ITインフラをリプレースするなら、最新のテクノロジーを利用しませんか

作成日:2020/06/01
更新日:2022/01/18

お役立ちコラム

ITインフラをリプレースするなら、最新のテクノロジーを利用しませんか
~安定稼働はもちろん、新機能がもたらすメリットに注目~

サーバーやストレージなど、ITインフラは5年をめどにリプレースするのが一般的です。
ITインフラは安定稼働がもっとも重要ですから、使い慣れた今のシステムの後継品を同じ構成でリプレースするのが第一候補となるのは当然です。
その一方でDX(デジタル・トランスフォーメーション)が声高に叫ばれる今、「これまで通り」のITインフラではDXに対応できない可能性があります。
リプレースといえども企業にとっては投資になるわけですから、同じ投資であれば新たな効果も目指すべきです。
そこで、昨今のITインフラ動向から、リスクや負担を軽減して最新の機器を活用するシステム基盤はいかがでしょうか。
その安定的なシステムをサポート、活用するためのヒントを紹介します。

ITインフラは手がかかるもの? それは過去の常識になりつつあります。

この5年、10年でサーバーやストレージ、ネットワーク機器は、運用管理機能が大きく進化し、管理者の負担が大きく軽減しました。
例えばサーバーは、ハードウエアの高性能化と共に仮想化技術が進化して、システム全体が安定しました。
個別の物理サーバーから、仮想サーバーへ移行する企業も少なくありません。

5年ほど前に仮想化基盤を構築するにはサーバー、SAN(Storage Area Network)、ストレージシステムで構成する、いわゆる3Tier構成が一般的でした。
この3Tier構成は、仮想化基盤として稼働してしまえば安定稼働するのですが、3つの機器の設定に手間がかかったり、それぞれの機器の運用管理ノウハウが必要だったり、能力や容量が足りなくなった時の拡張に手間もコストも掛かるという課題がありました。

このような課題を受けて登場したのが HCI(ハイパーコンバージドインフラ)です。
HCI は比較的小型のサーバーとストレージを1台にまとめたハードウエアです。
最初から仮想化システムまで導入し、動作確認したシステムです。特筆すべきは拡張が必要なときに新たなHCIを導入してネットワークに接続し、簡単な操作だけで仮想化基盤が拡張できます。
また、複数の HCI も一つの管理画面で管理が可能です。
障害発生時、障害が発生したHCIで動いていた仮想サーバーを別の HCI に移して業務の継続ができます。
その後、障害の発生したHCIを切り離し、ハードウエアを入れ替えるだけで、簡単に障害復旧ができます。

変革の時代だからこそ、楽は正義。新時代の運用管理

ITインフラはHCIだけでなく、ネットワーク機器の世界にも SDN(ソフトウエア定義ネットワーク)のように、設定や構築が柔軟かつ容易に変更や拡張ができるシステムが増えています。
これまで面倒だった設定や変更が簡単に行えるようになって、運用が楽になりました。
自動車で言えばマニュアル車からオートマチック車になったイメージです。
プロのドライバーが運転するバスやタクシー、トラックがマニュアルからオートマチックに移行していったように、ITインフラの世界にもオートマチック化が進んでいます。

オートマチック化の結果、構築・運用・管理の効率は上がり、管理者の負担は軽減されました。
その分、時間的なゆとりもできました。
その時間を、DXを始めとするIT戦略立案に利用できます。

また、これらの新しいIT機器・システムはフェイルオーバーなど、可用性を上げる仕組みがパーツレベルでも備わっています。
つまり一つのトラブルがあっても、システム全体を止めることなく動き続けます。
このように、新たな機器を積極的に活用することで管理者もエンドユーザーも得られるメリットは大きくなります。

新しいものは不安定では? 学習コストを考えると…
サポートを外部に依頼するのも一つの手段

「リリースしたばかりのシステムは安定性に不安が」「新しい技術や使い方を学び直すゆとりはない」という管理者の声をお聞きします。
さらに「パフォーマンスが上がってユーザーにはメリットがありますが、管理者の負担が増えるのでは」と心配する管理者もいます。

確かに慣れないシステムの運用は不安です。
では、思い切って保守・運用をアウトソーシングしてはいかがでしょうか。
社外のリソースでも実行可能な業務はアウトソーシングして、IT部門を業務改善の仕事に集中させ、改革のスピードを上げる体制作りも可能です。

企業のITにかかわる運用・保守・サポート業務を一元的に受け付け、トータルで支援を行うサービスも登場しています。
このようなサービスを活用し、運用の負担を減らしつつ、新しいハードウエア、システムの恩恵を受けてみてはいかがでしょうか。

まずは情報収集から

まずは最新機器やソフトウエアの情報を集めてみましょう。
自社の課題が解決できそうな製品の活用方法を検討してみてください。
一度にすべてのインフラを最新にする必要はありません。導入メリットが大きいところから始めましょう。

横河レンタ・リースでは、このような機器やサービスの選定の相談にも対応します。
また、導入後のサポートサービスも提供します。
ぜひお気軽に相談ください。

当社サービスのご案内

横河レンタ・リースでは、ハイブリッドIT環境においてどこでもサーバー管理ができるデジタルタッチポイントサービス「 Yellow Dash Support 」を展開しています。
このサービスではITインフラに関する情報を一元管理する Yellow Dash 構成管理も提供しています。

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