Device as a Service

リモートワーク×オフィスワークの
「ハイブリッドワーク」に適した、
セキュアなワークスタイルを実現する
PC運用環境をサービスとして導入することに成功

NTTアドバンステクノロジ株式会社さま

導入プラン:Cotoka for PC

NTTアドバンステクノロジ株式会社、社員の方々

NTTグループ企業として、システム・ネットワークインテグレーションをはじめとする、その名の通り先進的なICT技術でお客さまの課題を解決するNTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)さま。
同社では、コロナ禍を経てグループ内で標準的な働き方となったリモートワーク前提の「リモートスタンダード」、さらにオフィス出社時の柔軟な勤務スタイルにも適したPC環境「セキュアドPC」として横河レンタ・リースのDevice as a Service「Cotoka for PC」を導入。
限られた管理人員・工数などの課題を解決するとともに、同社が自社で実現しようとした高いレベルでのデバイス環境を導入することに成功しました。

評価ポイント

  • 01

    高いレベルの
    デバイス管理が可能

  • 02

    PC導入・トラブル対応時の
    社内負荷軽減

  • 03

    ユーザーの
    デバイス選択肢の多様化

お話を聞いた方

  • NTTアドバンステクノロジ
    株式会社

    デジタルトランスフォーメーション推進部
    基幹システム部門 担当課長
    宮本 隆也 氏

  • NTTアドバンステクノロジ
    株式会社

    デジタルトランスフォーメーション推進部
    基幹システム部門 専任課長
    池田 昌夫 氏

  • NTTアドバンステクノロジ
    株式会社

    デジタルトランスフォーメーション推進部
    基幹システム部門 担当課長
    遠藤 章浩 氏

  • NTTアドバンステクノロジ
    株式会社

    デジタルトランスフォーメーション推進部
    基幹システム部門 主査
    金原 直史 氏

リモートワークを前提とした働き方に合ったPC環境を

トータルソリューション、スマートコミュニティー、セキュリティー、クラウド・IoT、AI×ロボティクス、グローバル、そして知的財産分野を事業の軸として展開するNTT-ATさま。同社ではコロナ禍に入る以前よりリモートワーク環境の構築を進めていました。

まずは、社内でバラバラだったOAPC(業務用PC)環境をVDI基盤に移行し、並行して部門ごとに設置されていたファイルサーバーも統合、社内外どこからでも同じPCを使える環境を整備しました。

クラウドシフトで判明したVDIの限界

DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環として、オンプレミスだった社内の情報基盤を Microsoft 365 ベースへとクラウドシフトする中で、VDIとクラウドの相性の悪さが露見してきたと言います。

「VDIは境界型ネットワークを前提していたので、ゼロトラスト前提のクラウドサービスを利用すると、非常にパフォーマンスが悪いことがわかってきました。
そこで、まずクラウド前提の業務環境を構築するためにMDM(モバイルデバイス管理)を前提とした『セキュアドスマホ』を全社員に配布し、リモートワーク環境を整えていきました」(同社デジタルトランスフォーメーション推進部基幹システム部門の宮本氏)。

NTTアドバンステクノロジ株式会社
デジタルトランスフォーメーション推進部
基幹システム部門 担当課長
宮本 隆也 氏

宮本氏と共にPC運用を担当する池田氏は「『セキュアドスマホ』を導入した後、当然ながら同様の環境をPCでも実現したいという声もあり、デバイス管理・ファイルのリモートワイプ・クラウドサービスへのCASB経由でのアクセスを原則とする『セキュアドPC』の要件を決め、環境構築を進めることとなりました」と語ります。
※CASB:Cloud Access Security Brokerの略で、クラウドサービスの利用を一括管理し、セキュリティーを強化するソリューション

自社開発の「PCのデータレス化」を中止し、
より使いやすいサービスとして提供していたPassage Driveの導入へ

同社では OneDrive にファイルをリダイレクトし、PC内にデータを残さない「データレス化」の仕組みを構築し、社内でトライアル導入を実施しました。
「この仕組みは制約が多く非常に使い勝手が悪かったことから不評でした。実はその頃から横河レンタ・リースのデータレスPC™ソリューションを知っていたのですが、オンプレミスのファイルサーバーが前提だったので、導入候補から除外していました」(宮本氏)。

しかし、その後 OneDrive を保存先とするFlex Work Place Passage Drive(以下、Passage Drive)の存在を知り、トライアルに着手。
宮本氏は「まさに自分でやろうとしていたことがより使いやすく実現されていること知り、導入を検討しました。さらに、ちょうど同時期に社内のファイルサーバーをBoxに統合することが決まっていたのですが、これに対応したPassage Drive for Boxがあることを聞き、『セキュアドPC』としての導入に取り組むことになりました」と振り返ります。

