障害からもデータ漏えいからも守るデータレスPC™とは

作成日:2020/01/17

お役立ちコラム

障害からもデータ漏えいからも守るデータレスPC™とは

PC内からユーザーデータを退避させるデータレスPC

働き方改革の推進にともない、「いつでも、どこでも働ける環境づくり」を進める企業が増えています。
当社のレンタルPCの動向を見ても、この数年でデスクトップPCからノートPCへ、さらにモバイルPCへのシフトが進んでおり、PCを社内・外問わずに持ち運んで使う利用形態が主流になっています。

モバイルPCの導入は、生産性の向上が期待できる一方で、社外にPCを持ち出すことにより、PC内のデータが流出するリスクを高める原因にもなります。
このため、ディスクの暗号化やVDIの導入など、さまざまな情報漏えい対策ソリューションが出てきていますが、使い勝手やコストの面がハードルとなって、導入をためらってしまう例も少なくありません。

横河レンタ・リースでは、このような課題を解決するため、PCのローカルディスクにデータを保存しない「データレスPC™」を実現するFlex Work Place Passage/Flex Work Place Passage Drive(以下、Passage/Passage Drive)を提供してします。

Passage/Passage DriveはこれまでのWindowsと変わらないファイル操作で、ユーザーデータをファイルサーバーやクラウドストレージのOneDrive for Business(以下、OneDrive)に自動的に保存します。Passage/Passage Driveはこの仕組みによりユーザーデータを漏れなく外部ストレージに保存します。
さらに導入コストはVDIより大幅に削減でき、月額定額制で利用しやすいサービスです。

レンタルPCとも親和性の高いデータレスPC

実はレンタルPCをデータレスPC化して使うと、運用管理の効率を高めることができます。

PCのリプレース時に、大量のデータがPC内のローカルディスクに保存されていると、その移動だけで数時間から丸一日かかってしまいますが、データレスPCならPC内のローカルディスクにデータは全くありませんので、データ移行にかかる時間はほぼゼロです。
特に一度に大量のPCをリプレースする場合などは、大幅な時間節約になります。

また、PCの故障時にもデータレスPCは大きな力を発揮します。
レンタルPCを利用すると、故障時にはすぐ代替機を手配し、発送するサービスがありますが、故障によりPC内のデータが取り出せなくなってしまった場合、その復旧にどれほど手間がかかるでしょうか。

時間と費用をかけても復旧しない場合もあります。
確実な復旧にはローカルディスクのバックアップがとってあれば可能ですが、それもバックアップが残っている時点までのデータが戻ってくるだけですし、もし、バックアップがとられていなければ、そのデータは戻ってきません。
多くの企業ではPCのローカルディスクのバックアップは取られていませんし、作業中のファイルがローカルディスクにあった場合は緊急度も上がってしまいます。

しかし、当社のデータレスPCなら、データはサーバーもしくはOneDriveに存在しているため、代替機が届いてすぐに業務を継続することが可能です。
特にモバイルPCは持ち歩くこともあり、破損のリスクが高まるため、この点においてもデータレスPCはデータの保全に有効です。

このように、レンタルPCとデータレスPCの組み合わせにより、ユーザーの生産性向上とともに、当社からの代替PCをエンドユーザーに直送して障害対応をし、PC運用・管理業務の効率化を高めている事例も出てきています。

短期間化するPCライフサイクルを見越して

当社のPCレンタル期間は短くなる傾向にあり、市場でもPCのライフサイクルは短くなっていくと予想しています。
さらにDaaS(Device as a Service:機器とソリューションのサービス化)などの普及により、PCライフサイクルは短くなっていきます。
入れ替えのたびに発生するデータ移行の負荷を考えますと、データレスPCは管理者にもユーザーにも有効なソリューションです。

「VDI は◯◯だった。」データレスPC™ を導入されたお客さま事例

セキュリティー対策としての VDI や DaaS が注目度が高い中、導入コストや構築・運用での負荷が課題で採用が難しい企業も多くいらっしゃいます。
VDI を検討していたお客さまがなぜ当社のデータレスPCの採用に至ったか?セキュリティーレベルやパフォーマンスはどうなのか?
実際に導入し利用されている企業さまの声を事例集としてまとめましたのでご覧ください。

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