Mixed Realityの最新動向

作成日:2020/08/24

お役立ちコラム

Mixed Realityの最新動向

今後、MR技術はビジネスの中でさまざまな活用が期待されています。
Microsoft HoloLens(ホロレンズ)の活用

MR技術では、ヘッドマウントディスプレー Microsoft HoloLens(ホロレンズ)を活用することが主流となってきました。
HoloLens(ホロレンズ)で、ハンドトラッキングやアイトラッキングにより3Dオブジェクトの操作をすることができます。
今後、PCやスマートフォンに代わる次世代のコンピューティング・プラットホームになりえる技術として非常に注目されており、ビジネスの中でさまざまな活用方法が検討されています。

MR技術とは何か?

MRはMixed Reality(複合現実)の略称です。
仮想世界を現実世界に重ね合わせて体験できる技術です。
よく似た言葉に、VRとARがありますが、似て非なるものです。

※提供)DataMesh社

VRはVirtual Reality(仮想現実)のことで、CG技術により、仮想世界を画面上に映し出し、自分が実際にいるような体験ができる技術です。

ARはAugmented Reality(拡張現実)のことで、現実世界にCG動画像を重ねて「拡張現実」を作り出す技術です。

これらに対しMRは、VRとARを融合したようなもので、仮想世界の情報を現実世界に重ね合わせて体験することができます。
作業マニュアルなどのデジタルコンテンツを現実世界に重ね合わせて、作業支援プログラムを作るなどといった、活用方法が検討されています。

設計開発の後工程におけるMR技術の活用可能性と阻害要因

CADやCAEなどの3Dデータは、従来、開発現場と製造現場を中心に利用されてきました。
今後は、MR技術を組み合わせることで、新しい場面において活用されることが期待されています。

1.社内に対する製品理解の向上

商品宣伝、カスタマーサービス、営業部門等、さまざまな関係者に対して実施する研修の、デジタル教材としての活用。

2.マーケティング・セールスプロモーションの強化

お客さまに、より一層商品理解を深めていただくためのプロモーションツールとしての活用。

3.オペレーションの強化

設置現場、あるいはサポート現場におけるオペレーション支援ツールとしての活用

阻害要因:

MR技術を活用する場合は、MR技術の開発環境を独自に用意するか、ベンダーに都度開発依頼をする必要があり、それには相応のコストと時間が発生してしまいます。
そのため、MR技術の活用が進まない要因となっています。

MR技術実運用で活用する「DataMesh Director」について

Mixed Reality技術の実運用に際し、社内既存の3Dデータを有効に活用し、パワーポイントを編集する要領で容易に3D教材を作成できるツールです。

※提供) DataMesh社
※提供) DataMesh社

Microsoft HoloLens(ホロレンズ) およびiPhoneやiPadといったiOSデバイスに対応しており、クラウド経由でコンテンツの管理とデバイス間の連携やシェアリングも可能です。

主には、製造業を中心に自社製品の教育研修や現場の作業支援(デジタル教材)の観点で利用が進んでいます。

MR技術による現場の効果 (ベルシステム24さま、デロンギさま事例より抜粋)

※提供)DataMesh社

実物の製品(左写真)をMR技術の活用でバーチャル化(右写真)。
自宅に実物製品が無くとも、MR技術で“仮想の製品”を重ね合わせて表示している。
“時間”や“場所”の制約を超え、消費者サポートをより柔軟に行うことができるようになりました。

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