iOS13で過去最大の進化を遂げたCarPlayを最速レポート

作成日:2019/09/20

お役立ちコラム

iOS13で過去最大の進化を遂げたCarPlayを最速レポート

日頃は Windows 10 に関する情報発信を得意としている当社ですが、今回は Apple の iOS を特集させていただきます。
この記事を公開した当日深夜に発表された iOS13 は過去最大の CarPlay のアップデートが実施されました。
国内では世界で最も高性能な車載カーナビがあるため、そこまで普及はしていませんが海外メーカーでは車載モニターが CarPlay や Android Auto に対応していることが多くなってきました。
国内メーカーでは最近発売のトヨタ車やマツダ車他にも搭載されつつあります。

そもそもCarPlayとは?

iPhoneユーザー以外の方はそもそもCarPlayが何なのか?という所から疑問に思われるかと思いますので簡単にご紹介させていただきます。
車に搭載されているモニターにLightningケーブルを接続することで、車載モニター上から対応アプリを操作できる仕組みを指します。

運転中にスマートフォンに触れることなく、対応アプリを操作することが可能です。
また音声アシスタントのSiriなどを経由してアプリを立ち上げることや、天気予報を聞くことも可能です。
運転中でもSMS/iMessageの読み上げをたり、返信ができるなど便利な点を挙げると書ききれません。

進化ポイント

  1. 「 Hey Siri! 」で Siri の立ち上げが可能になりました。
  2. アプリのマルチ表示が可能になりました。
  3. スケジュール表示が可能になりました。
  4. 設定モードが追加されました。

進化のポイントをいくつかご紹介していきたいと思います。
※速報でお伝えしておりますので、使用していく中で他にも進化しているポイントはあるかもしれません。
iOS13の日本リリースから数時間後の記事となっておりますのでご了承ください。

従来はステアリングの発話スイッチを押すことで Siri を起動していましたが、今回のアップデートで「 Hey Siri!(ヘイ シリ!)」と車内で声を出すことで起動してくれます。
つい同乗者がいるときは恥ずかしく従来どおりスイッチを押してしまいそうですが、運転手以外もSiriを起動できるようになったことは大きな進化と言えます。

例えばカーナビアプリを使用している時に「音楽を変えたいなー」と思い Amazon Music を操作するには、アプリを起動する必要がありました。
今回は1つの画面上に複数のアプリをマルチ表示することができるようになりましたので、同乗者が音楽の操作中にカーナビの表示が消えて交差点を曲がりそびれてしまった。
なんてことを回避できるようになりました。
従来はアプリごとに画面が切り替わっていましたが、今回よりナビゲーションと音楽の同時表示が可能となりました。

CarPlayが自動車向けの機能として、より特化された印象を受けます。
ある程度大きめのボタン配置で運転中でも押したいボタンが直感的に分かるのも優れている点ではないでしょうか。

今まではCarPlay上では確認ができなかったスケジュールも表示できるようになりましたが、残念なのは当日のスケジュールしか表示できないことです。
せめて1週間分くらいの表示ができたら便利だなと感じました。
しかしスケジュールに開催場所の情報を入力しておくことで、瞬時にルート案内と連携できる点は優秀だと思います。

新たに基本機能項目として追加された設定画面では以下の設定ができるようになりました。

運転中の通知を最小限にとどめることや、外観モードを周囲の明るさに応じてダークモードへ切り替えすることが可能です。
ちなみに自動に設定した場合の、明るい時間帯の待ち受け画面は白を基調とした感じになります。

私も普段は音楽プレーヤーとして Amazon Music 、ナビゲーションアプリとしてカーナビタイムをメインに使っていますが、Apple 製 Map の進化や iOS13 へ進化したことによるサードパーティー製アプリの進化についても引き続きテストしていきたいと思います。
ハードウエアは変わらずとも中身が進化していく「モノからコトへ」がより身近に感じられるようになりました。
横河レンタ・リースも新しいIT端末の使い方「 DaaS(Device as a Service)」を通して、iOSの進化で感じるようなエクスペリエンスをお客さまへご提供できるように取り組んで参ります。

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執筆

原田 大輔 (横河レンタ・リース株式会社 マーケティング本部 CDセンター)

原田 大輔 (横河レンタ・リース株式会社 マーケティング本部 CDセンター)

Flex Work Placeをはじめとする、情報システム管理者の課題解消ソリューションのマーケティングを担当。
業界を問わず各社とコラボレーションした企画やウェビナーを多数開催している。
趣味の自動車好きが高じて、くるまマイスター検定1級を取得。
時間があれば近未来の水素/電気で刷新される自動車の未来について考えている。

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