日経ビジネス主催 新・サブスク経営学セミナーレポート

日経ビジネス主催 新・サブスク経営学セミナーにて当社の松尾太輔が登壇いたしましたのでその内容についてリポートします。

テーマは“ Device as a Service の世界へ“と題して、昨今非常に話題となっているサブスクリプションモデルや as a service の定義についてお話させていただきました。
また、Device as a Service とはどういうサービスなのか、サービス概念や仕組みについてご紹介させていただきました。

1. モノの価値は時間の経過とともに劣化する。

『モノは買った時にその価値が決まってしまうもの、特にPCを含めた物理的なモノは時間の経過ととも性能は劣化します。
世の中のサブスクリプションモデルには単純にモノの価値・価格を分散して均等の月額課金にするモデルも存在しますが、ユーザーにとってはモノの価値が下がっているにもかかわらず契約初期と同じ月額を払い続けることは、あらためて考え直すと違和感があるのではありませんか。』

まずはモノの価値は劣化していくことを前提に、サービスを考えていく必要があると冒頭にお伝えしました。

2. サブスクとレンタルの違い

『サブスクリプションと似たサービスにレンタルがあります。レンタルはよくできたモデルであり、期間を限定して利用する場合においてはメリットがあります。
モノの劣化を考慮し長く借りれば月額が下がる仕組みであり、そこにはサポート費用も全て含まれオフバランスで経理処理も可能。
ある意味では完成されたサービスモデルと言えるかもしれません。
しかし、レンタルにソフトウエアや保守サービスを追加し、セットにした状態をサブスクリプションとして提供されたとしても、やはりモノとしての価値の劣化は防げません。』

当社のメイン事業でもあるレンタルサービスの仕組みを紹介しつつも、レンタルサービスはサブスクリプションとは似て非なるものと位置付けました。

3. as a Service の本質は価値が上がり続けるもの

『 as a Service に代表されるものが Software as a Service。これは常に最新バージョンが提供され、価値が向上し続けるサービスであり、as a Service としてアップデートされ続けるからこそサブスクリプションとして月額払いがふさわしいということになります。
価値が向上すればユーザー側も支払っている月額にたいしての納得感もあります。』

そもそもの as a Service の基本的な考え方や重要な要点をお伝えしました。

4. 管理者からユーザー中心のPCライフサイクルへ

『実際に当社が考えてる Device as a Service はどのようなものか。
従来IT管理者はPCを選定し、調達、セットアップを実施。配布・故障対応・保守などさまざまな業務負担をしながら運用を回しています。
これらPCや管理運用に関わる業務を含めた運用されたPCがサービスとして提供され、エンドユーザーへ直接サービスが提供されます。
これが当社の目指す Device as a Service です。
ユーザーへ直接提供されるということは、デバイスもユーザーが自分自身で好きなPCを選び、IT部門を介さずに直接サービス提供される仕組みに変わります。
IT部門の業務負担を極限まで減らし、攻めのITへシフトしていくことが可能になっていきます。

従来IT管理者を中心して運用されてきたPCのライフサイクルが、今後はユーザー中心のライフサイクルに変わり、これが自動で回る世界が近い将来やってくるでしょう。』

最後に実際に当社が開発している Device as a Service を実現していくプラットホームのデモをご紹介させていただき、Device as a Service を業界全体で盛り上げていきたい、ということで締めました。

来年の Device as a Service の正式リリースに向け今後も情報発信をしていきますのでどうぞご期待ください。

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