最近話題のハイパーコンバージドインフラ その中でも HPE SimpliVity 380 って何がすごいの?

作成日:2019/06/24

お役立ちコラム

最近話題のハイパーコンバージドインフラ
その中でも HPE SimpliVity 380 って何がすごいの?

HPE SimpliVity 380

今回テーマとして挙げるのは、ハイパーコンバージドインフラ製品であるHPE SimpliVity 380、
この製品のいったい何がすごいのか?
製品の特長や活用シーンなどを踏まえて紹介します!

昨今、話題のハイパーコンバージドインフラはコンピューティングやストレージ、ネットワーク、サーバー仮想化を一つの筐体にまとめたものです。
一元管理できるコンバージドインフラと、「Software-Defined Data Center(SDDC)」の発想から生まれ、バックアップ用ソフトウエアやスナップショット機能、データの重複排除など、SDDCの特長であるハードウエアに依存しない側面を備えたインフラ環境の総称になります。

そのハイパーコンバージドインフラ製品の中で、最高評価の顧客満足度を獲得しているSimpliVity と、全世界販売台数No.1の HPE ProLiant DL380 が組み合わさり、2017年6月に日本でリリースされたのが HPE SimpliVity 380 です。
この HPE SimpliVity 380 は後発ではありますが、「 次世代ハイパーコンバージドインフラ 」の異名があります!

HPE SimpliVity 380 の特長は大きく3つ

  1. 難しいことを「シンプル」に ~秒速バックアップで全部バックアップ!~
  2. 仮想化運用を「シンプル」に ~vCenterで一括管理!~
  3. 複雑な環境を「シンプル」に ~まずは2ノードに集約してコンパクトに!~

それぞれを簡単に説明させていただきます。

1. 難しいことをシンプルに ~秒速バックアップで全部バックアップ!~

「圧縮」+「重複排除機能」と「バックアップ機能」を利用することで全自動バックアップ&リストアをシンプル、かつ超高速で行えます。
例えば、「圧縮」+「重複排除機能」は、サーバーのCPUを使わずに、従来の1,000倍の粒度で重複判定ができるストレージ処理専用チップ「SimpliVity ハードウエアアクセラレーター」が従来の常識を覆しました。
Tier1領域でも、平均60-70%のデータ削減効果を実現、CPUへの負荷も軽減されるため仮想マシンの集約率や安定性も向上できます。

そして、本格的なバックアップソフトウエアも標準搭載されているので、10TBを60秒で保存することができ、まさに秒速バックアップ!!
もちろんRTO、バックアップのリカバリも高機能です。
またバックアップによる性能劣化もなく、ディスク消費もわずかで済むため、バックアップ運用が大きく改善、シンプルになります。
例えば、仮想マシン1台ごとにSLAの定義は行わず「とりあえず全部バックアップする」といった運用も可能になります。

2.仮想化運用をシンプルに ~vCenterで一括管理!~

パブリッククラウドサービスのようなシンプルな仮想化運用をオンプレミスでも実現できます。
なぜなら、HPE SimpliVity 380 のすべての管理は VMware vCenter 純正ツールで可能だからです。
ストレージパフォーマンス監視や障害アラートもvCenterに統合できるので、仮想化環境の運用が非常にシンプルにできます。

さらに、最近では Microsoft System Center での管理も可能になりました。

3. 複雑な環境をシンプルに ~まずは2ノードに集約してコンパクトに!~

物理サーバーとストレージ、それらを組み合わせた複数のシステムを最小わずか4U(2U×2ノード)のスペースでシンプル&コンパクトに統合できます。
今までのコンバージドインフラや初期のハイパーコンバージドインフラでは、ストレージやWANの高速化装置、バックアップ関係の装置を1つの筐体にまとめることはできませんでした。
それが、次世代ハイパーコンバージドインフラ SimpliVity では最小2ノードのシンプル構成にまとめることができます

ストレージ高速化、バックアップ、WAN圧縮転送が標準搭載されているからこそ実現した高いサーバー集約率です。

続いては、次世代 HCI HPE SimpliVity 380 の優位性を実際の活用シーンからご紹介!

例えば、情報システムでサーバー、ストレージのハードウエアはもちろん、仮想化ツール、OSまで少人数で運用、管理されていることってありますよね。
そんなとき、下記のお悩みはあてはまりませんか?

  • サーバーの運用、管理用の画面が複数あって覚える操作も多くて大変
  • 朝出社したらバックアップが終わっていない。何かあったらどうしよう
  • 仮想統合化したら思った以上に利用率が高くなってリソースが不足。でも増設するのは大変

こんなときにも役立つのがHPE SimpliVity 380 です!

  • サーバーの運用、管理用の画面が複数あって覚える操作も多くて大変
    →サーバーの運用はvCenterで一括管理!
  • 朝出社したらバックアップが終わっていない。何かあったらどうしよう
    →秒速バックアップで問題なし!万が一のときでも1TBあたり約60秒でリストアできます!!
  • 仮想統合化したら思った以上に利用率が高くなってリソースが不足。でも増設するのは大変
    →ノード追加は無停止状態でも可能。CPUやメモリのみが不足している状況であれば通常の汎用サーバーでの増設だって可能です。
    更に世代の異なったノードでも増設できるので、古いサーバーと入れ替えなども簡単にできます。

他にも、VDI(仮想デスクトップ)や、DR(ディザスターリカバリー:災害復旧)などにも有効に利用できる HPE SimpliVity 380 は、サーバーの仮想統合はもちろん、デスクトップの仮想化、またバックアップにDR、それらの運用も「シンプル」に実現するので、現在、大変注目度の高い製品です!

製品だけでなく活用していくうえで少しでもお役にたてる当社サービスもご紹介しています。

また、HPE SimpliVity 380 にご興味をお持ちで、まずは一度試しに利用してみたいという方は、当社であればレンタルでのお貸し出しも可能です。
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