Windows 11 にアップグレードしたいのですが、どのような手順 (作業) が必要でしょうか

お客さまのご要件によってアップグレードするパターンが異なりますので、以下を参照ください。


2024/10/17 追記


Windows 11 24H2 のリリース伴い、本書で掲載している「(2) SPE を使って Windows 11 23H2 パッケージを作成する」が利用できなくなっています。
現在 Windows11 24H2 へのアップデート方法を確認中ですので、確認でき次第掲載します。

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Windows 11 を UnifierCast で管理するためには v5.10.1 以上である必要があります。
Windows 11 にアップグレードを実施するにあたって、以下の 4 パターンがありますのでお客さまの環境に合わせて該当するパターンを選択してください。


※ 上記 4 パターンの中ではそれぞれのパッケージ作成手順のみ案内していますので、そのパッケージをもとに配布・適用確認をお願いいたします。
※ 上記 4 パターン内で軽量パッケージについて触れています。
  軽量パッケージの詳細については、こちら をご確認ください。
※ 各パターン内で記載している「v5.10.5 の CastMaker 」は Flex Work Place Unifier v5.10.5 と同時期にリリースした
  Unifier Cast Toolkit v1.10.7.2 に同梱の CastMaker v1.9.2.0 になります。

1. Windows 10 → Windows 11 22H2

■概要
Windows 10 のどのバージョンからでも Windows 11 にアップグレードすることができます。
v5.10.5 の CastMaker で Windows 11 22H2 のインプレースアップグレードパッケージを作成することができます。
手順概要は以下の「(1) CastMaker でインプレースアップグレードパッケージを作成する」を参照ください。

(1) CastMaker でインプレースアップグレードパッケージを作成する
  〇特徴
   ・CastMaker で作成できるため、GUI から容易に作成できます。
   ・軽量パッケージ使用可能のため、テレワークでも配布可能です。

  ■詳細手順 
   Step1)  Windows 11 22H2 (インプレースアップグレードパッケージ) の作成
    ・CastMaker を起動し「Inplace Updates」から、「22H2」を選択し作成します。

CastMaker
 Windows 11 22H2 (インプレースアップグレードパッケージ) の作成

2. Windows 10 → Windows 11 23H2

■概要
Windows 10 のどのバージョンからでも Windows 11 にアップグレードすることができます。
v5.10.5 の CastMaker でWindows 11 22H2 へのインプレースアップグレードパッケージと Windows 11 23H2 へのイネーブルメントパッケージの 二つを作成し、段階的に適用する必要があります。 手順概要は以下の「(1) CastMaker でインプレースアップグレードパッケージ (Windows 11 22H2 用) とイネーブルメントパッケージ (Windows 11 23H2 用) のパッケージを作成する」を参照ください。
一度に Windows 11 23H2 へアップグレードさせたい場合は「(2) SPE を使って Windows 11 23H2 パッケージを作成する」を参照ください。

(1) CastMaker でインプレースアップグレードパッケージ (Windows 11 22H2 用) とイネーブルメントパッケージ (Windows 11 23H2 用) のパッケージを作成する
  〇特徴
   ・CastMaker で作成できるため、GUI から容易に作成できます。
   ・軽量パッケージ使用可能のため、テレワークでも配布可能です。
   ・Windows 11 23H2 にアップグレードをするには以下のステップを踏む必要があります。
     Step1) Windows 10 → Windows 11 22H2 (インプレースアップグレードパッケージ)
        パッケージサイズ:約 3.5GB アップグレード時間は通常の FU 適用と同じ
     Step2) Windows 11 22H2 → Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ)
        パッケージサイズ:約 600MB アップグレード時間は短時間で可能

※ 2 ステップを踏む必要になった背景としては、CastMaker の仕様上、Windows 10 から Windows 11 23H2 へ直接アップするインプレースアップグレードパッケージの提供ができなくなったため、イネーブルメントパッケージとして公開しています。
※ 2 ステップ踏むことが運用上課題となる場合は「(2) SPE を使って Windows 11 23H2 パッケージ作成する」を検討ください。

 ■詳細手順
  Step1) Windows 11 22H2 (インプレースアップグレードパッケージ) の作成
   ・CastMaker を起動し「Inplace Updates」から、「22H2」を選択し、作成します。

Windows_11_22H2_Inplace_Upgrade_Package
Windows 11 22H2 (インプレースアップグレードパッケージ) の作成


  Step2) Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成
   ・CastMaker を起動し「Feature Updates」から、「23H2」を選択し、作成します。
    ※ 前提条件となる更新プログラムは、自動的に同じパッケージ内に含まれます。

Enablement_Package
Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成


   ■イネーブルメントパッケージ (Windows 11 23H2 用) のパッケージを配布するグループの作成
    イネーブルメントパッケージは Windows 11 22H2 の端末に配布する必要があります。
    Windows 11 22H2 が所属するコンピューターグループは以下の画像にある条件を設定することで作成できます。
    このグループでイネーブルメントパッケージを配布ください。

