただき、日本語が文字化けしていないことをご確認願います。
 (5) メモ帳で開きましたら“<Redirect>”の文字列を検索し、以下の文字が書かれた行を探します。
    ------------------------------------------
     <Redirect>
     <Server>Passage-Srv</Server>
     <FolderPath>Passage$\$$WinUser$$.$$WinDomain$$</FolderPath>
     <Protocol>CIFS</Protocol>
     <Port>0</Port>
     <AuthPath>Passage$</AuthPath>
     </Redirect>
    ------------------------------------------

 (6)<FolderPath>の行がリダイレクトサーバーの共有フォルダ名が記述されている箇所です。
       ここの行を正しい値に修正します。

     ■共有フォルダの記述書式: (共有フォルダ名) \$$WinUser$$.$$WinDomain$$

    (5) の場合“Passage$”が共有名です。
      Passage インストール時に共有名を“aaa\bbb”と入力されたのであれば、aaa\bbb\$$WinUser$$.$$WinDomain$$です。

 (7) 編集した「PSGCONFIG.XML」を文字コード「UTF-8」で上書き保存します。
     このとき、アクセス権の問題で上書きできない場合があります。
     一度デスクトップなどに保存してから、エクスプローラから
     「C:\Program files\YRL\Flex Work Place Passage\Config」フォルダに上書きコピーをお願いします。

 (8) PCを2回再起動します。
     ※設定ファイル「psgconfig.xml」を修正した場合、再起動は2回おこなってください。
     上記以外の原因につきましては、下記のFAQも参照願います。

*v2.6.0以降の Configurator にて上記事象は修正されています

その他のよくあるご質問

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