Passage Drive v.1.4.1以前のバージョンを使用しています。アップデート後に引き続きマルチワークスペースを使用するにはどうしたらいいですか

通常のアップデート手順にて最新バージョンにアップデートしてください

対象バージョン

Passage Drive v.1.4.1 以前のバージョン

詳細

ワークスペース選択画面
ワークスペース選択画面

マルチワークスペースとは、v.1.4.1 以前のバージョンで利用ユーザーがサインインするとワークスペース選択画面 (右図) が表示されるモードを指します。

v.1.4.2 では、ワークスペース選択画面が表示されず単一のワークスペースを利用するシングルワークスペースが実装されています。

v.1.4.1 以前のバージョンを利用している環境で、引き続きワークスペース選択画面が表示されるマルチワークスペースを利用するには、下記の 事前準備バージョンアップ手順 の実施が必要です。

事前準備

ダウンロードステップ ファイル名 名前
メディア・マニュアル>ダウンロード>Passage Drive>最新版インストーラー 01_PassageDrive_v.x.x.x.zip Passage Drive インストーラー
02_PassageDrive_Configurator.zip Passage Drive Configurator
メディア・マニュアル>ダウンロード>Passage Drive>最新版ツール 03_MigrationTool.zip ユーザーデータ移行ツール
メディア・マニュアル>ダウンロード>Passage Drive>最新版マニュアル Passage_Driveマニュアル-YYYYMM.zip Passage Driveマニュアル

  • マネジメントフォルダーを作成し、Configurator が操作可能な状態であること。
    ※管理サーバーなしの環境で、Configurator を使用するには下記FAQをご参照ください。

バージョンアップ手順


【管理サーバーありの場合のバージョンアップ手順】

「導入運用ガイド 管理サーバー編」の「第3章 バージョンアップ」をご参照いただき、管理サーバーを使用したバージョンアップを実施ください。
バージョンアップ時にネットワーク負荷の軽減を行い、バージョンアップを段階的に実施したいお客さまは下記開発者ブログもあわせてご参照ください。


【管理サーバーなしの場合のバージョンアップ手順】

「導入運用ガイド クイックスタート編」の「第3章 バージョンアップ」をご参照いただき、管理サーバーを使用しない手動アップデートを実施ください。
手動アップデートの場合もアップデートに必要なファイルセットを準備する必要があるため、Configurator を使用する必要があります。

以降の手順では、管理サーバーなしの環境を想定した手動アップデートの詳細を記載します。

手動アップデート手順



(1) 手動アップデート用のファイルセットを作成する
本手順は、管理者が実施します。

1. Passage Drive Configurator v.1.4.2 (psgdconfig.exe) を起動します。

Configuratorを起動


2. [追加]ボタンをクリックして新規に管理グループを作成します。ここでは、「multi」というグループ名で作成したと仮定します。

管理グループを新規追加

追加する管理グループの情報を入力する

管理グループ作成完了


3. 上記で作成した「multi」グループを選択し、[セットアップ設定]ボタンをクリックします。

セットアップ設定ボタンを押す


4. ワークスペースの指定方法を「自動選択」→「手動選択」に変更します。

セットアップ設定のその他の設定は、お客さまの運用に応じて変更してください。
セットアップ設定の変更については、「導入運用ガイド 管理サーバー編」の「インストーラーの作成 (1) -セットアップ設定」をご参照ください。

管理グループを追加後の揮発性ディスクの利用は「RAMディスク」になっています。必ずアップデート元の揮発性ディスクの利用状況にあわせて変更を実施ください。
また、「表.従来の揮発性ディスクの利用にあわせた設定」もあわせてご参照ください。

セットアップ設定の変更後は、[保存]ボタン→[OK]ボタン→[閉じる]ボタンで終了します。

Passage Driveバージョン 従来のConfiguratorにおけるセットアップ設定 Passage Drive Configurator v.1.4.2のセットアップ設定で選ぶパラメータ
v.1.1.0 なし 揮発性ディスクの利用で[使用しない]を選択
v.1.3.0/v.1.3.1 揮発性ディスクの利用で[利用する]にチェック済み 揮発性ディスクの利用で[RAMディスク]を選択
揮発性ディスクの利用で[利用する]にチェックなし 揮発性ディスクの利用で[使用しない]を選択
v.1.4.0/v.1.4.1 揮発性ディスクの利用で[RAMディスク]を選択 揮発性ディスクの利用で[RAMディスク]を選択
揮発性ディスクの利用で[仮想ディスク]を選択 揮発性ディスクの利用で[仮想ディスク(揮発)]を選択
揮発性ディスクの利用で[使用しない]を選択 揮発性ディスクの利用で[使用しない]を選択
表.従来の揮発性ディスクの利用にあわせた設定

