こんにちは、横河レンタ・リース サポートサイト運用担当です。
前回の開発者ブログで予告していました運用課題につきまして、課題を5つピックアップし、それを Unifier Cast を使用することでどのように解決できるかについて、今回ご案内します。
たとえばこんな課題があります。
これらは Unifier Cast を利用することで解決することができます。
【課題】
Windows PCの運用においては、1年に1度リリースされる Feature Update (FU) と、毎月複数回リリースされる Quality Update (QU) を 効率よく、確実に適用していくことが重要となります。
一方で、FU/QU の定期的な配信は、企業のネットワーク負荷増大の要因ともなり得ます。
【 Unifier Cast で解決】
Unifier Cast は、独自の分割配信機能とCast配信機能によって、ネットワークへの負荷を抑えた上で、確実な Windows アップデートの運用を実現します。
Unifier Cast は、ファイルを小さなブロック単位に圧縮分割してからPCに配信する、分割配信機能を有しています。
また、Unifier Cast にはCast配信機能が用意されています。
Unifier Cast のサーバーからファイルを受け取ったPCは、Cast配信機能によって、他のPCにブロック単位でファイルを伝播させることができます。
分割配信機能とCast配信機能を組み合わせることによって、ネットワークの負荷を軽減しながら、大容量ファイルのスムーズな配信が可能となります。
【課題】
Windows 10 / Windows 11 においては、PCをいくつかのグループに分けて、段階的にアップデートを行っていく運用が推奨されています。
そのため、「既存のPCのOSのバージョンは何か」「アップデートに失敗して放置されているPCがないか」などといった状況の把握が重要となります。
【 Unifier Cast で解決】
Unifier Cast は、Windows アップデートの状況を直観的に確認できるダッシュボード機能を提供し、IT管理者の業務の効率化を支援します。
ダッシュボード機能からは、IT管理者が必要とする、OSのバージョン、FU/QU の適用状況、アップデートに関するエラーの発生有無、などの情報を確認することができます。
【課題】
テレワーク環境のPC (社外から接続するPC) に、VPN回線に接続した状態で更新プログラムのダウンロードを行うとVPN回線に大きな負荷がかかってしまい、ネットワーク全体が遅くなってしまいます。
【 Unifier Cast で解決】
Unifier Cast の軽量パッケージ機能は、テレワーク環境のPC (社外から接続するPC) に、VPN回線を介することなく、Windows アップデートファイルを配信/適用する機能です。
この機能を利用して Windows のアップデートを行う場合、PCがVPN接続している時には、「軽量パッケージ」と呼ばれる特殊なパッケージのみを配信します。PCが「軽量パッケージ」を受信すると、VPN回線を介さず、直接 Microsoft社のWebサイトから Windows アップデートのファイルをダウンロードし、適用します。
【課題】
Windows 機能更新プログラム (FU) のダウンロードには一般的には30分~60分の時間が必要です。
一部のユーザーはアップデートが自動的に行われ、それによって不具合が生じることや Windows が勝手に再起動してアップデートを適用することに不満を持っています。
【 Unifier Cast で解決】
Unifier Cast の分割配信機能は、PC利用ユーザーが意識せずに、FU/QU更新ファイルのダウンロードを途中で中断/再開させることができます。
FU/QU更新ファイルがすべてダウンロードされてアップデートの準備が完了すると、PC利用ユーザーへ準備完了のメッセージ通知が行われます。
そのあとはPCユーザーの都合のよいタイミングでアップデートが実行できます。
【課題】
Windows のアップデートでエラーが発生するとエラーコードとエラーの内容が表示されるのみで、次に何を行えば良いのかユーザー自身で判断して対応することが難しい。
【 Unifier Cast で解決】
Unifier Cast では、ユーザーに対して Windows のアップデートが失敗したときにユーザーが自立的にトラブルシューティングできるように支援します。
発生したエラーコードからおおよその原因と解決策をユーザーに助言するメッセージを表示し、「トラブルシューティングツールを起動する」など、次の行動を選択できるメニューを表示します。
Windows Update の課題には確かに管理が難しい面がありますが、最新のセキュリティーパッチや機能の向上も見逃せません。
だからこそ、アップデートに関する課題を解決しつつ、システムを安全に維持し、かつスムーズな運用方法を見つけることが大切ですね。
その際は、ぜひ Unifier Cast をご活用いただければ幸いです。