北海道電力株式会社さま /ほくでん情報テクノロジー株式会社さま 導入事例

業務用PCのライフサイクルマネジメントを意識した運用管理を行うため、
横河レンタ・リースのPCレンタルサービスを導入。
保守・運用の負荷を軽減し、事業環境の変化に柔軟に対応できるIT環境を実現しました。

北海道の電力を支える北海道電力株式会社 (ほくでん) ・北海道電力ネットワーク株式会社 (ほくでんネットワーク) では、以前より社内で使用される約6,000台のPCをレンタルで調達、運用を行ってきました。

事業環境の変化や働き方改革、さらには新型コロナウイルス感染拡大を背景に、PCの調達・運用業務をグループ会社のほくでん情報テクノロジー株式会社に集約。
ライフサイクルを意識したPCの運用を開始しました。
ほくでん情報テクノロジーはPC調達のパートナーとして横河レンタ・リースを選択、同社が提供するPC-LCM (ライフサイクルマネジメント) サービスの運用に活用しています。

評価ポイント

運用管理を効率化するためPCのライフサイクルマネジメントをグループ会社に集約

北海道での電力発電、販売事業を行う北海道電力と、電力自由化の一環として同社から分離した、北海道内の一般配電事業を行う北海道電力ネットワークでは、社員のOAPCとその他の業務用として、あわせて約10,000台の業務用PCを運用しています。

北海道電力株式会社
情報通信部
情報基盤グループリーダー
藤谷 泰樹 氏

北海道電力 情報通信部 情報基盤グループリーダー 藤谷泰樹氏は「電力産業は発電施設や送電施設をはじめとしてたくさんの設備を持つ設備産業ですが、電力自由化をはじめとする事業環境の変化に対応するため、可能な限り設備を持たないようにしてきました。このため、PCに関しては以前より積極的にレンタルを活用してきました」と語ります。
さらに同社では、働き方改革の推進や、新型コロナウイルス感染拡大を機にPC運用の効率化に取り組みます。
「これまで調達は当社が行い、運用管理はグループ会社のほくでん情報テクノロジーが行ってきましたが、人員の異動の都度、PCの調達やセットアップ、引き渡しが発生し、両社で煩雑な業務が発生することから、調達から運用までのライフサイクルマネジメントをすべてほくでん情報テクノロジーに集約し、PC-LCM (ライフサイクルマネジメント) サービスとして提供を受けることにしました」(藤谷氏)。

充実したサービスを持つ横河レンタ・リースをパートナーに選定

北海道電力株式会社
情報通信部
情報通信企画グループ
山崎 亨 氏

ほくでん情報テクノロジーではPC-LCMサービスを提供するにあたり、PCレンタルのパートナー選定を行いました。
ほくでん情報テクノロジー 情報技術部 情報システム計画グループ課長 田中大介氏は「複数のPCレンタル会社から情報をいただき選定を行いましたが、横河レンタ・リースからはレンタルだけにとどまらず、プロビジョニングをはじめとする運用負荷軽減の提案をもらいました。他社からはこのような提案はなく、頭一つ抜き出ておりパートナーとして選定した次第です」と語ります。

北海道電力 情報通信部 情報通信企画グループの山崎亨氏は「当社では横河レンタ・リースのUnifierをその前身の時代から利用しており、横河レンタ・リースのことはよく知っておりましたので、ほくでん情報テクノロジーの選択には何の異議もありませんでした」といいます。

調達の不安も、ベンダー側との綿密な調整で納期通りの納入を実現

ほくでん情報テクノロジー株式会社
情報技術部
情報システム計画グループ 課長
田中 大介 氏

最終的にPCの調達と保守サービスを横河レンタ・リース、導入時のセットアップをほくでん情報テクノロジーが行うという業務分担でPC-LCMサービスを開始、PCのリプレースを進めていきます。

田中氏は「6,000台のPCを1年でリプレースするという大規模な計画で、スケジュール通りに行えるのかが不安でした。しかし、横河レンタ・リースがPCベンダーと導入スケジュールにあわせ、綿密にPCの納品日程を調整していただいたおかげで安心することができました」と語ります。

導入機種の選定も要求仕様に基づいて横河レンタ・リースが行いましたが、それについて山崎氏は「今回はテレワークにも対応できるモバイルPC に統一するということで依頼しましたが、社内でも評判がよく、性能とコストバランスが取れた最適な機種を選定してもらえたという実感があります。従来は自分たちで選定していましたが、機種選定から任せられることで私たちが本業務に集中できるようになったという点も評価しています。 」

トラブル対応が迅速で、保守業務の負荷も大幅に軽減

サポート体制に関して田中氏は「これだけの台数となると初期不良もあるのですが、その対応までスムーズに対応してもらい、しっかりしたサポート体制に支えられているという印象を持っています」といいます。
また、山崎氏は「ほくでん情報テクノロジーとしっかりとしたパートナーシップを組んで対応いただいていると感じています。特に障害発生時の代替機手配は迅速で、故障機を現地から横河レンタ・リース様へ送付し対応いただけるなど体制に無駄がなく、非常に助かっています」と語ります。

北海道電力株式会社様 PC-LCMサービスの導入スキームと効果

レンタルならIT環境の変化にも柔軟に対応できる

事業環境の変化に対応するため、強力にDXを推進しているほくでんグループの今後について伺いますと、藤谷氏は「今回の全社員のモバイルPC化で、場所や時間を問わず安全に業務ができる環境が整いました。今後はIT環境の変化に伴い、PCからスマートデバイスや仮想デスクトップなど、それぞれの業務特性に合わせたソリューションが必要になりつつあります。また、発電施設の保守・運用の効率化のためにロボットやヘッドマウントディスプレーなどの高度な端末のニーズも高まっています。このような環境の変化にもレンタルなら柔軟に対応できるのが魅力です。すでに一部は横河レンタ・リースに支援いただいていますが、今後もパートナーとして、機器の調達や運用を通して当社事業をサポートいただければと思います」と語ってくださいました。

会社情報

会社名 北海道電力株式会社
所在地 北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地
資本金 1,142億9,100万円
社員数 2,567名 (2021年3月31日現在)
URL https://www.hepco.co.jp/

会社名 ほくでん情報テクノロジー株式会社
所在地 北海道札幌市中央区大通東3丁目4番地
e・i大通東ビル
社員数 411名 (2022年4月1日現在)
URL https://www.hokuden-it.co.jp/

・記載の会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
・記載事項は変更になる場合があります。

この事例の製品・ソリューション

製品および本事例に関するお問い合わせ

お気軽にお問い合わせください

ページの先頭に戻る