今更ですが、HPE ProLiant サーバーってどんなサーバー?

作成日:2019/08/19
更新日:2021/06/02

お役立ちコラム

今更ですが、HPE ProLiant サーバーってどんなサーバー?

日本ヒューレット・パッカード合同会社(以下、「HPE」という)が提供するサーバー、
その代表ともいえる製品がHPE ProLiant サーバーです。

まずは簡単にその歴史から振り返ります。

1989年

現在のProLiantの前身である世界初のx86 サーバー Compaq System Pro が発売

1993年

業界初のラックサーバー Compaq ProLiant 4000 が発売

2002年

HP ProLiant BL p-Class が発売 このときからCompaqではなくHPの名前になりました。

2003年

HP ProLiant DL145 が発売し、高性能な1U/2ソケットサーバーとして好評を得ました。

2005年

HP ProLiant DL380 G3 が発売開始、管理プロセッサーHP Integrated Lights-Out(iLO)が標準搭載され、さらに冗長化電源、ホットプラグ対応PCI-Xスロットなどもあり、管理性と信頼性が向上しました。

2012年

HP ProLiant Gen8 が発売
新開発の「HP Integrated Lights-Out 4(iLO 4)」で自動セットアップ、エージェントレス管理、
アクティブヘルスシステム、自動通報などの多くの機能を実装した“自働サーバー”としてお客さまから好評を得ました。

2017年

HPE ProLiant Gen10 が発売
HPE独自開発のシリコンチップHPE Integrated Lights-Out 5(iLO 5)が搭載され、
サーバーセキュリティーの基準を示す「世界標準の安心サーバー」として今に至ります。

このお客さまに永く親しまれ、高評価をいただいてきた HPE ProLiant サーバーの最新モデルである HPE ProLiant Gen10 について少し詳しく説明します。

HPEが掲げるHPE ProLiant Gen10 の特徴は大きく3つ

  1. Security:ビジネスとデータを保護する
  2. Agility:ビジネス成果を生み出す
  3. Economic control:使う分だけ支払う

1.Security セキュリティー:ビジネスとデータを保護する

HPE ProLiant Gen10は改ざんの検知・復旧までお客さまを保護します。
※Secure Compute Lifecycle

HPE ProLiant Gen10 は今までUEFI BIOSレベルで認証していたセキュリティー対策を、iLO 5が起点となりシステムファームウエアレベルまで改ざんがないことを認証できます。
HPEいわく、Silicon Root of Trust→シリコンレベルの信頼性と呼んでいます。

また、iLO 5がファームウエアの改ざんを検知した場合、オンラインで復旧ができるのも特徴となります。
このように、iLOがもともと持っていた、リモート操作はもちろん、サーバー導入から解析まで、ライフサイクル全般をカバーし、セキュリティー強化を重視したのがiLO 5で、HPE ProLiant Gen10 の大きな特徴となります。

続きまして、

2.Agility アジリティー:ビジネス成果を生み出す

この特徴の一つが、HPE ProLiant Gen10 はメモリテクノロジーをリードし、高速処理を実現しているところです。

具体的には、HPE Scalable Persistent Memoryという、高密度メモリまたは高速ストレージとして使用可能なメモリソリューションで、不揮発性のApp Directモードと、揮発性のメモリモード、そしてそれらを併せたミックスモードの3種で動作できます。

HPE Scalable Persistent Memory を、App Directモードは「超高速なストレージ」として利用することができ、メモリモードは「大容量、かつ、低コストなメモリ」として利用、そしてミックスモードは一部を揮発性メモリとして、残りを不揮発性メモリとして機能させることができます。
 
そして最後に、

3.Economic control:使う分だけ支払う

このHPE ProLiant Gen10 の特徴の最後 Economic control、その従量制課金の消費ソリューションである HPE GreenLake というサービスが今、注目されています。

オンプレミスの制御性を維持しながらパブリッククラウドの利点を獲得できるというサービスで、毎月利用量を自動で測定、ユーザーは基本料金とその月利用した分をお支払いいただくサービスです。
オンプレミスで導入しているITリソースをHPEの専用ポータルで可視化することで、不足が予想されるリソースを予備バッファとして補充もでき、増強のリクエストにも即座に対応が可能になります。

毎月の支払いは基本料金+使った分だけの従量課金

この新しいサービス、皆さま一度ご検討されてみてはいかがでしょうか?
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