NTTアドバンステクノロジ株式会社
デジタルトランスフォーメーション推進部
基幹システム部門 専任課長
池田 昌夫 氏

データレスPC™から、Cotoka for PCへ

『セキュアドPC』の展開にはもう一つ課題がありました。それはPCの運用管理業務でした。
VDI導入以前は各部門でPCの調達・運用管理を行っていたので、全社を統括してPCの運用管理を行う人員は最小限しかいません。

「自社開発の『データレス化』のトライアルを行った際、横河レンタ・リースより80台PCをレンタルしたのですが、社内に十分なスペースもなく、セットアップの手間や各部署に配布する業務まであり、物理的な作業にかかる工数はとんでもないということを体感しました。
社内には社員および協力会社を含め3,000台のOAPCがありますが、80台でこのような状況だったので、その何十倍の台数をこなすことは困難だと考えていました」(池田氏)。

NTTアドバンステクノロジ株式会社
デジタルトランスフォーメーション推進部
基幹システム部門 担当課長
遠藤 章浩 氏

このような背景から、同社では自動セットアップ環境の構築に着手します。「『セキュアドスマホ』では Microsoft Intune(以下、Intune)を使ってデバイス管理を行っていたため、Windows Autopilot(以下、Autopilot)を使って自動セットアップ環境の構築を進めていましたが、情報も少なく構築に苦戦していました。
そのような中、横河レンタ・リースのCotoka for PCの存在を知ります。聞くと Intune+Autopilot と全く同じアプローチであり、かつ、Webによるオーダーシステムや、Passage DriveによるデータレスPC™など、一つのサービスとしてシームレスに組み上がっていることから、これを導入すべきだと考えました」(宮本氏)。

池田氏はCotoka for PCの話を聞き「PCの調達、セットアップ、ユーザーへの配布、トラブル時の対応など全てがサービスとして提供されていることを考えると、Cotoka for PCで提供されるPCの月額使用料はとても安いと感じました。
しかし、これらは見えないコストでありなかなか理解されません。そこで経営層に対して、見えないコストを可視化して粘り強く説得し、導入する方向で話を進めることができました」と語ります。

「セキュアドPC」をCotoka for PCでサービスとして導入

同社では現在PoC(先行導入)として200台のPCがCotoka for PCで導入され、使われています。「もともと私たちが『セキュアドPC』として考えていたデバイス管理やリモートワイプなどの要件はCotoka for PCの Intune ベースの管理、そしてデータレスPC™で実現されており、CASBに関しては環境をこちらで用意すればいいので、まさに『セキュアドPC』をサービスとして用意できたという印象です」(宮本氏)。
その一方で、VDIも稼働を続けており、VDIのメリットを感じている社員もいると言います。

同社でVDIの導入・運用を担当する遠藤氏は「オフィスワークやリモートワークが混在する今、デバイスを持ち歩くことなく行った先でPC環境にアクセスできるのはVDIの大きなメリットで、社内には同様に感じている人も少なくありません」といいます。
その一方で、「実際に使うとFAT PCの速さにメリットを感じています。また、Webのオーダ画面で月額費用を見たとき、正直VDIに比べて『安い!』と感じました。また、機種を選択できることも魅力的でした。VDI担当としては複雑ですが…」と語ります。

NTTアドバンステクノロジ株式会社
デジタルトランスフォーメーション推進部
基幹システム部門 主査
金原 直史 氏

同社では、Cotoka for PCによるPoCの効果を総括した上で、本格導入に向けた準備を進めています。
宮本氏は「PC環境の多様な選択肢ということで、VDIも用意しておきたいという考えはありますが、新VDI含めて最終的に使い勝手や導入時のコストだけではなく、継続的な管理コストも含め総合的な観点での判断が必要になります。
Cotoka for PCに関してはすでに追加調達を準備しており、社内でも関心を集めています。今後、本格導入が決まった際にはまとまった数を調達することになりますので、その際、横河レンタ・リースにはしっかりとサポートいただければと思います」と語ってくださいました。

会社情報

名称 NTTアドバンステクノロジ株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
資本金 50億円
社員数 2,049名(2023年3月31日現在)
URL https://www.ntt-at.co.jp/
NTTアドバンステクノロジ株式会社さまロゴマーク
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  • ・記載事項は変更になる場合があります。
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