備後漬物株式会社さま 導入事例

社内IT強化の一環としてPCレンタルサービスと Simplit Manager を導入。
コストの平準化や調達・保守・運用の効率化、資産の最適化を実現。

自社製品を手に取りながら笑顔で立つ備後漬物株式会社の社員の方々

広島県福山市に本社を構え、キムチ、浅漬けを始めとする漬物などの製造・販売、さらにはたこ焼き専門店を中国、四国地方で展開する備後漬物株式会社さま。
近年では関東工場の新設や、食品製造会社2社をM&Aによりグループ会社化するなど、事業拡大を進めています。

関東工場新設の際に多数のPCを調達する必要があったものの、当時はPC供給が不安定な時期であったことから、調達が容易な横河レンタ・リースのPCレンタルサービスを活用することで必要台数を調達。
その後、社内のPCも順次レンタル調達に切り替えを進め、運用管理の効率化を進めています。
またレンタルPCの発注には Simplit Manager を活用することで、発注フローを効率化し、業務効率を図っています。

評価ポイント

工場新設で必要となったPCの調達に苦戦し、調達が容易なPCレンタルサービスを検討

戦後間もない1946年に創業し、間もなく80周年を迎える備後漬物株式会社さま。
主力商品であるキムチや浅漬けなどの漬物は、創業以来の製法を守りつつ、「和風キムチ」など市場ニーズや新しい技術を取り入れながら幅広い年代から支持を集めています。
また、外食部門として、中国地方の各県にたこ焼き専門店「たこ風船」を展開、近年では玉子とうふや茶わん蒸しなどの鶏卵加工食品の製造販売を手掛ける株式会社福山コープさまや、冷凍たこ焼きの製造販売を手掛ける岡本食品株式会社さまをM&Aによりグループ会社化するとともに、東日本における販売強化のために栃木県に関東工場を新設。経営の多角化と事業規模の拡大を進めています。

同社のデジタル化推進とともにITシステムの管理を行う経営戦略本部 DX推進室 課長の藤井道生氏は「関東工場の新設にあたり、2021年に本社から人材を送り、従業員の研修を進めることとなり、この際に30台ほどまとめてPCを調達する必要がありました。ところが、当時は半導体不足に加え、コロナ禍の影響でPCの供給が不安定で、従来のリースによる導入では納期の見通しが立たない状態でした。そこで、柔軟性の高い調達が可能なPCレンタルサービスの導入を検討することになりました」と語ります。

複数の候補を比較検討した結果、保有台数の多さ、サポート体制の充実度で
横河レンタ・リースを選定

備後漬物株式会社
経営戦略本部 DX推進室
課長
藤井 道生 氏

レンタルサービスの導入にあたり、複数のレンタル会社に相談したといいます。
「当時の担当者からは、PCの保有台数やサポート体制を比較・検討した結果、以前からも付き合いのあった横河レンタ・リースにお願いすることにしたと聞いています。特に調達に苦労していたので、発注後、迅速に納品できる体制に魅力を感じたといいます」(藤井氏)。

藤井氏とともに社内のIT推進を担当するDX推進室 主任の谷本亜依氏は「調達もそうですが、故障時の対応工数や時間も課題でした。リースではPCが故障すると基本的に修理対応となりますが、修理手配の工数はもちろんのこと、修理対応に時間がかかることもあり、予備機を持っておく必要があるなど課題が多くありました。横河レンタ・リースのPCレンタルサービスなら、すぐに代替機を提供してもらえるという、故障時の対応の早さにも期待していました」と語ります。

レンタルPCの発注手続きや管理を Simplit Manager で効率化

このような形でレンタルサービスの利用を始めた同社では、その後社内のPCもレンタルによる調達にシフトしていきます。
そこで新たな課題となったのが、レンタル発注時の承認フローでした。
「調達に関しては社内のグループウエアでワークフローを回せるので問題はなかったのですが、最終的に横河レンタ・リースへの発注書に、私の上司である専務 (現副社長) の押印が必要でした。ところが、専務は出張などで不在なことが多く、押印がネックになっていました。そこで横河レンタ・リースの担当者に相談したところ、紹介されたのが Simplit Manager でした」。

