総合商研株式会社 さま 導入事例

常時800台、ピーク時には1500台に上る業務用PCの管理を
Simplit Manager™ で一元化。
棚卸しの短期間化と精度向上を実現し、余剰PCの整理にも貢献。

北海道・札幌に本社を置き、全国を営業エリアに商業印刷や年賀状印刷を中心とした販売促進支援業務を行う総合商研株式会社さま。

同社では10年以上にわたり、社内のほぼ100%の業務用PCをレンタルで調達。
さらに、季節業務である年賀状印刷業務向けのPCも短期レンタルで定期的に利用しています。

ピーク時には1500台程度まで増加するPCの資産管理に横河レンタ・リースのクラウド型IT資産管理ツール Simplit Manager™ を導入。
ユーザーサポート時の対応時間短縮や棚卸し期間の短縮と精度向上を実現しています。

評価ポイント

10年にわたりレンタルでPCを調達 管理コスト削減と、生産性向上を実現

チラシやカタログなどの商業印刷や年賀状印刷、さらには商品のパッケージデザインや自社発行のフリーペーパーなど、印刷を軸にさまざまな販売促進に関わる業務を手掛ける総合商研株式会社さま。
同社では本社を始めとして、全国に広がる14の拠点で使われる業務用PCを10年ほど前よりレンタルで調達。
現在では社内で使われるPCのほぼ100%レンタル調達によるものになっています。

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総合商研株式会社
年賀事業本部 ITS事業部
係長 鈴木 拓真 氏

同社における情報システム部門である 年賀事業本部 ITS事業部の係長 鈴木拓真氏 は「社内では常時700~800台のPCを使用していますが、これらの大部分は36カ月契約でレンタル調達し運用しています。さらに、年賀状印刷業務を行う毎年8月から12月にかけては短期レンタルで同じ台数程度のPCを当期分で選定・調達して業務にあてています」と語ります。

レンタルのメリットについて鈴木氏に伺うと「一つには固定資産の管理コストを軽くできることです。また、社員には業務効率を上げるためにもできるだけ新しいPCを使用してほしいと考えており、36カ月で入れ替えができるレンタルが最適だと考えています」と語ります。

また、同ITS部で主にPC運用業務行っている主任の曽我大介氏は「現在、社内ではほぼノートPCを使っていますが、ノートPCのバッテリーは消耗品扱いで交換ができないことから、バッテリーの寿命を考えると36カ月がギリギリの期間ではないかと考えています」と語る一方で、「故障時の対応は非常に楽です。PC故障時、購入やリースの場合、保証期間を確認や、メーカーへの修理手配、代替機の準備などを自分たちでやらなくてはなりません。メーカーのコールセンターはなかなかつながらないことも多く、時間を取られることも多いのですが、レンタルであればレンタル会社の窓口に連絡するだけで代替機の手配までやってもらえるので非常に楽に対応ができることは大きなメリットだと思います」と語ります。

高コストだった従来のIT資産管理ツール 機能十分で無料で使える Simplit Manager™ に移行

管理対象のPC台数も多いことから、同社では以前よりIT資産管理ツールを導入していましたが、特に金銭コスト面で課題があったといいます。
鈴木氏は「オンプレミスタイプのパッケージソフトを使っていましたが、導入時の初期コストで1400万円、さらにサーバーのレンタル費を考えると年間数百万円程度のコストが掛かっていました。が、その機能を十分活用しているとは言いがたい状態でした。そこで、リプレース期限が迫ってきたタイミングで、このIT資産管理ツールの見直しを行いました」といいます。

「実はSimplit Manager™自体は2018年から使い始めていたのですが、レンタルPCの管理程度にしか使っていませんでした、そこでこの見直しのタイミングで改めて Simplit Manager™ の機能や使い勝手について調べたところ、無料にもかかわらずわたしたちがやりたいことが実現できることがわかり、本格的に使い始めることにしました」(鈴木氏)

