Microsoft 365 クラウド上のデータとそのバックアップ
2022年06月27日
Microsoft 365 クラウド上のデータとそのバックアップ Microsoft 365 のクラウド上のデータとそのバックアップについてご案内します。
クラウド上のデータの保存場所
Microsoft 365 のクラウドサービスで保存しているデータの保存場所については以下の手順にて確認することができます。
クラウド上のデータの保存場所確認方法
以下の手順にて、保存先のリージョン(国名)を確認することができます。
- Microsoft 365 管理者センターにサインインし、[設定] → [組織の設定] → [組織プロファイル] に移動します。
※以下のリンクをクリックいただく事で、[組織プロファイル]画面に移動します。
https://go.microsoft.com/fwlink/p/?linkid=2067339 - [組織プロファイル] 画面内の、[データの場所] に移動します。
- テナント固有のデータの場所情報(国名)が表示されますので、ご確認ください。
詳細は以下の公開情報をご参照ください。
公開情報
SharePoint と OneDrive のバックアップ
SharePoint Online および OneDrive for Business のデータは以下の様にバックアップされています。
- バックアップ頻度
SharePoint Online および OneDrive for Business のデータは、1日に 2回 (12時間ごと) バックアップが実行されています。
- バックアップのデータ保存先
SharePoint Online および OneDrive for Business を含む Microsoft 365 のデータは、システム障害や地域災害からデータを守るために、常時お客さまのデータを複製し少なくとも2か所のデータセンターに保管し冗長化を図っています。
データセンターの正確な場所や数は開示されておりませんが、日本では東京と大阪の2箇所に設置しているほか、世界中の各データセンターと連携しミラーリングしている状態でお客さまにサービスを提供しています。
- どのくらい過去のバックアップまで遡って復元可能か
SharePoint Online の観点では、ユーザー操作によりアイテムが削除された場合、サイトの "ごみ箱" より 93日以内であれば復元することが可能です。
なお、93日が経過する前にユーザー操作により "第2段階のごみ箱" からアイテムを完全に削除した場合には、復元ができない動作となりますのでご留意ください。
また、ファイルの復元の観点では、ファイルの "バージョン履歴" に表示される日時のバージョンに復元することが可能です。
各種公開情報
詳細につきましては、以下の PDF資料、ならびに公開情報をご確認ください。
公開情報
これで解決!Office 365 導入のススメ BCP & コンプライアンス対策 編
※ドキュメントのダウンロードが可能です。
~~抜粋~~
1. 災害時の事業継続の悩みを解決!
社内サーバーはもはや不要。
データはすべてマイクロソフトが運用する日本のデータセンターに保存され、自動バックアップされているので、サーバーの故障でデータが失われる心配もありません。
面倒なバックアップ運用も不要になります。
これにより万が一の災害時でも、安心して業務を継続することができます。
中略
Q.4 SharePoint Online ではデータはどのようにバックアップされていますか?
SharePoint Online でご提供させていただいているデータ保護サービスでは、データの損失を防ぐため自動的に各サイトのデータのバックアップを取得しております。
データのバックアップは1日に2回実行され (12時間ごと)、そのバックアップデータは14日間保持されます。
万一障害発生などでサイトコレクション内のデータの復元が必要となった場合には、14日前までの状態までにデータを戻す事が可能ですが、作業完了には数日ほどお時間を要しますため、前日のバックアップデータにすぐ復元するということは難しい状態です。
恐縮ではございますが、あらかじめのご了承をお願いいたします。
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