「Simplit Manager に搭載された承認フローの機能を活用することにより、スムーズな発注が可能となり、専務の押印が不要になりました。これが Simplit Manager を使い始めたきっかけです」(藤井氏)。

さらに、レンタルPCの資産管理についても効率化が進んだといいます。
「IT資産については別の資産管理ソフトを併用しており、レンタルPCについてもそちらでまとめて管理を行っています。Simplit Manager からはレンタル品の契約番号や請求番号、レンタル開始日・終了日などがCSVファイルで出力できるので、資産管理ソフトに登録する際も手入力が不要で、ミスなく適正な資産管理ができていると感じています」(藤井氏)。

PC運用・保守にかかる負荷やダウンタイムの削減を実現。
既存PCも順次レンタルにリプレース

レンタル調達による導入効果は運用・保守面においても出ているといいます。
谷本氏は「導入前から期待していた部分でもありますが、PCが故障した場合でも横河レンタ・リースに連絡するだけで、数日後には代替機が届くため、予備機を割り当てる必要が減りました。リースでは、修理に出す前にメーカーとのやり取りが必要でしたし、修理に出すと2週間ぐらいかかることもあったので、故障時のダウンタイムを大幅に減らすことができました」と語ります。

「リースからレンタルへの切り替えは、調達面だけでなく運用・保守面でも大きなメリットがあったため、これまでリースで調達していたPCについても、リース満了時期に合わせてレンタルPCへの移行を進めています。社内では約250台のPCが使われていますが、すでに150台はレンタルPCへ更新しており、残りの100台も2025年度中には移行を完了する予定です」(藤井氏)。

サービス、サポートともに非常に満足

備後漬物株式会社
経営戦略本部 DX推進室
主任
谷本 亜依 氏

横河レンタ・リースの対応について伺ったところ、谷本氏は「ストレートに言って、非常に助かっています。良くなったことばかりで、あまり何が悪いか出てこないですね (笑)。以前ならPCがすぐに必要になったときでも予備機の在庫がなければ要求された部門に渡すことができず、迷惑をかけてしまうことがありましたが、今ではそういうこともなくなったので、メリットしか感じていません」と語ります。

DXの推進でより業務効率化を目指す

今後の展望について伺ったところ、谷本氏は「今は経営トップから全社を挙げてDXを推進しているところです。そもそも今のDX推進室の前身である情報システム室ができたのが2020年で、それまでは全社的なIT管理を行う部署はありませんでした。まさにゼロスタートでしたが、ITインフラの構築やIT資産管理の適正化、PC活用の教育など、この数年でかなり形になってきたと思います。PC調達も以前は部門ごとだったのが、情報システム室/DX推進室で一括して行うようになったので、レンタル調達への移行もその流れの一つと言えると思います」。

「今後は本格的なDXの推進、具体的には生成AIの活用や、生産現場からのデータ収集に基づくデータドリブン経営の実現を進めて行きたいと考えています。こうした流れの中で、横河レンタ・リースには、PCやIT運用業務のさらなる効率化に向けた新しい技術やサービスについて、引き続き情報提供や提案をいただけるとありがたいと思います」と語ってくださいました。

会社情報

備後漬物株式会社の外観とロゴマーク

会社名 備後漬物株式会社
所在地 広島県福山市駅家町大字法成寺1613-47
資本金 3000万円
従業員数 343名 (2024年9月現在)
URL http://www.bingotukemono.jp/

  • 記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
  • Cotoka™、データレスPC™、Flex Work Place (Passage、Passage Drive、Unifier Cast、AppSelf)、Simplit Manager™ は、横河レンタ・リース株式会社の商標または登録商標です。
  • 記載事項は変更になる場合があります。
  • 内容および所属・役職名などは取材当時のものです。

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