インベントリ情報の活用でサポート時間を大幅に短縮

総合商研株式会社
年賀事業本部 ITS事業部
主任 曽我 大介 氏

Simplit Manager™ 本格採用の理由の一つに、インベントリ情報が社内のPCサポートに活用できるめどが立ったことであると曽我氏はいいます。
「常にPCではSimplit Manager™を開いていまして、業務用の携帯電話に問い合わせがくると表示される社員の名前から、すぐにSimplit Manager™で検索をかけてユーザーのPCインベントリ情報を確認します。以前であれば、問い合わせが来てからユーザーに状況を確認したり、情報収集していたので、対応開始まで少なくとも最低5分程度かかっていましたが、今では30秒から1分で確認できるので、ユーザーをまたせることなく対応ができるようになりました。問い合わせは多いときで日に14~5件くることもあり、以前は残業になることもありましたが、今ではほとんどなくなり、効率化を実感しています」(曽我氏)。

棚卸しの精度が向上し、期間も短縮 余剰PCの発見も

Simplit Manager™導入の効果としてもう一つ顕著だったのは棚卸しだったといいます。
近年、コーポレート・ガバナンスの強化に伴い、資産管理の厳格化が進んでいますが、同社も同様に棚卸し強化とコストの見える化推進を経営層より指示されたといいます。

以前は棚卸しの管理にExcelの台帳を使っていましたが、鈴木氏に Simplit Manager™ 導入前後での棚卸し業務を比較していただくと「導入前に実施した棚卸しでは、3週間の期間を設け、各部門にリストを渡してPCの所在確認を依頼しましたが、3週間経過しても回答が集まりきらず、催促を行った結果、最終的にはつじつま合わせが疑われる部署も正直ありました」といいます。
「導入後はSimplit Manager™の台帳に記載されているユーザーである各個人に確認を依頼しました。すると約2週間でほぼ確認ができました。各個人に確認することにより、確実性の高い回答が得られています。さらにはとある部署で申請にしたがって提供した、まとまった数のPCが、開梱されずに放置されていたことが判明しました。開梱されていないことが判明したのは、ネットワークに接続してインベントリ情報を確認したら、提供時からアップデートされていないことが明らかになったからです」と語ります。

「棚卸しは企業にとって必要な業務ですが、決して生産性の高い業務ではありません。それが Simplit Manager™ の導入により大幅に効率化し、かつ精度を上げることができ、さらに不要な資産の発見までできたというのは、コストの可視化、管理精度アップの観点でも導入効果が大きいと感じています」(鈴木氏)

DXを推進し、紙中心の業務を変えていく

横河レンタ・リースの対応について伺うと「レンタルPCの対応でも、いつも素早い対応で助かっていますが、特に Simplit Manager™ で棚卸しを行う際には、機能の展開事例を主としたノウハウをいろいろと教えていただきました。棚卸しはどこの企業でもやっていることで、特に秘密にすることでもないと思いますが、意外とそのノウハウは共有されていません。このような面までサポートいただけて大変助かっています」(鈴木氏)

IT施策について今後の展望について鈴木氏に伺うと「現場業務も多いことから、まだまだ紙ベースで業務が動いています。今後はデジタル化、自動化を進めて業務の効率化を進める、いわゆるDXを推進していきたいと考えています。当部は社内のIT、DX推進の立場でもありますので、積極的に技術のキャッチアップを行って展開していきたいと考えています。これを踏まえて、横河レンタ・リースには、業務効率化のためのさまざまなソリューションの提案や、技術などの情報提供などをこれからも引き続き行っていただきたいと思います」と語ってくださいました。

会社情報

会社名 総合商研株式会社
所在地 北海道札幌市東区東苗穂2条3丁目4-48
資本金 158.6億円 (連結) (2023年7月)
社員数 380名 (連結) (2023年7月末現在)
URL https://www.shouken.co.jp/company/location/sapporo/

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