ワークスペースの指定方法を選択

設定変更後、保存ボタンを押す

設定保存が完了


5.「multi」グループを選択し、[システム設定]ボタンをクリックします。

システム設定ボタンを押す


6. この画面で、Passage Drive クライアントの各種設定の変更が可能です。

システム設定は、お客さまの運用に応じて変更してください。
システム設定の変更については、「導入運用ガイド 管理サーバー編」の「インストーラーの作成 (2) -システム設定」をご参照ください。

セットアップ設定でドライブサイズを変更している場合、システム設定のドライブサイズもあわせて変更する必要があります。

システム設定の変更後は、[保存]ボタン→[OK]ボタン→[閉じる]ボタンで終了します。

システム設定の変更画面

ドライブサイズを変更し保存

設定を保存


7. [開く]ボタンをクリックし、エクスプローラーから[Installer]フォルダを開きます。

開くボタンを押す

Installerフォルダを選択


8. [Installer]フォルダに Flex Work Place ユーザーポータルからダウンロードしたユーザーデータ移行ツール (マルチワークスペース用) の圧縮ファイル「psgduserdata.zip」を手動でコピーします。
 ※コピーする圧縮ファイルをお間違えないようご注意ください。

圧縮ファイルを手動でコピー後、 [Installer]フォルダは丸ごと Passage Drive クライアントにコピーします。

■Passage Drive v.1.4.2(03_MigrationTool.zip)

ユーザーデータ移行ツール セットアップ設定/ワークスペースの指定方法 解凍後のファイルパス
マルチワークスペース用 [手動選択] 03_MigrationTool\OneDrive Client( multi )\psgduserdata.zip

[Installer]フォルダへpsgduserdata.zipをコピーする前の状態 [Installer]フォルダへpsgduserdata.zipをコピーする前の状態

コピー元のマルチワークスペース用のユーザーデータ移行ツール コピー元のマルチワークスペース用のユーザーデータ移行ツール

[Installer]フォルダへpsgduserdata.zipをコピーした後の状態 [Installer]フォルダへ psgduserdata.zip をコピーした後の状態


9. 作成した[Installer]フォルダは、後述の手順【(2) 手動アップデートの実行】で利用します。

作成した[Installer]フォルダを丸ごと手動アップデートするクライアントPCにコピーします。

なお、本手順で作成した手動アップデート用のファイルセットは、Passage Drive のインストールや再インストールにもご利用いただけます。
本手順で作成した[Installer]フォルダをもとにマルチワークスペースの環境を構築する場合、[Installer]フォルダを丸ごとを別のクライアントPCへコピーし、setup.exe を実行して手動インストールを実施ください。
手動インストールの詳細につきましては、「導入運用ガイド クイックスタート編」から「Passage Driveのインストール」(5)以降の手順をご参照ください。



(2) 手動アップデートの実行
本手順は、管理者が実施します。

1. アップデートを行う Passage Drive クライアントに管理ユーザー (インストールユーザー) でサインインします。

2. コマンドプロンプト(cmd.exe)を「管理者として実行(A)」で起動します。

コマンドプロンプトを管理者として実行


3.コマンドプロンプトで手動アップデートの専用コマンドを実行します。

下図は、「C:\temp」フォルダにsetup.exeを含む[Installer]フォルダをコピーして実行した場合の例です。

コピーしたファイルを確認

コマンドプロンプトでアップデートコマンドを実行


4. 手動アップデートの専用コマンドを実行後、Passage Driveクライアントを再起動します。



(3) 利用ユーザーでサインイン
本手順は、Passage Drive の利用ユーザーが実施します。

1. 手動アップデートを行いPCを再起動後、利用ユーザーでサインインすると、従来どおりワークスペース選択画面が表示されることを確認し、ワークスペースを選択し[OK]ボタンをクリックします。

ワークスペースの選択画面


2. サインイン後、Passage Drive Plate のバージョンが上がっていること、および従来のユーザーデータを参照できることを確認します。

その他のよくあるご質問

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