2019年4月度3社共催セミナーレポート

Windows 10導入も!働き方改革も!
今進めるべき働き方改革対策と導入方法の秘訣セミナー

共催:日本マイクロソフト株式会社、株式会社アイキューブドシステムズ、横河レンタ・リース株式会社

2019年4月『働き方改革関連法』が順次施行となり、企業は特に時間外労働の上限規制や有休消化の管理、同一労働同一賃金などの対策が求められています。
本セミナーではICT活用、PC管理、セキュリティーという切り口で具体的な対応策を紹介しました。
当日は多方面の業界から経営層、人事総務、IT部門などの職種の方々を中心に参加いただきました。

セミナーの様子

セッション1では、日本マイクロソフト株式会社 エバンジェリストの田中達彦氏より今回の法案改正内容と働き方改革が必要な背景や、日本国内の人口分布の変化によるリスクと生産性向上の必要性について解説しました。

実際に国内企業に先駆けてテレワーク制度を導入した日本マイクロソフト株式会社は、自社の導入事例をもとに導入経緯や導入前と後でのワークライフバランスや事業生産性の変化についても実績ベースで紹介しました。
日本マイクロソフト株式会社の働き方改革の目的は生産性向上を掲げ、ここ数年でいつでも在宅勤務ができる制度を策定し、多様な働き方を実現しています。

セッション1

その中でMicrosoft Office 365 をフル活用し、働き方改革を実現している例として、

  1. 働き方改革の見える化をし個人の生産性を上げる“ Microsoft MyAnalytics ”
  2. 企業データを分析し最適な選択を可能にする“ Microsoft Power BI ”
  3. チームでの会議や情報共有を一元的に行えるコミュニケーションツール“ Microsoft Teams ”

の3つのテーマで解説しました Office 365 では Office アプリケーションだけでなく各種標準ツールを用意することで、働き方改革を直接支援する利用価値の高いアプリケーションを提供しています。

続いてセッション2では、株式会社アイキューブドシステムズ CLOMOマーケティングスペシャリスト中光章氏より法案改正による変更ポイントと企業が取り組むべき残業状況の可視化についての具体的な解決方法を解説しました。

セッション2

法改正の比較ポイントとして残業時間の上限規制が入ったため、従来のように月45時間を超えることができなくなり、年間でも45時間を超える月は6回以下にする必要があります。
さらに細かい上限設定ルールがいくつもあり、企業は従業員の長時間労働が許されない状況になっていき、これらの改正に対応した制度や管理方法を確立していく必要があります。

市場のアンケート調査によると隠れ残業をしている従業員は全体の約10%存在し、従業員の長時間労働による疾病予備軍を抱えている状況であり、企業として今後は従業員の残業を正確に管理していく仕組みを作る必要が出てくることに言及しました。

MDMでワーク・スマート

また健全な働き方を実現するために、大きく3つの課題に対応していく必要があります。
まずはPCの利用時間の制限について、強制的に使えなくすることで従業員は移動時間や空いた時間を含め、時間の有効活用を今一度見直していく必要があります。また時間外労働について、誰がどのくらいPCを利用しているのかを、タイムレコーダーなどで見える化し、部門ごとの業務量を把握して人員の再配置を含め、最適化していくことが必要になっていきます。また個人のスキルの有無と関係なく、なんとなく仕事を続けてしまう環境や雰囲気などもきちんと見える化し、だらだらとした会議の必要性についてもこの機会に整理していく必要があるなど、具体的なケースを説明しました。

SIMつきPCのメリット

これらの課題を解決する方法として、スマートデバイス市場で圧倒的なシェアを誇るCLOMOの活用について紹介しました。今回は会社支給のPC管理という点で Windows 10 に対応したCLOMOの機能を中心に、さらにSIM入りのPCを利用していくことにより、いつでも遠隔制御が可能になります。
また Windows 10 で課題となるFUの管理や制御についてもCLOMO MDMで対応することが可能になるといいます。今後企業のPC管理としても高い注目を集めています。

セッション3では、横河レンタ・リースのソフトウェア&サービス営業の田中信行による一歩進んだ働き方改革をテーマに紹介しました。

横河レンタ・リースが推奨している、Passage Drive(データレスPC)を活用した働き方改革について紹介し端末にデータを保存させないことで、セキュリティー向上やリプレイス時のデータ移行が不要となります。
さらにオフラインにも対応し、ネットワークが不安定な場所でも安全に利用することができるという点で従来のVDIとの優位性について解説しました。

Passage Drive

また働き方改革という点では、昨今のビジネススピードに対応するために空き時間で仕事をする一方、オフィスで仕事をする必要もないことを踏まえ、データの保存先としてOneDrive for Businessを最大限活用することで、データ共有やマルチデバイスでのデータアクセスがいつでもどこからでも可能となり、従業員の生産性が大きく向上するということを紹介しました。

Passage Driveによって

最後にPassage Driveの導入をイメージした実機デモを行い、管理者のインストール手順やユーザーの使い方について説明しました。特にPC管理者は専用の管理画面から簡単に全社環境のメンテナンスを行うことができ、導入してからも容易に運用ができるようになっています。
実際に横河レンタ・リースの持ち出しPCでは、全てデータレス化されており、従業員の持ち出しPCのセキュリティー対策や、生産性向上という面でも活用している点についても事例を交え紹介しました。

本セミナーで紹介したソリューション

3社共催での働き方改革セミナーを今後も継続開催していきます。
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