Microsoft Power Automate を利用して業務の効率化
作成日:2019/12/04
更新日:2025/04/18

※ Microsoft Flow は Microsoft Power Automateに名称変更しました。
Microsoft Power Automate を利用して業務の効率化

ビジネスにおけるさまざまな作業において、もっと効率よくできたらいいなと思ったことはございませんか?
昨今、業務効率化するためにRPAを導入して自動で作業を処理してくる仕組みを取り入れる企業が増えてきておりますが、非常に大掛かりな投資となってしまうのでなかなか導入できないといった方も多いのではないでしょうか。
今回はRPAとまではいきませんが、ユーザーレベルで簡単に単純なルーティンワークを自動化することができる Microsoft Power Automate をご紹介します。
Microsoft Power Automateとは?
Microsoft Power Automate は、2016年11月に開始されたタスク自動化ツールです。
今まではタスクを自動化するためには、プログラミング言語など専門的な知識を持った人にしか手が届かないものでしたが、Microsoft Power Automate は一般的なフローがテンプレートとして最初から用意されているため、初心者でも簡単に利用することができます。
フローを組み合わせることにより、自分の使い勝手に合わせたオリジナルなフローを作成することもできます。
また、Microsoft Power Automate ではコネクタを利用してさまざまなクラウドアプリに接続することができます。
Microsoft 365 はもちろんのこと、サードパーティーのクラウドアプリケーションにも数多く対応しています。
業務での活用例
海外から英文のメールが届いた際に、Web翻訳を利用して日本語化する業務があったとします。
その場合に、以下の単純作業が必要になってきます。
- 受信したメール本文をコピー
- Web翻訳ページを開く
- Web翻訳に本文を貼り付け
この作業を Microsoft Power Automate を活用することで、英語メールを受信した場合には本文を翻訳して再受信といった処理を自動化することができます。
やり方は簡単、「英語以外の電子メールを翻訳する」というフローテンプレートが用意されていますので、条件を「英語」から「日本語」にルールを変更するだけです。

設定が完了しますと、次回から英文メールは全て日本語に翻訳された状態で受け取ることが可能になるのです。
このように、クラウドアプリを連携することでさまざまな処理を自動化することができますので、自分自身で業務の効率化を進めることができます。
業務の効率化で働き方改革
働き方改革の目的としても掲げられているのが労働生産性の向上であり、“業務効率化”は必要不可欠となってきます。
Microsoft Power Automate を活用することで、ひとりひとりが意識して働き方改革に取り組むことができるのではないでしょうか。
ぜひ一度、ご検討いただければと思います。
【2025年4月版】 PC運用・管理業務の「実態」調査レポート
運用・管理部門における対応人員や業務量の傾向、 担当者を悩ませる負荷業務など、企業における運用・管理業務の「実態」を明らかにするために、1,030名の「PC運用・管理の責任者および担当者」を対象としたアンケート調査を実施しました。
調査結果の概要をお伝えするとともに、担当者の皆さまを悩ませる課題とその解決策についても解説します。
今後の取り組みの参考資料として、ぜひお役立てください。