井村屋グループ株式会社さま 導入事例

井村屋グループでは、社内で使われるPC運用の負担軽減を目的としてPCレンタルを活用。
PC運用に携わる工数を1/3に削減しました。

菓子・食品製造業の井村屋グループでは、グループ全体で使用する約600台のPCを横河レンタ・リースのPCレンタルサービスで調達。

PCの保守にかかるコストや工数をアウトソーシングすることで、業務工数を大幅に削減、他の業務に割く時間を作り出すことができました。

また、Windows 10 へのリプレースにあたり、キッティングサービスを活用し、リプレース作業を円滑に進めることができました。

評価ポイント

3人のシステム部員で約600台のPCを保守・運用・管理

「中華まん」や「あずきバー」などの菓子・食品を多く製造・販売する井村屋株式会社を中心とした井村屋グループは、三重県津市にグループの本社・工場を置くほか、中京地区に3つの製造拠点、さらに全国に6つの営業拠点を持っています。これらグループ内で使われている約600台のPCの保守・運用・管理はグループの持株会社である井村屋グループ株式会社のシステム部で一括して行っています。

井村屋グループ株式会社
システム部 部長
岡田 孝平 氏

 システム部 部長 岡田孝平氏は「従来はリースでPCを調達していましたが、保守・運用の面で課題を抱えていました。システム部8人のうち、PCや基幹システムの保守・管理は3人で担っています。

 少人数、かつ兼任でPCの管理を行っているため、管理対象となっているPCの台数の多さから、特に保守面での課題がありました。

 PCが故障した場合、一度システム部に引き上げ、データのバックアップを取った上でメーカーに修理に出し、修理後はデータのリカバリーを実行してから、ユーザーに戻すというプロセス対応をしていたため、所要時間が掛かる上に、システム部の担当者の負担も大きいものとなっていました」。

レンタル料金の範囲内での幅広い保守サービスに

 このような課題を背景に、PCの調達・運用形態などの見直しを行っていたところ、PCレンタルの保守面でのメリットを知り、レンタル移行を検討しました。

 「従来はリースでPCを調達していましたが、先ほど述べた保守の問題がありました。社内でもノートPCを使っているのですが、鉛筆やペンなどを置いたまま、液晶画面を畳んでしまい、液晶を割ってしまったというケースもたまに起きます。リースではこのような場合、修理は有償となりますが、レンタルでは故障した場合に代品と交換してもらえる上、動産総合保険に加入しているため液晶破損やPC水没などの修理についてもカバーしてもらえる、保守費用面でのメリットが大きい点に魅力を感じました。また、導入時にキッティングを行った上で納入されるということで、修理対応時やPCリプレース時の負担軽減にもつながる点もメリットが大きいと判断しました。費用面ではリースと遜色がないため、レンタルに移行することを決定しました」(岡田氏)。

 レンタル会社を選定する際に数社検討されたそうですが、「日ごろからお付き合いしている会社から、横河レンタ・リースのサービスを利用し満足していると勧められたので、直接お会いし、当社の要望を伝えたところ、条件に合う形で提案をいただけたので、発注することにしました」(岡田氏)。

導入・保守のアウトソーシングで担当者の業務負担の軽減を実現

このような過程を経て、同社では2016年から順次リースアップしたPCをレンタルPCに置き換えていきました。

井村屋グループ株式会社
システム部 課長
伊藤 健司 氏

 システム部 課長 伊藤健司氏は「レンタルを導入するにあたって、いかにリプレース時の、ユーザーとシステム部の負担を減らせるか、という点に苦労しました」と語ります。
「これまでリプレース時には、システム部の担当者がセットアップしたPCを各拠点に送っていましたが、レンタルPCでは横河レンタ・リースでキッティングを行い、各拠点に直送するように変更しました。こうすることでシステム部の負担を大幅に軽減できました。

 また、横河レンタ・リースに専用の箱を用意してもらい、10台以上のPCを送る場合は、この専用箱を使っています。各拠点での開梱が楽なので大幅に作業負担を減らすことができました」。