Commputer_Group_Search_criteria
Windows 11 22H2 のコンピューターグループ作成例

(2) SPE を使ってWindows 11 23H2 パッケージを作成する
  〇特徴
   ・段階を踏まず一回の適用で Windows 10 から Windows 11 23H2 にアップグレード可能です。
   ・パッケージサイズは 6GB 程度となります。
   ・軽量パッケージ使用不可のためご注意ください。

詳細手順は、以下の「SPE による Windows 10 から Windows 11 23H2 への インプレースアップグレードパッケージ作成手順.pdf」を参照ください。

3. Windows 11 21H2 → Windows 11 23H2

■概要
v5.10.5 の CastMaker で Windows 11 22H2 へのアップグレードパッケージと Windows 11 23H2 へのイネーブルメントパッケージの 二つを作成し、段階的に適用する必要があります。
手順概要は以下の「(1) CastMaker でアップグレードパッケージ (Windows 11 22H2 用) とイネーブルメントパッケージ (Windows 11 23H2 用) のパッケージを作成する」を参照ください。
一度に Windows 11 23H2 へアップグレードさせたい場合は「(2) SPE を使って Windows 11 23H2 パッケージを作成する」を参照ください。

(1) CastMaker でアップグレードパッケージ (Windows 11 22H2 用) とイネーブルメントパッケージ (Windows 11 23H2 用) のパッケージを作成する
  〇特徴
   ・CastMaker で作成できるため、GUI から容易に作成できます。
   ・軽量パッケージ使用可能のため、テレワークでも配布可能です。
   ・Windows 11 23H2 にアップグレードをするには以下のステップを踏む必要があります。
     Step1)Windows 11 21H2 → Windows 11 22H2 (アップグレードパッケージ)
       パッケージサイズ:約 3.5GB アップグレード時間は通常の FU 適用と同じ
     Step2)Windows 11 22H2 → Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ)
       パッケージサイズ:約 600MB アップグレード時間は短時間で可能

※ 2 ステップを踏む必要になった背景としては、CastMaker の仕様上、Windows 11 21H2 から Windows 11 23H2 へ直接アップするアップグレードパッケージの提供ができなくなったため、イネーブルメントパッケージとして公開しています。
※ 2 ステップ踏むことが運用上課題となる場合は「(2) SPE を使って Windows 11 23H2 パッケージを作成する」を検討ください。

 ■詳細手順
  Step1) Windows 11 22H2 (アップグレードパッケージ) の作成
      ・CastMaker を起動し「Feature Updates」から、「22H2」を選択し作成します。

Windows 11 21H2→Windows 11 22H2
Windows 11 22H2 (アップグレードパッケージ) の作成


  Step2) Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成
   ・CastMaker を起動し「Feature Updates」から、「23H2」を選択し作成します。
    ※ 前提条件となる更新プログラムは、自動的に同じパッケージ内に含まれます。

Windows 11 22H2→Windows 11 23H2
Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成

00000000


   ■イネーブルメントパッケージ (Windows 11 23H2 用) のパッケージを配布するグループの作成
    イネーブルメントパッケージは Windows11 22H2 の端末に配布する必要があります。
    Windows 11 22H2 が所属するコンピューターグループは以下の画像にある条件を設定することで作成できます。
    このグループでイネーブルメントパッケージを配布ください。

Commputer_Group_Search_criteria
Windows 11 22H2 のコンピューターグループ作成例

(2) SPE を使って Windows 11 23H2 パッケージを作成する
  〇特徴
   ・段階を踏まず 一回の適用で Windows 11 21H2 から Windows 11 23H2 にアップグレード可能です。
   ・パッケージサイズは 6GB 程度となります。
   ・適用時間は通常の FU 適用時間と同等です。
   ・軽量パッケージ使用不可のためご注意ください。

 詳細手順は、以下の「SPEによる Windows 11 21H2 から Windows11 23H2への アップグレードパッケージ作成手順.pdf」を参照ください。

4. Windows 11 22H2 → Windows 11 23H2

■概要
v5.10.5 の CastMaker で Windows 11 23H2 のイネーブルメントパッケージを作成することができます。
手順概要は以下の「(1) CastMaker でイネーブルメントパッケージを作成する」を参照ください。

(1) CastMaker でイネーブルメントパッケージを作成する
  〇特徴
   ・パッケージサイズが 600MB 程度と小さく、適用時間が短いです。
   ・CastMaker で作成できるため、GUI から容易に作成できます。
   ・軽量パッケージ使用可能のため、テレワークでも配布可能です。

 ■詳細手順
  Step1) Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成
   ・CastMaker を起動し「Feature Updates」から、「23H2」を選択し作成します。
    ※ イネーブルメントパッケージの前提条件となる更新プログラムは、自動的にパッケージ内に含まれます。

Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成
Windows 11 23H2 (イネーブルメントパッケージ) の作成

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