インベントリ情報がアップロードされない、参照できない

確認できている本現象の原因には以下のようなものがあります。

対象バージョン
すべてのバージョン

詳細
Unifierエージェントのインストールは正常に完了したものの、クライアントのインベントリ情報がサーバーにアップロードされない、アップロードされても管理コンソールから参照できない現象が報告されています。
今までに確認できている本現象の原因と対応方法を記します。現象発生時の解決にご活用ください。

原因/対処
下記の原因が考えられます。該当しない場合はFlex Work Placeサポート窓口までお問い合わせください。

No. 原因 詳細 対処
1
Unifierマスターサーバー上のプロセスが正常に稼働していない まれに、Unifierマスターサーバー上のプロセスが正常稼働しなくなることがあります。
OS再起動にて復旧することができます。
Unifierマスターサーバー、インベントリ情報が更新されていないクライアントPCの順にOS再起動します。
その後、Unifier管理コンソールを起動し、該当のクライアントPCのインベントリ情報が更新されているかご確認ください。
2
クライアントのWMIが破損している クライアントのWMIが破損しているためにインベントリ情報を収集できず、アップロードするファイルを作成できないことが考えられます。サポートページの「まれにWMIが破損する場合があり、インベントリなど正常に取得できない場合があります」を参照して調査します。 サポートページの「まれにWMIが破損する場合があり、インベントリなど正常に取得できない場合があります」を参照してください。
3
ネットワーク機器が故障している サーバー/クライアント間(ツリー構成環境においては、マスター/スレーブ/クライアント間)で使用されているネットワーク機器(ケーブル・HUB・ルーター)が故障しているために通信が行えないことが考えられます。
本現象が発生しているクライアントからマスターサーバー・管理者のPC・隣席のPC・別フロアに設置されているPCにと複数の対象に対してPingコマンドを実行し、通信の応答の有無を調査します。
同様にマスターサーバー・管理者のPC・隣席のPC・別フロアに設置されているPCからも現象発生クライアントに対してPingコマンドを実行し、通信の応答の有無を調査します。
クライアント/サーバー間で利用しているネットワーク機器を交換(修理)してください。
4
名前解決ができていない クライアントからサーバーに対して名前解決のための措置が取られておらず、PC名(NetBIOS名)による通信が行えないことが考えられます。
本現象が発生しているクライアントからマスターサーバーに対してPC名(NetBIOS名)を指定したPingコマンドを実行し、通信の応答の有無を調査します。
運用されている名前解決の方法(DNSサーバー・Hostsファイルなど)にUnifierサーバーの名前を登録してください。
5
IISが稼動していない サーバーでIISが稼動していないためにhttpによる通信が行えないことが考えられます。
本現象が発生しているクライアントから下記URLにアクセスし、ページの表示を確認します。

http://サーバー名/

サーバー名をマスターサーバー・スレーブサーバーのPC名に置き換えてください。
Unifierサーバーで「IIS Admin Service」を開始してください。
6
フラグファイルが存在しない アップロード(接続)先とするサーバーの決定に利用するフラグファイルが存在しないためにアップロード(接続)先サーバーを決定できないことが考えられます。
これは、「ダイナミック接続」利用時のみに必要なファイルです。本現象が発生しているクライアントから下記URLにアクセスし、ページの表示を確認します。

http://サーバー名/DotCOE/0200/tranflg.html

※サーバー名をマスターサーバーのPC名に置き換えてください。
Unifierインストールメディアから「Root\DotCOE\IROOT\0200\tranflg.html」をDotCOEサーバーの「%IROOT%\0200」にコピーしてください。
7
SQL Serverが稼動していない
(マスターサーバーのみ)
サーバーでSQL Serverが稼動していないためにアップロードされたインベントリ情報をDBに取り込めないことが考えられます。
サービスマネージャからSQL Serverのサービス(MSSQL$DOTCOE)の稼動状況を調査します。
Unifierサーバーで「SQL Server(DOTCOE)」を開始してください。
8
ライセンスが登録されていない ライセンス情報が登録されていないためにアップロードされた情報をライセンス違反と認識していることが考えられます。
ライセンス情報が登録されていない原因として、「ライセンス数の不足」か「ライセンスチケットの未発行」が考えられます。
ライセンス管理コンソールから本現象が発生しているクライアントのライセンスが有効なものとして登録されているか調査します。

「ライセンス数の不足」である場合、不足分のライセンスを購入していただくことになります。
もしくは、現在稼動していないクライアントのライセンス情報を削除することでライセンスを確保してください。
「ライセンスチケットの未発行」である場合、Unifierメディアの「Root\DotCOE\Files\coelicrq.exe」を使用してライセンスチケットを発行します。「coelicrq.exe」の使用例は下記をご参照ください。

coelicrq.exeによるライセンスチケットの発行コマンド
coelicrq.exe /OP=ADD /T=Client /PC=コンピューター名

/OPオプション 発行するライセンスチケットの形態を指定するオプションです。 「ADD」は追加用ライセンスチケット、「DEL」は削除用ライセンスチケットの発行となります。

/Tオプション Unifierタイプを指定するオプションです。 「Master」はマスターサーバー用、「Slave」はスレーブサーバー用、「Client」はクライアント用となります。

/PCオプション コンピューター名を指定するオプションです。

その他のよくあるご質問

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