 さらに同社ではクラウドストレージサービスの「Box」を導入し、リプレース時のファイル移動を軽減しています。

 「Boxは、全社情報共有の基盤として導入したものですが、PC内のファイルを常にBoxに置くことによって、リプレース時にもPC間でファイルコピーを行う必要がなくなり、時間短縮が可能になりました」(伊藤氏)。

 実際にPC管理を行っているシステム部 主任 山崎光一氏は「レンタル化で、故障時の取り扱いも楽になりました。故障したPCは拠点から直接、横河レンタ・リースに返却して、システム部には送った連絡だけ入れてもらうように整備している途中ですが、現状でもかなり手離れが良くなり、他の業務に多く時間を割けるようになりました」。

細かなニーズに応えてくれる横河レンタ・リース

 2020年1月の Windows 7 サポート終了前に、同社ではPCの大量入れ替えを進めています。伊藤氏は「このリプレースに合わせて、ユーザーに希望を聞いたところ、特に外回りの多い営業から、軽いB5サイズノートPCの需要が高いことが分かりました。また生産性向上の観点から、すべてSSDモデルにしたいという私たちの意向もありました。このタイプのPCは価格が高めで、さらにSSDはコスト増の要因でもありますが、横河レンタ・リースに要望を伝えたところ、コストバランスがよく、供給も安定している機種を選定してくれました。その上、管理用のシールの貼り付けや、のぞき見防止用の画面フィルムのセッティングなどにも対応してもらい、PC調達のアウトソーシング化が一段と進んだと感じています」。

 同社ではレンタル期間を4年としています。「近年の急激なPCの高性能化や Windows 10 の定期的・継続的なアップデートを考慮すると、従来の5年というライフサイクルはPCには合わなくなってきているのではないかと考えています。現状は4年ですが、今後は3年というライフサイクルも視野に入れています。レンタルであれば、ライフサイクルの変化にも柔軟に対応できるので、まさに現在のPC環境に最適な調達方法だと考えています」(岡田氏)。

 横河レンタ・リースの Windows 10 への対応力の高さも評価されています。「 Windows 10 ではクローニングの仕様が大幅に変わったこともあり、当初はマスターづくりや検証にかなり苦労していましたが、横河レンタ・リースが最後までしっかりとサポートしてくれたので、今では失敗もほぼなくなりました。この点でも大いに助けられています」(山崎氏)。

PC運用のさらなるアウトソーシングと他の機器のレンタルに期待

井村屋グループ株式会社
システム部 主任
山崎 光一 氏

 今後は一層PC管理のアウトソーシングを推し進めていきたいと話されました。「 Windows 10 ではクローニングよりもプロビジョニングのほうがより確実に行えるため、導入を検討しています。横河レンタ・リースはこのあたりのノウハウを持っているということで期待しています。またOS、ソフトウエアのアップデート工数や負荷を軽減するために、Flex Work Place Unifier Castの導入も検討しているところです」(山崎氏)。

「レンタル活用の幅を広げることも視野に入れています。例えば会議室に設置しているプロジェクターや大型モニター、製造現場で使うタッチパネルなどです。またインターネットTV会議システムに最適なハードウエア一式をレンタルで提供してくれるサービスがあれば、ぜひ使ってみたいと思います」(伊藤氏)。

「当社でもテレワークの実験や、基幹システムのWebベース化など、働き方改革につながる施策の推進が始まっています。大きな変化の中で、レンタルの柔軟性の高さをPCで実感できたので、その他の機器などでもレンタルで活用できるのであれば、積極的に取り入れていきたいと考えています」(岡田氏)。

 横河レンタ・リースではPCレンタルや付帯サービスの提供を通じて、井村屋グループのさらなる業務効率化・生産性向上を支援していきます。

会社情報

会社名 井村屋グループ株式会社
所在地 三重県津市高茶屋七丁目1番1号
資本金 25億7,653万円
社員数 46名(単体)/923名(グループ全体)
(2018年3月31日現在)
URL https://www.imuraya-group.com/

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